ちょっと前までは焚き火とは地面でやるもので、もっと自由なものでした。山で周りに延焼しないように石で囲ったり穴を掘ったりして、拾い集めた枝や木を燃やしながら釣った魚や肉や野菜を焼いていました。薪の木組みも色々と試していました。よく燃える組み方、火持ちの良い組み方、カッコイイ組み方、薪が湿っているときの組み方と試行錯誤していたものです。
ですが、最近のアウトドアやキャンプ場では直火NGというルールが適用されることも多くなり、焚火台の使用が義務化されつつあります。キャンプ場経営者に聞くと、直火をしたまま片付けを怠る人や木の根などを焼いてしまう人などが増えたため仕方なく直火NGとしていると話してくれました。ルールはもちろん大事で守らなければなりませんので、私も色々な焚火台を使ってみました。高い焚火台、低い焚火台、大きな焚火台、調理のために多くの機能がある焚火台、、、しかし、直火とは程遠く、それを我慢しても木組みも自由にできないものばかり。さらに熱効率が良いとの理由で下から空気を取り込みよく燃焼されるために、常に強火になり調理がしづらいのです。もちろんそれぞれに良さもあり楽しいものでもありましたがそれぞれの用途が限定的で焚火台が増えてしまいます。
だからこそ、自由に焚火を楽しみたいとの思いは積もりに積もり、7つのこだわりを詰め込んだ焚火台を開発しています。
1.地面に座りながら眺められる焚火
自然と一体となるように地面に座り込んで眺められる焚火はもはや直火です。
石で囲めば焚火台が見えなくなるほどに高さが無く、焚き火を眺めるゆったりとした時間の邪魔になりません。
2.薪組みを楽しめる広い焚火面
長い薪も寝かせて置ける広く平らな焚火面によって、井組みやティピ組みなどの自由な薪組みはきっと至福の時間となります。
3.焚火本来の火力調整と火持ちの良さ
焚き火料理ではガンガンと燃やすのではなく、火持ち良く火力も調整できるのが望ましいので、焚火下部に通風孔をあえて設けないことで焚火本来の火力調整と火持ちの良さを実現しています。これで調理も焚火も楽しめます。
4.調理しやすい平らな焚火面
調理においても熾火にダッチオーブンを直接置いたり、広い焚火面にいくつも五徳を並べての同時調理もできて焚火調理が楽しくなります。
5.使い勝手の良い台形板
台形板は2種類の合計20枚あります。2種類ある事で五徳として重ねるときに細かな高さ調整が出来ることと、組み合わせ次第ではずれ防止となったりと使い勝手の幅が広がります。直火以外の焚き火スタイルも楽しめる便利グッズです。
6.邪魔にならないシンプルなデザイン
日本古来の伝統的八角火鉢のイメージと現在の焚火台を融合させ、無駄をそぎ落としたシンプルかつ機能的なデザインは焚火の邪魔にならず、焚火を楽しむ空間をコンセプトにしています。
7.Made in 信州
原材料が非常に高騰している中でも力強く輝く技術力と情熱あるものづくりには感銘を受けます。
今回はそんな信州のものづくりの一端を担う金属加工とタッグを組み、共に試行錯誤した末辿り着いた焚火台です。
もちろん日本製のMade in japanですが、さらにその中のMade in 信州です。
サイズ
●超ロースタイル【直焚き火】の時 概略サイズ(高さ40mm×幅470mm×奥行470mm) ※組立て時
●ロースタイル【焚火台】の時 概略サイズ(高さ65mm×幅470mm×奥行470mm) ※組立て時
製品内容
天板1枚 中板1枚 台形板①8枚 台形板②12枚
重量(kg)
合計約3.2㎏
素材
・ステンレス鋼板
※金属なので熱による変形や変色等がございます。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。