GoToトラベルで喜界島へダイビングツアー
喜界島は奄美大島から飛行機で東へ約20分に位置する隆起サンゴでできた島。そして、今も1年間に約2mmずつ隆起している世界的にも非常に貴重な島です。
サンゴがこれほどの速さで隆起している島は世界に3つしかなく、隆起サンゴの調査も積極的に行われています。
そんな喜界島は白ごまと黒糖の生産が有名で、さとうきび畑が続く「一本道」はインスタ映え間違いなしの撮影スポットになっています。
また、ウミガメが産卵にやってくる小野津ビーチの防波堤から海に飛び込むのがツーリストたちの間で大人気です。
喜界島でのダイビング
喜界島の海は、年間平均透明度は25mを超え「喜界ブルー」と称される独特の青をしているのが特徴です。
島の北側は東シナ海に面しており、穏やかで温暖な海と綺麗なサンゴ礁やカラフルな熱帯魚が多く、島の南側は太平洋側に面し、近くには海溝もあることからダイナミックな地形でホールや洞窟など特徴のある地形スポットが多く見られます。
そして、隆起サンゴの島だけあり、海の中はさまざまなサンゴが生息しており、推定400年を超える巨大なハマサンゴは喜界島の見どころのひとつです。
喜界島へのアクセス
喜界島への行き方は、鹿児島と徳之島をつなぐフェリーを利用する方法と、奄美空港と鹿児島空港から出航している飛行機を利用する方法があります。
3泊4日などの短い旅行日程で行くなら、奄美または鹿児島からの空便を使うのが一般的です。
また、GoToトラベルを利用する場合、旅行会社のパックがお得ですが、GoTo地域共通クーポンのほかに喜界島では独自の商品券「よろこび券」を発行しているので、こちらも上手に活用しましょう。(出典:喜界島よろこび券)
喜界島のダイビングスポット
喜界島にあるおすすめダイビングスポットを見てみましょう。
手久津久(てくづく)トリプルロック
手久津久トリプルロックはマクロからワイドまで楽しめる人気のスポットで、水深28mぐらいの真っ白な砂浜に3つの根があります。
ヨスジフエダイやハナゴイが群れており、春から夏にかけてはキンメモドキやスカシテンジクダイの大群が見られます。
- 最大水深:28m
- レベル:中級者~
- 流れ:ときに流れる
花良治(けらじ)
花良治は元気なサンゴ礁と浅い水深ではたくさんの幼魚が見られます。島の南側なので沖合に行くとホールや切り立ったサンゴの壁がそびえる地形が美しいスポットです。
サンゴのトンネルもあり、人気者のカクレクマノミも見られます。
- 最大水深:22m
- レベル:初心者~
- 流れ:ときに少し流れる
小野津(おのつ)アオサンゴ
小野津は琉球列島最北端のアオサンゴの大群生が見られるスポットで、2月~5月中にはコブシメが交尾・産卵にやってきます。
魚影も濃くアカヒメジやヨスジフエダイ、ノコギリダイなどが群れており、運が良ければナポレオンも登場します。
- 最大水深:25m
- レベル:初心者~
- 流れ:ときに流れる
スギラビーチ
スギラビーチは白い砂浜が特徴の体験ダイビングや講習でよく利用されるビーチエントリーのスポットです。カラフルな熱帯魚や生物が多く、沖に出ればウミガメや回遊魚も見られます。
海水浴やSUPを楽しむ人も多く訪れます。
- 最大水深:15m
- レベル:初心者~
- 流れ:ときに流れる
コロナ時代のダイビングで注意すべきこと
GoToトラベルで行くダイビングツアーは十分な感染対策が必要です。これまで感染者が出なかった喜界島でも10月7日に初の感染者が確認されています。
コロナ禍のダイビングでは、次のポイントに配慮することが大切です。
現地の状況を確認しよう
ダイビングの計画を立てる際は、必ず事前に政府や旅行先の自治体の感染状況を確認しましょう。
とくに喜界島のような離島は医療機関が少ないため「旅行に来てもらいたいけど、感染者が増えたら困る」という複雑な思いがあります。
喜界島の公式サイトで新型コロナ情報をチェックして、現地の感染状況や要請事項を確認するようにしましょう。
自分の器材を持参しよう
ダイビングショップのレンタル器材は消毒などの感染対策をしていますが、顔に密着するマスクや、口に咥えたりするレギュレーターやスノーケルは自分の器材のほうが安心です。
今までダイビング器材はレンタルだったという人も、これからはマイ器材を持参するようにしましょう。
感染予防対策は2週間前から
来島の2週間前から感染予防対策を行いましょう。毎日の検温や健康チェック、三密や大勢での会食など感染リスクの高い場所を避けましょう。
体調が優れないときや身近に感染者がいる場合は、ツアーを延期するようにしましょう。
ダイビングもソーシャルディスタンス
来島中は三密を避け、ダイビング中もソーシャルディスタンスを心がけましょう。加えて、マスク、手洗い、消毒などの基本的な感染対策も怠らず、とくに大人数での会食は避けましょう。
また、ダイビングサービスでは人数を制限するなど、独自の感染対策を行っているので必ずお店のルールに従いましょう。
ダイビングのコロナ対策についてはこちらの記事も参考にしてください。