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凍てつくような寒さの雪山登山では、ホッカイロが役立ちます。冷えた体を温める以外にも使用方法があり、「こんなつかい方もあったのか!」と新たな発見があるかもしれません。この記事では、ホッカイロの活用術や使用時の注意点を紹介します。

雪山登山でホッカイロをつかうメリット

雪山登山 ホッカイロ

雪山登山の防寒対策には、手軽につかえるホッカイロが役立ちます。ホッカイロは、寒さを軽減できるからです。

氷点下の世界では、体中の体温があっという間に奪われてしまうため、体を温めることを最優先にしなければなりません。そのような状況でホッカイロは重宝しますよ。

さらに、雪山登山では体を温める以外の活用術があります。冷えた食料やシュラフの保温など。ホッカイロは、アイディア次第でつかい方がさまざまあります。ホッカイロを上手に活用し、過酷な雪山登山を快適に楽しみましょう。

雪山登山でおすすめのホッカイロ活用術4つ

雪山登山 ホッカイロ

雪山登山では、ホッカイロが手放せません。活用術を4つ紹介します。

①食料を温める

ホッカイロは、冷たくなった食料も温められます。寒い雪山を歩き続けていると、持参したおにぎりやパンも冷たくなってしまいますよね。冷えて硬くなった食料は、味気ないだけでなく、ひときわ体も冷やしてしまいそう。

しかし、食材にホッカイロを貼っておけば、じんわりと温められます。また、マグボトルに貼ったり、食料を入れるバッグへ入れたりして、保温するのも手です。温かい食料で、ホッと緊張がほぐれるひとときをもちたいですよね。

②グローブに入れて指先を温める

グローブのなかへホッカイロを入れておけば、指先がぽかぽかです。雪山登山では、かじかんだ指先の感覚がなくなることもありますよね。

厳寒の環境では、生命維持のために脳や心臓の温度を保つことが最優先されます。そのため、手足の先端部分は血流が悪くなるのです。この状態を改善する方法は、ホッカイロで温め、血流の流れをよくすること。

フリースグローブとオーバーグローブの間に、ミニカイロを入れておきましょう。また、足先がかじかんでいる際には、つま先の上にホッカイロを貼るのもおすすめですよ。

ホッカイロにはさまざまな種類や大きさがあるので、つかい分けましょうね。

③ネックウォーマーに入れて首を温める

首元はホッカイロが入れられる、ポケット付きネックウォーマーで温めましょう。太い静脈血管のある首元を温めると、血液の循環がよくなります。温められた血液が体中を巡るので、体感温度も変わってくるでしょう。

カイロの温もりは、ネックウォーマーのポケット越しにじんわり伝わります。低温やけどのリスクも回避できそうですよね。

④シュラフのマットに貼って暖をとる

雪山登山でテント泊をするなら、シュラフのマットにホッカイロを貼るのがイチオシです。まるで氷の上で寝ているような寒さでは、いくら眠くても熟睡できません。ただでさえ、過酷な雪山登山。その上、睡眠不足では体力を消耗するいっぽうです。

寒さを和らげるには、シュラフのマットにホッカイロを貼りましょう。低温やけどの心配があるので、シュラフにじかに貼るのは避けたほうがよいかもしれません。

ホッカイロの種類やその他の活用法については、こちらの記事も参考にしてみてください。
秋冬登山におすすめのカイロの活用方法

雪山登山でホッカイロを使用する際の注意点

雪山登山 ホッカイロ

雪山登山でホッカイロを使用する際は、いくつか気をつけたい点があります。注意点を4つ紹介するので、参考にしてみてください。

低温やけどに気をつける

就寝時など、ホッカイロをある程度の時間使用する際は、低温やけどに気をつけましょう。低温やけどは、体温より高い温度に長時間触れることで起こります。

心地よい温度の場合は、気づきにくいかも知れません。赤くヒリヒリしたり、水ぶくれになったり、さまざまな症状が出るので要注意。ホッカイロを長い時間つかうなら、「圧迫しない・間になにか挟む・同じ場所に長い時間当てない」などに注意しましょう。

※参考サイト:日本カイロ工業会

汗冷えに注意する

雪山登山でホッカイロを使用する際は、汗冷えをおこさないよう注意しましょう。積雪のなかを歩いていると、体温が上がり汗をかいてしまいます。貼るホッカイロの温度も上昇し、服の中が一時的に高温状態になることも。

その後、休憩時に一瞬で汗冷えをおこしてしまうパターンがあります。体温が上昇しやすい登山中に、ホッカイロを貼るのはおすすめできません。

雪山登山で貼るホッカイロをつかう場合は、テント内での使用がおすすめです。

発熱しない場合も想定しておく

高所の雪山では、ホッカイロが発熱しないこともあります。空気中の酸素に触れて温まるホッカイロ。酸素濃度が低すぎる高所の登山では、発熱しないかもしれません。

とくに、氷点下では発熱しにくい特徴があります。予備として、燃料式カイロの準備も検討しておきましょう。

使用期限を確認する

ホッカイロの使用期限は、必ず確認しておきましょう。使用期限が過ぎたホッカイロは、発熱しにくく、いざというときに役に立たないかもしれません。出発前の準備段階で、確認するのが必須ですよ。

ホッカイロのつかい道は、体を温めるだけではありません。雪山登山では、食料などを保温する際に役立つ大切な必需品です。また、さまざまなサイズや種類があります。使用するシーンによってつかい分けるのもコツですよ。便利な防寒対策として活躍するホッカイロですが、とくに、低温やけどや汗冷えなどいくつか注意点があります。ホッカイロの活用術や注意点は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。

ライター

Greenfield編集部

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