マラソン大会のエイドステーションとは
エイドステーションとは、ドリンクやフードをマラソンランナーに提供するための場所です。
マラソンコース上に間隔をあけて設置されており、ランナーは水分摂取やエネルギーの補給をしながら、走ることができます。
エイドステーションがあることで、ランナーは飲み物や食料を携帯して走る必要がなくなるので、より身軽な姿で走りに集中することが可能です。
エイドステーションにはなにがある?
余分なものを持参しないために、エイドステーションにどのようなものがあるのか、事前に知っておくことが大切です。
以下ではエイドステーションにあるものと、摂取する目的について項目別に紹介します。
エイドステーションにあるもの①スポーツドリンクなどの飲料
どのマラソン大会にもランナーに飲料を提供するエイドステーションが設けられています。自分専用のペットボトルを携帯して走る必要はありません。
わずか500mlのペットボトルを携帯する場合でも、42.195㎞もの距離を走るとかなりの負担です。
摂取する目的
マラソンは長い距離を走るので水分摂取は必須です。適切に水分補給をすることで、熱中症や脱水症の予防につながります。
またドリンクだけでなく塩分や糖分、ミネラル分なども一緒に摂取することで、パフォーマンスの低下をおさえることができます。
エイドステーションにあるもの②お菓子などの食べ物
エイドステーションには、飲料のほかにお菓子やおにぎり、バナナなどの、エネルギーを補給するための食べ物が置かれています。適度にエネルギー補給をしながら走るようにしましょう。
摂取する目的
42.195㎞の距離を完走するためには、途中でなにかカロリー源を補給しなければなりません。
ドリンクでもカロリーを補給できますが、バナナやおにぎり、糖分の多いお菓子など、カロリーの高いものを食べるほうが、より高いパフォーマンスにつながります。
補給におすすめの食べ物
バナナ | バナナには消化するスピードがことなる、さまざまな大きさの分子レベルを持つ、果糖、ブドウ糖、ショ糖、オリゴ糖などの糖分が含まれています。エネルギーを長時間発揮することに役立つ果物です。 |
おにぎり | おにぎりは炭水化物であるため、すばやくエネルギーに転換してくれる食べもの。片手に持って走りながら食べられるので、マラソンに最適です。 |
梅干し | 梅干しには塩分とクエン酸が豊富に含まれているので、足のつりや熱中症予防につながります。また、疲れにくくなり、疲労回復などにも役立つ食べものです。 |
エイドステーションにあるもの③トイレ
マラソンコースには、区間ごとにトイレが設置されています。できるだけ行列ができていないトイレを利用するようにしましょう。
エイドステーションにあるもの④アイシングスプレーなどの医薬品
エイドステーションには、アイシングスプレーなどの医薬品を提供しているケースがあります。なかには、柔道整復師や鍼灸師がマッサージをおこなっているケースもあるようです。
エイドステーションにあるもの⑤その土地の名産品
ブドウやサクランボ、和菓子、鱒ずしなど、マラソン大会を開催するその土地ならではの名産品などを、エイドステーションで提供している場合があります。
名産品を目的にして、マラソン大会にエントリーしているというランナーも少なくありません。具体的な事例として以下のような補給ができるマラソン大会があります。
函館マラソン | 海鮮丼、イカそうめん、カステラ饅頭 |
岡山マラソン | きびだんご、シャインマスカット、 |
金沢マラソン | フルーツらくがん、きんつば、カツカレー |
高知竜馬マラソン | かつお飯、トマト |
富山マラソン | 鱒ずし、白エビの天むす、かまぼこ |
大阪マラソン | たこ焼き、お好み焼き、コロッケ |
※今年度のマラソン大会については各大会情報を事前に確認してください。
どのタイミングでエイドステーションを利用すべき?
完走や高タイムを目指してマラソンを走る場合、タイミングを考えながらエイドステーションを利用しなくてはなりません。
ドリンクはこまめに摂取する
水分補給は、こまめにおこなうようにしましょう。エイドステーションがあったら立ち寄ってドリンクを飲んでください。
食べ物は折り返し地点で摂取する
食べ物は、後半戦に入る前のタイミングで摂取して、エネルギーを蓄えるのがおすすめです。食べ過ぎると、逆にパフォーマンスの低下につながるので注意しましょう。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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