防犯登録についての3つの基礎知識
防犯登録は、法律で義務化されています。とくに、ロードバイクは比較的盗まれやすい自転車なので、防犯登録をする必要があるといえるでしょう。防犯登録に関する3つの基礎知識について紹介します。
①防犯登録は持ち主を明確にするもの
防犯登録をすることで、自転車の所有者を明確にし、盗難車でないことを証明できます。もしも、登録を抹消せずに売却すると、新たに購入した人が盗難を疑われ、防犯登録ができなくなるので注意が必要です。
なお、都道府県にもよりますが、防犯登録には有効期限があります。有効期限は登録時に控えておくか、各都道府県の自転車商防犯協力会などのサイトで確認しましょう。
②購入時に店舗で登録が可能
「自転車防犯登録所」の看板を掲げている自転車専門店やホームセンターなどであれば、購入時にそのまま防犯登録ができます。
防犯登録は、購入店ですすめられることがほとんどです。必要な書類を用意して自分で登録するよりも手間がかからないので、購入時に登録するのがおすすめです。
③自転車防犯登録の対応店舗で登録が可能
ネット通販などの実店舗以外で購入した場合は、「自転車防犯登録所」の看板を掲げている自転車専門店やホームセンターに持ち込みましょう。身分証や販売証明書などの必要書類があれば、防犯登録が可能です。
ただし、人から譲ってもらった場合は譲渡証明書が必要になるため、忘れずに準備してください。譲渡証明書は、各都道府県の自転車商防犯協力会のホームページでダウンロードできる場合があるため、確認してみましょう。防犯登録料は、非課税で660円です。
防犯登録を抹消するための3つの手順
ここでは、防犯登録を抹消する際の3つの手順について、順を追って詳しくご紹介します。
①防犯登録抹消に必要な書類を用意する
防犯登録の抹消手続きをする前に、必要な書類をひととおり用意しましょう。必要な書類は以下のとおりです。
- 自転車本体
- 防犯登録カード(お客様控)
- 公的機関発行の身分証明証(運転免許証・健康保険証など)
※外国国籍の人は、外国人登録証明書など
なお、場合によっては「防犯登録カード(お客様控)」が必要ないケースもあります。手続きをする前に、依頼予定の自転車防犯登録所に問い合わせるのがおすすめです。
➁購入した都道府県で手続きをする
自転車を購入した都道府県で手続きをしましょう。自転車を購入した店舗でなくとも、「自転車防犯登録所」の看板を掲げている自転車専門店やホームセンターなどであれば、対応してくれます。
なお、都道府県にもよりますが、原則として本人しか抹消手続きができません。
➂防犯登録シールを剥がす
防犯登録の抹消手続きが済んだら、防犯登録シールを剥がしましょう。ドライヤーなどで3分ほど温めると、きれいに剥がしやすくなります。なお、盗難車と疑われてしまうため、抹消手続きがきちんと済んでから、防犯登録シールを剥がすようにしてください。
防犯登録カードの紛失、もしくは未登録だった場合は?
防犯登録カードを紛失した、または防犯登録を最初からしていなかった場合の売却方法をご紹介します。
防犯登録カードを紛失した場合|必要な書類を揃えて購入店に問い合わせる
自転車本体・公的機関が発行する身分証明証・購入店での領収書があれば、防犯登録情報を確認してもらえます。場合によっては、自転車本体と身分証だけでも、防犯登録情報を調べてもらえる場合もあります。
都道府県ごとに違いがあるため、自転車商防犯協力会や購入店に必要書類を事前に確認すると、手続きをスムーズに進められるでしょう。
防犯登録を最初からしていない場合|そのまま売却できる
最初から防犯登録をしていない場合は、手続きなしでそのまま売却できます。うっかり忘れていた、ネット通販で購入した、シールを貼りたくないので登録しなかったなど、さまざまな理由で防犯登録をしていない場合でも問題ありません。
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ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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