ハワイ発のヴィーガンレストラン「Peace Cafe Hawaii(ピース カフェ ハワイ、以下ピースカフェ)」が、日本市場向けに開発した新商品シリーズが注目を集めています。ラインナップは、ヴィーガン100%の餃子・ラーメン・カヌレ・ソフトクリームの4種類。
今回は、オーナーシェフ・寺井将太さんの開発ストーリーを交えながら、ヴィーガンフードに詳しい筆者が“手軽でおいしいヴィーガンフード”を実食レポートします。
Peaceful Gyoza(ピースフル餃子)

動物性原料を使わずに、驚くほどジューシーな旨み溢れる「ピースフル餃子」。ひと口食べれば、“これがヴィーガン?”と誰もが驚くはず。そのおいしさを支える開発のこだわりと、隠された技術に迫ります。
外はカリッ、中はジューシー。食べた瞬間に笑顔がこぼれる
ピースフル餃子は、白菜・キャベツ・玉ねぎなどの国産野菜をベースに、大豆ミートとおからを合わせて包んだヴィーガン餃子です。
焼き上がりの香ばしい匂いに誘われてひと口かじると、パリッと焼けた皮が弾け、あとから野菜の自然な甘みと旨みがじゅわっと広がります。
無添加味噌のまろやかなコク、大葉の爽やかな香り、生姜のほのかな辛みがアクセントになり、植物性とは思えない奥行きのある味わいが楽しめます。重たさがないのに満足感はしっかりあり、気づけば一つ、また一つと箸が伸びてしまうおいしさです。
焼き方のコツは「水がしっかり沸騰してから冷凍餃子を入れる」こと。熱湯に入れて蒸し焼きにすることで中まで均一に火が入り、餡の水分と旨みをしっかり閉じ込められます。
仕上げに少量の油(ごま油がおすすめ)を回しかけると、底面はカリッと香ばしく、中はふっくらジューシーに。家庭用コンロでも、簡単にお店の味が再現できますよ。
1年をかけてたどり着いた、ピースカフェ渾身の餃子

ピースフル餃子は、将太さんが特別な想いを込めて開発した一品。食品メーカーとタッグを組み、ハワイと日本を行き来しながら、約1年にわたる試作と改良の末に完成させました。
「工場まで足を運び、現場の方と一緒に焼いて、食べて、改良を重ねる中で、ようやく納得できる味にたどり着きました。自信を持って提供できます」と将太さん。
こだわったのは、焼いたときの香ばしさと、噛んだ瞬間のジューシーさ。皮も工場で一から製造し、もちもちとした弾力と、焼き上げたときのパリッとした食感を両立させました。
具材にはソイプロテイン(大豆ミート)をバランスよく配合し、良質なタンパク質をしっかり確保。野菜やおから由来の食物繊維も豊富に含まれています。
ピースフル餃子は、ヘルシーでおいしい新しい餃子の定番として、これからの多様な食文化を支えていく存在になるはずです。
Peaceful Noodle(ピースフルヌードル)
「ピースフルヌードル」は、味噌と豚骨風の2種類を展開する本格派ヴィーガンラーメン。お湯を注ぎ、4分待つだけで、専門店さながらの香りとともに、ヴィーガンの概念を覆す一杯が完成します。調理性とクオリティを両立したピースフルヌードルの実力を、実際の試食をもとに紹介します。
ピースフルヌードル味噌|発酵の旨みが生きる、コク深く香ばしい一杯

ピースフルヌードル味噌は、香り・コク・まろやかさが調和した、満足度の高い一杯。スープを口に含んだ瞬間、香ばしい味噌の香りが立ち上がり、ピリッとした唐辛子のほどよい辛みが食欲を刺激します。動物性素材不使用とは思えないほど重層的なコクと深みがあり、飲むほどに旨みが広がっていきます。
麺は、国産小麦を使用した中細タイプ。濃厚な味噌スープがよく絡み、コシがありつつも、するりと喉を通る軽やかな口あたりが印象的です。
ねぎ・わかめ・ごまを組み合わせた具材で、彩り・食感・栄養のバランスも良好。シンプルな粉末スープのみの即席麺と比べても、一杯の満足度が大きく違います。
さらに、自分好みのトッピングでアレンジする楽しさも。コーン・もやし・ニラを加えれば食べ応えが増し、みじん切りの玉ねぎはシャキッとした食感と自然な甘みがプラスされ、味噌スープとの相性も抜群です。
植物性のヘルシーさと、味噌ラーメン本来の香ばしさ・満足感。全てをしっかり叶えてくれる「ピースフルヌードル味噌」は、日常の一杯としても、宿泊施設・カフェ・売店メニューにもなじみやすい万能ラーメンです。
ピースフルヌードル豚骨風|驚くほど濃厚、植物性で叶えたまろやかスープ

続いては「ピースフルヌードル豚骨風」。「ヴィーガンなのに豚骨?」そんな半信半疑のままスープを口に含むと、まずクリーミーな舌ざわりが広がり、続いてごまのまろやかなコクとにんにくの旨みが立ち上がります。植物性とは思えないほどの奥行きがあり、まるで豚骨を長時間煮出したような深みを感じる一杯です。
濃厚さがありながら油分は控えめで、後味は驚くほど軽やか。豚骨ラーメン特有の“重たさ”が苦手な私でも、最後までおいしくいただけたことは新鮮な体験でした。
中細タイプの麺にスープにしっかり絡みつつも喉ごしは軽く、クリーミーな豚骨風スープとの相性が抜群です。具材はねぎとごまのみのシンプルな組み合わせですが、彩りと香りが加わることで、スープの旨みがいっそう引き立ちます。
トッピングとの相性も幅広く、焦がしにんにくチップを加えると香ばしさがより際立ち、青ねぎを増量すれば風味豊かに。味噌ラーメン同様、植物性ベースのスープだからこそ、香味系のトッピングを重ねても重たくならず、アレンジの自由度の高さを感じました。
動物性原料を一切使わずにここまでのコクと深みを再現できるのは、ピースフルヌードルならでは。植物性素材が持つ上品なまろやかさが際立つ“新しい豚骨風ラーメン”として、宿泊施設やカフェでの導入にも大きな可能性を感じる一杯です。
試作を重ねて生まれた、“おいしさの再現性”と“調理の手軽さ”

ピースフルヌードルは「手軽に食べられるヴィーガンフード」というテーマから生まれました。将太さんがまず重視したのは、味のクオリティだけではありません。
「おいしさはもちろんですが、誰でも簡単に調理できることにもこだわりました。お湯を注ぐだけでおいしく食べられること。忙しい時間帯でも手間なく提供できること。その両立を実現しました」
また、開発段階で最大の課題となったのは、いかにシンプルな植物性素材だけで、ラーメン特有の奥行きを生み出すか。その答えのひとつが、発酵でした。完成した味噌ラーメンは、発酵由来のまろやかなコクが際立ち、奥行きのある味わいが楽しめる一杯。
ピースフルヌードルは、「専門店のような深い旨み・お湯を注ぐだけの調理・どんな店舗でも扱える再現性」の三拍子がそろったヴィーガンラーメンです。
Peaceful Canele(ピースフルカヌレ)

「ピースフル カヌレ」は、小麦・乳製品不使用でありながら、専門店クオリティを実現したグルテンフリースイーツ。自然解凍または軽いリベイクで、焼きたての香ばしさが蘇ります。おいしく食べるための調理のポイントも合わせて紹介します。
小麦・乳製品不使用でも“しっとり&香ばしい”
外はカリッと香ばしく、中はもっちり&しっとり。有機豆腐と米粉をベースに焼き上げたピースフル カヌレは、有機砂糖や米油など、厳選した素材だけを使って丁寧に作られたヴィーガンスイーツです。トランス脂肪酸やショートニングを一切使用せず、身体へのやさしさにもこだわっています。
ひと口かじると、ラム酒の芳醇な香りがふわっと鼻を抜け、本格的なフランス菓子を思わせる奥行きのある味わい。植物性でありながら、満足感をしっかり得られます。
“抹茶”は、有機抹茶ならではのほろ苦さと香り高さが絶妙に広がり、和の上品さをまとった優しい味わい。“カカオ”は、有機カカオマス+有機ココアパウダーの豊かな風味が際立ち、ビターで深みのある大人の甘さ。コーヒーや紅茶との相性も抜群です。“プレーン”は、有機バニラビーンズとラム酒の香りがやさしく重なり、ひと口ごとにコク深い余韻がゆっくり広がっています。
卵も乳製品も使わずに、しっとりとした食感と芳醇な風味を実現したピースフルカヌレ。小さなひと粒に、素材の良さと丁寧な製法がぎゅっと凝縮されたヴィーガンスイーツです。
グルテンフリーの壁を越えて“誰でも食べられるお菓子”を目指す

「ピースフル カヌレ」は、小麦や乳製品のアレルギーを持つ人、動物性食品を控える人でも安心して楽しめるお菓子を目指して開発されました。
開発の中でとくにこだわったのは、「冷凍でも焼きたてのおいしさを再現すること」。最もおいしい状態で届けるために、解凍方法や温め直しの提案まで丁寧に検証を重ねています。
「カヌレは、表面のカリッと中のモチッが命。だからこそ、ただ解凍するだけでなく、トースターで軽く温め直すことで、焼きたての香ばしさと甘みが最大限に引き出せます」と将太さん。
また、味だけでなく栄養面にもこだわり、抹茶やカカオなどスーパーフードを使用。素材の風味を活かしつつ、心と体のどちらも満たされるスイーツを目指しました。
ピースフル カヌレは、カヌレ職人が一つひとつ丁寧に焼き上げる、こだわりの製法も魅力。ピースカフェが大切にする「食の安心」と「本物のおいしさ」を、ひと口に凝縮した一品といえます。
Peaceful Soft Cream(ピースフルソフトクリーム)

「ピースフルソフトクリーム」は、ヴィーガンソフトの常識を覆す、なめらかな口あたり。従来の植物性ソフトクリームはシャリシャリとした食感になりがちでしたが、その課題を徹底的に改善し、食べやすい質感を実現しました。ここでは、開発の中で工夫したポイントや、メニュー展開の幅を広げるアレンジの可能性にも迫ります。
植物性とは思えない、やさしい甘さと軽やかなコク
ピースフルソフトクリームは、有機豆乳・きび糖・米油・バニラビーンズなど、自然由来の素材だけで作られたシンプルなソフトクリームミックスです。ひと口舐めると、まず広がるのはバニラビーンズのやわらかな香り。その奥に、きび糖ならではのまろやかな甘さが続き、乳製品不使用とは思えないほどのコクが感じられます。
後味は驚くほど軽く、舌の上ですっとほどけるようなさっぱりとしたタイプ。「食後でも重たくならないデザート」「罪悪感なく楽しめる甘さ」として、カフェや宿泊施設の〆の一品にも相性が良さそうです。
素材そのものの風味が素直に伝わる、やさしくナチュラルなソフトクリーム。幅広い年代に受け入れられる“誰にとっても食べやすいデザート”だと感じました。
広がるアレンジの可能性。素材を活かせるヴィーガンソフトクリーム

「今回完成したミックスは、角がきれいに立ってツヤも出る。非常に完成度が高いと思います」と将太さん。
なめらかさの秘密は、素材のバランスと製法にあります。豆乳ベースながらも、ソイミルク特有の香りがほとんどなく、バニラビーンズの自然な甘さと香りがしっかり感じられる仕上がり。「ソイが苦手な方でもおいしいと感じてもらえるはず」と将太さんが自信を持っておすすめしています。
さらに、展示会でも話題になったのがアレンジの自由度。
「コーヒーソフトを試作してみたところ、すごくおいしくてスタッフにも好評でした。濃縮コーヒーを混ぜるだけで、大人の味わいに仕上がる。抹茶やカカオ、ミントなども相性が良くて、お店ごとに自由なフレーバーを展開できるのも魅力ですね」
ベースがしっかりしているからこそ、トッピングやフレーバー次第で表情が変わる。それがヴィーガンソフトクリームの強みです。季節の素材を加えれば、カフェでもキッチンカーでも、オリジナルヴィーガンスイーツとして提供できるポテンシャルを秘めています。
Peace Cafe Japan(株式会社M.and.Agency)は、Peace Cafe Hawaiiが開発した商品を日本で販売しています。
〈取扱商品〉
- ヴィーガン100%ラーメン Peaceful Noodle(ピースフル ヌードル)
- ヴィーガン餃子 Peaceful Gyoza(ピースフル ギョウザ)
- ヴィーガン&グルテンフリーカヌレ Peaceful Canele(ピースフル カヌレ)
- ヴィーガンソフトクリーム Peaceful Soft Cream(ピースフル ソフトクリーム)
店舗・カフェ・イベントでの導入をご検討の方は、 下記問い合わせ窓口よりお気軽にお問い合わせください。
【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】
Peace Cafe Japan 運営事務局(株式会社 M.and.Agency)
TEL:03-6912-9730
メールアドレス:info.peacecafehawaii@m-and-agency.com
ライター
AYA
静岡県出身。海と山に囲まれた自然豊かな環境で育ち、結婚後に、タイ・バンコクへ移住。病気がきっかけで、ヴィーガンのライフスタイルに目覚める。現在は、2児の母として子育てに奮闘しながら、人と環境にやさしいサステナブルな暮らしを実践中。自身の経験をもとに、ヴィーガン、環境問題、SDGsについて情報を発信している。