ヴィーガンレザーのメリット
ヴィーガンレザーはサステナブルである以外にも、注目される理由があります。3つのメリットを挙げてみましょう。
汚れや水に強い
耐水性にすぐれているので、汚れを手軽に拭き取れるのがメリットです。本革は長もちしますが、水や汚れには弱く、メンテナンスの手間がかかります。ヴィーガンレザーなら、雨の日も濡れるのを気にせずつかえますよ。
軽い
軽量なのもヴィーガンレザーの魅力です。本革のバッグをつかっていて、重くて手が疲れる経験をした人もいるのではないでしょうか。毎日つかうバッグをヴィーガンレザーにすれば、通勤がラクになりますよ。
動物にやさしい
ヴィーガンレザーは動物の命を尊重できる素材です。動物福祉への関心の高まりとともに、本革を避ける人が増えている傾向があります。前述のとおり、ファッション業界でも商品がつくられる過程に配慮して、ヴィーガンレザーを取り入れる動きが見られますね。
動物を犠牲にすることがないヴィーガンレザーは、動物愛護の観点からもメリットがある素材といえるでしょう。
ヴィーガンレザーのデメリット
ヴィーガンレザーにもデメリットはあります。購入する前にデメリットも知っておきましょう。
経年変化を楽しめない
ヴィーガンレザーには経年変化がありません。動物性の革なら、紫外線や空気にふれることで酸化し、風合いが変化していきます。表情の少ないヴィーガンレザーは、革の変化を楽しみたい人にとってデメリットになってしまうかもしれません。
本革と比べると耐久性が低い
合成樹脂を含むヴィーガンレザーは、べたつきやヒビが出やすいのもデメリットです。これは加水分解という樹脂と空気の化学反応によるもの。ヴィーガンレザーは平均して約2〜5年で劣化の症状があらわれます。
しかし、ヴィーガンレザーの開発はいまも進行中。約10年もつサボテンレザーも登場しました。ヴィーガンレザーを長もちさせるコツは、表面をきれいな状態に保つことです。汚れがついた場合は、温水でしぼったタオルで拭き取り、乾拭きするのがおすすめですよ。
熱に弱い
合成皮革や人工皮革のヴィーガンレザーに使用されるポリウレタンは、熱に弱い素材です。そのため、高温や直射日光のあたる場所での保管は、劣化の原因になってしまいます。日陰で風通しのよい場所で保管しましょう。
この記事を書いた人
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。