アウトドアブームでソロキャンプやグランピングなどいろいろな形のキャンプが人気ですが、今改めて注目を集めるのがキャンピングカー。今回はそのキャンピングカーを種類別に装備や価格、人気の車種をそれぞれご紹介させていただきます。

キャンピングカーとは? 

キャンピングカー 値段

軽キャンピングカーキット「NEXT CAMPER」のオリジナルグッズ販売開始!

キャンピングカーは和製英語で、アメリカではMotor Home、もしくはRecreational Vehicleといいます。

寝泊りできるように架装された車のことで、アメリカの映画などではかなり大型の家のような車両が出てきますよね。

日本ではそこまで大型の車両はなかなか見かけませんが、じつはキャンピングカーとひと言でいっても色々なサイズがあるのをご存知でしょうか?

日本ならではの軽自動車を仮装した軽キャンパーという車も最近では人気のジャンルで、ベッドを装備しただけの車両から、ちゃんとリビングやキッチンがついているものまでさまざまです。

ほかにも、バンコン、キャブコン、バスコン、フルコンなどと呼ばれる、いろいろなサイズのキャンピングカーがあり使い勝手や値段もバリエーション豊か。

今回はそんなキャンピングカーのそれぞれの種類について、特徴や値段などを解説していきます。

 

キャンピングカー:軽キャンパー(軽キャン)

軽キャンパーとは軽自動車がベースのキャンピングカーで、値段は100万円台から300万円を超えるものまであります。

日本にしかない規格の小型キャンピングカーで、価格が安く小回りが効きくのが特徴。外観も一般車と変わらないものが多いので、普段の買い物などに使用しても違和感がないのがメリットです。

デメリットは軽自動車をベースに架装しているため、居住空間が狭く一般的にキャンピングカーをイメージするようなベッド、キッチン、リビングなどを装備することができない点です。

一人旅や夫婦での二人旅までの利用がおすすめです。

おすすめの軽キャンパー

軽キャンならではの普段乗りの手軽さと仰々しくない外装の軽キャンパー。

必要最低限ながら、寝室・リビング・ダイニング・キッチンとすべての機能を高レベルで実現しています。

こちらのKONGなら、軽キャンでも、圧迫感を感じずに長期のキャンプ旅行もできそうです。

フィールドライフ KONG

名前 KONG
価格 2,493,000円〜
就寝人数 2人
乗車人数 4人
公式HP フィールドライフ

キャンピングカー:バンコン

バンコンとはバンコンバージョン「バンをコンバージョンしたキャンピングカー」という意味で、ハイエースなどのバンを架装した車のこと。値段は300万円台から600万円ほどです。

このサイズになってくると車内が広くなり、キッチンとリビングがあり、寝る時にはリビングのソファをベッドに組み換えて寝るのが一般的なレイアウトになります。

車によっては5人で就寝できるモデルもあり、2人〜5人ほどのグループ旅行も可能です。

おすすめのバンコン

シンクにフルフラットのベッド、2段ベッドも装備した王道のバンコン。基本レイアウトをブラッシュアップし、機能的に配置された家具類が使いやすく、家族や友人と快適に旅行ができる1台です。

トイファクトリー Land Tepee(ランドティピー)

名前 Land Tepee(ランドティピー)
価格 5,430,000円〜
就寝人数 4人
乗車人数 7人
公式HP トイファクトリー

 

キャンピングカー:キャブコン

「キャブコン」とはキャブコンバージョンの略で、キャブ(運転席)の後ろに居住スペースを乗っけたキャンピングカーです。多くの方がキャンピングカーと聞いてイメージするのがこのタイプかもしれません。

値段は400万〜1000万オーバーまで幅広いのも特徴です。

メリットは後ろの居住スペースを丸ごと作り直せるため、ゆったりとしたレイアウトや頭上の空間を作れること。デメリットはバンコンと比べて車重が上がり、バランスが高くなるために走行性能が落ちるということ。

おすすめのキャブコン

ゆったりした室内と余裕のある収納スペースで長期の旅でも安心。スペースを活かしたL字型ソファで高級感のある内装が魅力的です。

オプションの補助マットを使用すると最大で5名の就寝が可能です。

Patagonia

名前 Patagonia 
価格 7,540,000円〜
就寝人数 6人
乗車人数 4人(マット使用で最大5人)
公式HP FUNLUCE

 

キャンピングカー:バスコン

「バスコン」とはバス+コンバージョンのことでその名前の通り、マイクロバスやバスを架装したキャンピングカーです。もともと大勢の人を乗せることを目的の車をベースにしているので乗り心地もよく、エンジンのパワーも十分です。

圧倒的な広さと意外に良好な取り回しが魅力で、値段は1000万〜1500万円ほど。マイクロバスそのものは加工しないため豪華な装備の割には控えめの価格です(※)。

※メーカーによっては加工している商品が一部ございます。

おすすめのバスコン

ベース車にトヨタのコースターを使用し、マイクロバス本体をカットしていないため、安全性が高くマイクロバスベースのため乗り心地も抜群です。

落ち着いたインテリアで、ホテルに宿泊しているかのようなキャンピングカーの旅が楽しめます。

LandHome COASTER

名前 LandHome COASTER
値段 13,640,000円〜
就寝人数 5人
乗車人数 10人
公式HP RVランド

 

キャンピングカー:フルコン 

「フルコン」とはフルコンバージョンの略で、エンジンやトランスミッションなどの基礎部分以外を全てキャンピングカーメーカーが作成した車です。 

キャンピングカーメーカーが車全体を作り上げるので、自由度が高い反面、大型になるので駐車場所が限られ日本の住宅事情には合わないという側面もあります。値段は1,000万〜5,000万ほど。

フルコンは広いリビングに明るいキッチン、モダンで温かみのあるインテリアが装備されているものが多く、そのゴージャスさが魅力。

収納も充実していて、お洒落なコテージに泊まるような快適性とワクワク感が楽しめる大型のキャンピングカーです。

この車なら数ヶ月の長期旅行でも問題なく出かけられますね。

DETHLEFFS  I7051-EB

キャンピングカー 値段

出典:Dethleffs 

名前 DETHLEFFS  I7051-EB 
価格 14,080,000円〜
就寝人数 4人
乗車人数 5人
公式HP Dethleffs
今回はコンパクトな軽キャンからフルコンまでご紹介させていただきました。それぞれ大きさや価格はもちろんですが、キャンピングカーを購入する目的や理想とする旅のスタイルによってオススメのタイプが違ってきます。まずは簡単な車中泊か長旅をしたいのかなどじっくりと検討する必要がありそうですね。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。