あの調味料がキャンプで大活躍！フードコーディネーターがおすすめする調味料

キャンプ飯を格上げ！味の決め手は調味料

キャンプでご馳走を作るために、さまざまな準備をして、食材をたくさん持っていく人も多いかと思います。

食材だけならそれほど大変ではありませんが、調味料までたくさん持っていくのは大変ですよね。

そんな時に重宝するのがミックススパイスです。

キャンパーの間では定番になっている、「マキシマム」や「ほりにし」などの万能調味料も、有名なミックススパイスのひとつ。すでにお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

ミックススパイスをひと瓶持っていけば、どんな料理にも使えますし、簡単に味が決まるので重宝しますが、みんなが使っているものは、ちょっと飽きたりもしてしまうもの。

“新しい調味料はないかな”と探している人も多いのではないでしょうか。

今回は、フードコーディネーターが自信をもってオススメするキャンプ飯にぴったりの調味料を、市販のものから自作のものまで紹介していきます。

 

フードコーディネーターがおすすめするキャンプで大活躍する調味料

ハーブやスパイスがミックスされた調味料には、さまざまなタイプのものがあります。市販のものでは、スパイスコーナーに売っているシーズニングスパイスがそれに当たります。

ここでは数多くある市販の調味料の中でのおすすめをご紹介します。

ヨーデル　サワークリームオニオンスパイス

 

ヨーデル　サワークリームオニオンスパイスは、最近火が付き始めた調味料のひとつ。

ポテトチップスでおなじみの、サワークリームオニオンの風味がつけられるミックススパイスです。

揚げたてのフライドポテトやポテトチップスはもちろん、肉料理に使うとオニオンやガーリックの香りがふわっと立ち、パンチの効いた味わいに！

野菜料理やオムレツ、海老のソテーなど、さまざまな食材の旨みを引き立ててくれるスパイスです。

魔法のだし塩　ドラゴンスパイス

さまざまな市販のミックススパイスがありますが、こちらは和食によく合うタイプ。

醤油や藻塩に胡椒やガーリック、唐辛子など10種類のスパイスやハーブを加えており、和風の炒め物、唐揚げ、ステーキなど、いろいろな料理に使えて重宝します。化学調味料を使っていないのも嬉しいところです。

黒瀬のスパイス

鶏、豚、牛の焼肉串焼きはもちろんの事、野菜炒めやハンバーグの味付けもこれ1本におまかせ！の万能調味料の王様です。バーベキューなどには一振りするだけでグッとお肉の旨味が引き立ちますよ。

早川みそパウダー 3種セット(みそプレーン・柚子・ごま）

 

みその風味と香りを最大限に残した乾燥みそです。粉末で使いやすいく、コクや旨味がほしいときに一振りすると味に奥行きがでます！

お味噌としてでなく和風の味わいであるうまみが濃縮された調味料としてお使いいただくと和洋中華の様々なお料理にご利用出来ます。

スコシリーズ　5種セット

えっ、こんな味も…！？味変バリエーションが楽しい「○○スコシリーズ」。

様々な料理にかけるだけで本格的な味わいに！辛い、酸っぱい、旨い！

キャンプ飯にはピッタリの調味料！もちろんご家庭でも大活躍間違いなしのこだわり調味料です。

ミックススパイスを自作してみよう！

いろいろな料理に使えるミックススパイスですが、じつはとても簡単に自作ができるのをご存知でしょうか？。

基本的に材料をそろえて混ぜるだけででき上がるので、自分好みの味を探ることもできます。自分で配合したミックススパイスを使うことで、周りと差がつきますよ！

自作ミックススパイス：タコスパイス

タコスやタコライスに使うミックススパイスです。

ひき肉と炒めてタコスなどに使うだけでなく、お肉料理の味付けや、チリビーンズを煮込む時に使うなどさまざまな料理に活用できます。

タコスパイスをポテトサラダに加えればスパイシーな味わいに!幅広い料理に使える使い勝手のよいミックススパイスです。

＜材料（作りやすい分量）＞

• チリパウダー……大さじ2
• クミンパウダー……大さじ1.5
• パプリカパウダー……大さじ1.5
• ガーリックパウダー……大さじ1
• オニオンパウダー……大さじ1
• オレガノ……小さじ2
• ブラックペッパー……小さじ1
• コリアンダーパウダー……小さじ1
• 胡椒……小さじ1/2
• カイエンペッパー……小さじ1/3
• 塩……小さじ1.5

＜作り方＞

すべての材料をボウルに入れ、よく混ぜ合わせる。

自作ミックススパイス：ケイジャンスパイス

ケイジャンスパイスは、アメリカ南部のソウルフードに使われるミックススパイスです。

有名なケイジャンチキン以外にも、海老のソテーや、野菜炒めはもちろん、オクラのトマトスープに加えたり、ジャンバラヤにも使えます。

＜材料（作りやすい分量）＞

• パプリカパウダー……大さじ2
• カイエンペッパー……大さじ1.5
• オニオンパウダー……大さじ1
• ガーリックパウダー……小さじ1
• 胡椒……小さじ1.2
• タイム……小さじ1.5
• セロリパウダー……小さじ1.2
• 塩……小さじ1.5

＜作り方＞

すべての材料をボウルに入れてよく混ぜ合わせる。

自作ミックススパイス：ジャークスパイス

ジャークスパイスは、ジャマイカ生まれのミックススパイスです。

鶏肉や豚肉を焼くときに現地で使われていますが、お肉、野菜や玉子料理にも使える万能スパイスです。

• ＜材料（作りやすい分量）＞
• オールスパイス……大さじ2
• オニオンパウダー……大さじ3
• ガーリックパウダー……大さじ1
• 胡椒……大さじ2
• タイム……大さじ1
• チリパウダー……大さじ1
• コリアンダーパウダー……大さじ1
• シナモンパウダー……小さじ1/2
• ナツメグパウダー……小さじ1/2
• 塩……小さじ2

＜作り方＞

すべての材料をボウルに入れてよく混ぜ合わせる。

 

自作ミックススパイスでキャンプ料理を作ってみた！

さて、自作のミックススパイスを使って、料理を作ってみましょう。普段の料理にちょっとスパイスを加えるだけで、味わいが変わりますよ。

海老のトマトクリームソースのスパゲティ　ケイジャン風味

＜材料（2人分）＞

• スパゲティ……200g
• 塩……大さじ2
• トマトソース……200cc
• 生クリーム……100cc
• 海老……100g
• ケイジャンスパイス……大さじ2
• オリーブオイル……大さじ1
• パセリ……少々

＜作り方＞

1. 海老は背わたを取り、殻を取り除く。鍋に水と塩を入れ、お湯を沸かす。
2. 鍋にオリーブオイルを入れて火にかけ、海老を入れて炒める。ケイジャンスパイスを加えてさっと炒める。
3. 火が通ってきたらトマトソースを入れ、中火にしてソースを煮立てる。さらに生クリームを加えて5分ほど煮込む。
4. 沸騰したお湯でスパゲティを茹でる。茹で上がったらザルにあけて水気を切り、3.の鍋にスパゲティを入れ、混ぜ合わせる。
5. 全体にソースが行き渡ったら器に盛り、パセリを振る。

ブリトー風ミニ春巻き

＜材料（春巻き10個分）＞

• 春巻の皮（ミニ）……10枚
• 牛ひき肉……150g
• タコスパイス……大さじ3
• サラダ油……大さじ1
• プロセスチーズ……50g
• 小麦粉……少々
• 揚げ油……適量

＜作り方＞

1. フライパンにサラダ油を入れて火にかける。あたたまったら牛ひき肉を入れて、ポロポロになるまで中火で炒める。
2. にタコスパイスを加え、よく混ぜ合わせる。混ざったら火を止めてボウルなどに入れて粗熱を取る。
3. プロセスチーズは棒状に10等分に切る。
4. 春巻の皮での牛ひき肉とプロセスチーズを包む。巻き終わりは小麦粉を水で溶いたものをのりにしてとめる。
5. 4.を揚げる。揚げ油を170度に熱して揚げ、油を切って器に盛る。好みでケチャップやタバスコをつけて食べる。

ジャークチキンプレート

＜材料（2人分）＞

• 鶏もも肉……1枚
• ジャークスパイス……大さじ2
• ライム汁……1/2個分
• 雑穀ごはん……適量
• レタス……2枚
• ライム……1/4個分

＜作り方＞

1. 鶏もも肉をポリ袋に入れ、ジャークスパイスとライム汁を加えてよく揉み込む。冷蔵庫で半日漬け込む。
2. 1.を網焼きかグリルパンなどで焼く。焼き上がったら雑穀ごはんとレタス、カットしたライムを添えて器に盛る。

※ジャマイカでは雑穀ごはんではなく、黒豆を炊き込んだピーライスを添えます。

 

こちらもおすすめ

JAMMIN’ SAUCE (ジャミンソース)

 

ジャマイカの郷土料理『ジャークチキン』の漬け込みダレに鰹ダシのたっぷり入った醤油をブレンド。日本人の味覚に合う優しい味に仕上がっており、チキンとの相性も抜群。

 

調味料を使うときのポイント

スパイスは焦げやすいので、油に直接加えたりするのは避けるのがポイント。なるべく食材を炒めたりしたところに振り入れると焦げつく心配もありません。

また、スープやパスタソースなどを作る場合も、食材を炒めたところに入れるようにしましょう。スープになったものにたくさん加えると、だまになってしまうからです。

ただし、料理の香り付けに少量使う場合は、仕上げにフリ入れてもOK！

スパイスは食材となじむことで旨みを引き立て、美味しさを引き出してくるということを覚えておきましょう。