梅雨の時期は、いつもよりキャンプ場選びに迷うこともあるでしょう。サイトごとの特徴やポイントをおさえておけば、雨でも快適にキャンプを楽しめますよ。今回は、梅雨のキャンプに適した場所を選ぶコツと、覚えておきたい4つの注意点を紹介します。
雨キャンプにおすすめの場所とは?
梅雨シーズンのキャンプでは、雨や湿気を考慮してキャンプ場を選ぶことが大切。ここでは、梅雨のキャンプにおすすめの場所と、その理由を説明しますね。
林間キャンプ場
雨の日でも過ごしやすいのが、林間キャンプ場です。木々によって雨が遮られるため、タープ・テントが濡れにくいメリットがあります。
また、梅雨の晴れ間には、落ちた枝や葉を使って火を起こしたり、ハンモックを吊るしたりといった楽しみも。木があるからこそできる、新たな遊び方が見つかるかもしれません。ファミリーで自然と触れ合いながら、アウトドアスキルを磨けるチャンスですね。
サイトが砂利・芝生のキャンプ場
砂利・芝生の地面は、雨水を吸収しやすく、水たまりができにくいのが特徴です。また、森林サイトよりも、スペースを確保しやすいのがポイント。隣のキャンパーとの距離をキープすることで風通しがよくなり、湿気対策もできますよ。
地面の水はけがよいと、キャンプギアが汚れにくいのもうれしいですね。雨の日でもアウトドア料理を楽しみたい人は、砂利・芝生のサイトを選んでみましょう。
コテージやバンガローがあるキャンプ場
コテージ・バンガローは、梅雨シーズンの強い味方。キャンプ場では、急な天候の変化により、テント泊ができなくなることがあります。雨のテント泊が不安な場合は、無理せずコテージやバンガローに泊まるのもよいでしょう。
なお、キャンプ場によっては、当日の予約が可能なところもあります。雨キャンプに慣れていない人は、コテージやバンガローがあるキャンプ場を検討してみてくださいね。
屋根付きのキャンプ場
屋根が付いているキャンプ場なら、雨の日も快適です。たとえば、雨除け用のタープ設営を省けたり、テントがあまり濡れなかったりというメリットがあります。何かと面倒な、雨の設営・撤収の手間が軽減できますね。
ただし、屋根付きのサイトがあるキャンプ場は少ないため、あらかじめ調べておくのがおすすめ。炊事場などの共有スペースに屋根があるだけでも、作業がラクになりますよ。屋根付きのキャンプ場は、荷物を減らして手軽にキャンプをしたい人にぴったりです。
梅雨キャンプで覚えておきたい4つの注意点
梅雨の時期は、雨によるトラブルに気をつけなくてはなりません。雨キャンプで心がけておきたいことを、4つ紹介します。
①数日前から天気予報をチェックする
天気予報は当日だけでなく、数日前の分もチェックしておくことが重要です。なぜなら、地面の状態や川の水量は、前日までの天候に左右されることがあるから。天気アプリなどを活用して、エリアごとの詳しい情報を把握しておいてくださいね。
現地の予報をよく確認し、降雨量や風速などをふまえて、キャンプ場を選びましょう。
②天候の変化に備える
梅雨シーズンは、天候が不安定な季節。急な変化に備えて、雨具・防寒着を用意しておきましょう。地面が滑りやすいところもあるので、グリップ力が高い靴があるとベストです。
雨への備えとしては、水を弾く撥水性の帽子も便利!晴れたときには、紫外線対策としても重宝しますよ。雨に適したアイテムを取り入れて、天候の変化に柔軟に対応できるようにしましょう。
③川の近くを避ける
梅雨のときは、川の近くのキャンプ場を避けたほうがよいでしょう。万が一、上流で豪雨が発生すると、川の水位が急激に上昇することがあるためです。下流は晴れているからといって、油断しないでくださいね。
また、ダムがあるエリアでは、雨量によっては放流が行われることも。もし、ダムが近いキャンプ場の場合は、スピーカーからの放流警報を聞き逃さないようにしてください。状況によっては、キャンプを中止して撤収する判断も必要です。
④テントの張り方を工夫する
雨キャンプでは、テントの張り方を工夫しましょう。テントやタープに傾斜を設けて、しっかりと固定するのがコツ。たるみがある状態だと、雨水が溜まって、テント・タープが倒れてしまうことがあるので注意してくださいね。
また、地面のゆるみにより、ペグが抜けやすいことも覚えておきましょう。長めのペグを使ったり、ロープや石で補強したりすると安定しますよ。
テントの下にはグランドシートを敷いて、地面からの雨の侵入を防ぐことも大切です。
梅雨キャンプの設営におすすめの便利アイテムについては、こちらの記事もあわせてご覧ください。
梅雨キャンプのテント設営で準備しておきたい便利アイテム
梅雨のキャンプの成功のカギは、場所選びにあるといっても過言ではありません。天気予報とキャンプ場の情報を、よくチェックして選ぶのがポイントです。雨の季節は、水はけがよいサイトや、林間キャンプ場がおすすめ。梅雨シーズンでも、快適にキャンプを楽しめるでしょう。雨音を聞きながら、自然のなかでゆっくりと過ごす時間は心地よいものです。この記事を参考に、梅雨のキャンプにぴったりの場所を選んでみてくださいね。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。