ロードバイク用ローラー台の種類
ローラー台には、主に4つの種類があります。ここでは、それぞれの特徴やメリット・デメリットを紹介します。
固定式ローラー台
後輪をローラー台に固定して使用するタイプで、設置も簡単です。固定されているので転倒リスクは低いものの、タイヤが摩耗しやすいのがデメリット。立ち漕ぎや激しい走行には、対応していない場合があるので注意してください。
ダイレクトドライブ式ローラー台
後輪を外して、ギアをローラー台に固定して使用します。走る音が静かで、タイヤの摩耗がないのがうれしいところ。ただし、固定式ローラー台よりも、価格が高めなのがデメリットといえます。
3本ローラー台
台の上にロードバイクをセットするタイプ。実際に走っている感覚を味わえます。ただし、車体が固定されておらず、自分でバランスをとる必要があるので、初めての人には難易度が高め。走行時の音も、ほかのタイプより気になるかもしれません。
ハイブリッドローラー台
固定式と3本ローラー台の両方のメリットをもつのが、ハイブリッド式ローラー台です。前輪を外してフロントフォークを固定し、ローラー台の上に後輪を設置して使います。
3本ローラー台のような実走感にプラスして、安定感があるのがポイント。軽量で持ち運びしやすいのですが、ほかのローラー台よりも選択肢は少ないでしょう。
ロードバイク用ローラー台を選ぶポイントは4つ
ローラー台を選ぶときは、以下の4つのポイントをチェックしましょう。
- 設置場所で選ぶ
- 固定方法で選ぶ
- 静音性で選ぶ
- 機能性で選ぶ
ひとつずつ説明しますので、参考にしてください。
①設置場所で選ぶ
ローラー台を設置するなら、ロードバイクの全長分以上のスペースが必要です。室内のどこに置くか、考えてから選びましょう。
たとえば、重量のあるローラー台は、重くて持ち運びには不向きなため、常設がおすすめ。折りたたみ式や軽量モデルは、コンパクトで持ち運びやすいので、使うときだけ設置するとよいでしょう。使用する頻度にあわせて選ぶのもポイントです。
②固定方法で選ぶ
設置場所が決まったら、車体の固定方法を選びましょう。ローラー台を初めて使用する場合は、後輪または前輪だけを固定するタイプがベスト。また、車体を固定しないタイプ(3本ローラー台)は、自転車をセットするだけなので手間がかかりません。
③静音性で選ぶ
ロードバイクを漕いだときの音や、振動の大きさも考慮しましょう。マンションやアパートなど、物音が響きやすい環境では、静音性の高い台を選んでください。
とはいえ、音や振動はどうしても出てしまうもの。そんなときは、床にマットを敷くのがおすすめです。マットが1枚あるだけでも、直接設置するより防音効果を期待できます。
ローラー台に使用できるマットについては、以下の記事も参考にしてみてください。
自転車パーツブランド「GORIX」のトレーニングマット(GX-MAT)は床を汚さない&傷つけない!
④機能性で選ぶ
トレーニングの精度をあげたいなら、負荷を調節する機能や勾配設定など、実走に近い感覚で乗れるローラー台を選びましょう。
ただ漕ぐだけでは退屈な人は、パソコンと連動させたローラー台がイチオシ。バーチャル空間でロードレースに参加できる「zwift(ズイフト)」に対応しているローラー台なら、ゲーム感覚でトレーニングを楽しめます。
ロードバイク用ローラー台おすすめ4選
ロードバイクにおすすめのローラー台を紹介します。種類豊富なローラー台のなかからどれを選べばいいか迷う人は、まずこの4種類をチェックしてみてください。
①固定式ローラー台/MINOURA「LR341」
固定式ローラー台の定番モデル。日本製で、zwiftにも対応しています。平地ではなく、坂道をイメージした走行感を味わえるのが特徴です。
初めてでもチャレンジしやすい価格は、お試しで使ってみたい人、まずはエントリーモデルから始めたい人にぴったりでしょう。
②ダイレクトドライブ式ローラー台/Wahoo「KICKR CORE スマートトレーナー」
激しい走行にも耐えられる、丈夫なスチール製のローラー台。最大勾配16%までシミュレーション可能で、幅広いアプリやソフトウェアに対応しています。
ヒルクライムやダンシングの練習をしたい人をはじめ、強度の高いトレーニング・アプリと連動してローラー台を楽しみたい人にも、チェックしてほしい商品です。
③3本ローラー台/ELITE「Arion」
3本ローラーのエントリーモデル。折りたたみ式のため、持ち運びがしやすく、使いたいときだけ設置できます。レース前のウォーミングアップ用として、室内だけでなく、屋外での使用もおすすめです。
④ハイブリッドローラー台/MINOURA「FG220」
軽量&コンパクトな折りたたみ式。収納バッグが付いており、持ち運びがスムーズで、設置しやすいのが特徴です。
本格的なトレーニングはもちろん、低負荷設定にすれば、フィットネス感覚でも楽しめるのが魅力。安定感とリアルな実走感、どちらも求める人を満足させてくれる商品です。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。