スロージョギングにはどんな効果がある?
スロージョギングはとなりの人と会話ができるくらいの速さで走る運動です。健康面においても大きな効果があるといわれています。具体的にはどのようなことが期待できるのか紹介します。
スロージョギング①足への負担をおさえた運動ができる
ランニングは心身の健康にとてもよいとされていますが、初心者のかたにとっては膝やふくらはぎを傷めるリスクがあります。
スロージョギングの場合は、ゆっくりしたスローペースで走るため、足への負担を最小限にとどめることが可能です。
スロージョギング②ウォーキングの倍のエネルギー消費量
スロージョギングはウォーキングにくらべて約2倍のエネルギー消費量があるといわれています。またランニングの消費量とも大差はなく、自分のペースで長時間走れるスロージョギングの方が、ダイエットや健康管理においても有効です。
スロージョギング③ランニング初心者でも続けられる
スロージョギングは、お友達と会話をしながら走れるペースでおこないます。楽しく続けられるため、3日坊主になる可能性が低いでしょう。足腰への負担も少なく、とくにランニング初心者のかたにおすすめです。
スロージョギング④生活習慣の予防や免疫力のアップにつながる
スロージョギングは、慢性的な運動不足による生活習慣病の予防に効果があると期待されています。また、適度に身体を動かす運動は、免疫力を向上させることにもつながるでしょう。
さらに、適度な運動をすることは美容やアンチエイジングも期待できます。
ジョギングとの違いやおすすめしたい人とは
ジョギングとスロージョギングの違いはどこにあるのでしょうか。ジョギングはランニングよりもスローペースで走りますが、多少は苦しさをともないます。
それに対し、スロージョギングは会話ができる程度のスローペースで走るため、息苦しさや疲れ、走ったあと筋肉痛になるといったことが少ないのです。
また、スロージョギングは次のような人におすすめです。
スロージョギングをおすすめしたい人①ランニングが苦手
運動不足が続いていて何か運動をしたいけれど、本格的なランニングとなると気が引けてしまうというようなかたにスロージョギングはおすすめです。
ウォーキング程度のスローペースで走るスロージョギングは、ウォーキングよりも高いエネルギーを消費する(約倍)理想的な有酸素運動だといわれています。
スロージョギングをおすすめしたい人②ジョギングが長続きしない
スロージョギングは文字の通り、ゆっくりと走るジョギングのこと。マラソンのように勝ち負けを気にすることなく、マイペースで走ることができます。
毎朝のジョギングがなかなか続かないという人は、ほかのランナーを意識して頑張ってしまう傾向があります。自分にあったスローペースでジョギングをすることで、走ることが楽しくなり、知らず知らずのうちに走ることが習慣になるはずです。
スロージョギングの走りかたと注意点
健康面で大きな効果が期待できるスロージョギング。ではどうやってするのか、具体的に解説していきます。
スロージョギングのフォーム
スロージョギングで最も大切なのがフォーム。これはスロージョギングに限ったことではなく、ウォーキングやランニングでも同じことです。基本的にスロージョギングもランニングもフォームは同じです。
まずは、猫背にならないように注意しながら、壁や電信柱を両手で押すようにして前傾姿勢になります。その状態で、足ふみをしてランニングフォームの練習をしてみましょう。
走り出すとき前傾姿勢になると、反射的にバランスをとろうとして足を前に1歩踏み出すはずです。この動きを左右繰り返すことでスロージョギングの正しいフォームが生まれます。
スロージョギングのスピード
スロージョギングで走るペースは歩くスピードとほぼ同じ。スピードには個人差があるので、息が苦しくならない程度、楽しく会話しながら走れるスピードが理想です。
スロージョギングの頻度と距離
はじめのうちは週に1回~3回程度の頻度でスタートして、徐々に回数を増やしていきます。最終的には毎日の日課としてスロージョギングを取り入れることが理想です。
また、スロージョギングでは距離よりも時間が重視されます。最初は1回のジョギングで30分程度走り、慣れてきたら約1時間、距離にして3㎞程度を目標にしてください。
スロージョギングに必要なウェアやシューズは?
スロージョギングもジョギングやランニングとウェアやシューズなどは同じです。夏場は熱のこもらない服装で、冬場は寒さ対策として脱着可能な軽いアウターを用意しましょう。少し走ると身体があたたかくなるので、防寒対策にそれほど気を配る必要はありません。
スロージョギングをおこなうときの注意点
スロージョギングに限ったことではありませんが、走る前よりも走ったあとの柔軟体操が大切だといわれています。ストレッチをして硬直した筋肉をほぐしておきましょう。
走ったあとにストレッチをおこなうことで、筋肉の硬直による関節の歪みや、筋肉疲労を解消させることができます。また、走っている最中や走り終えた後には、こまめに水分補給をすることも忘れないようにしましょう。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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