セルフダイビング(バディダイビング)とは
セルフダイビングとは、ガイドやインストラクターに頼らず、バディ同士で潜水計画を立ててダイビングをすること。バディだけで潜ることから「バディダイビング」と呼ばれることもあります。
日本ではガイドダイバーと一緒に潜るスタイルが一般的なので、セルフダイビングをしたことがないというダイバーのほうが多いかもしれません。
しかし、本来ダイビングライセンス(Cカード)は「バディ同士でダイビングができることの認定証」であり、海外などではバディと一緒にダイビングをするのが基本なのです。
ダイビングスキルが上達してきたら、バディと一緒にセルフダイビングに挑戦してみてはいかがでしょうか?
セルフダイビング(バディダイビング)の条件
Cカードを所有しているのだから”セルフダイビングができて当たり前”と考える人がいるかもしれません。しかし、それはあくまで形式上の話。
オープンウォーターライセンスを取得した翌日からセルフダイビングができるスキルが身についているわけではありません。
安全にセルフダイビングをするなら60ダイブ以上の経験があり、トラブルが起きても冷静に対応できる自己管理能力が身についていることが最低の条件となるでしょう。
また、将来インストラクターや水中ガイドとして活躍したいと考えている人は、セルフダイビングができて当たり前。プロを目指すならセルフダイビングができるまで自らのスキルを上げていく必要があるでしょう。
とはいえ、ダイビングの楽しみ方は人それぞれです。
手軽に水中世界を楽しみたいという人が無理にセルフダイビングをする必要はありません。ガイドと一緒に潜ったたほうが、安心してダイビングを楽しむことができるでしょう。
大瀬崎でのセルフダイビング(バディダイビング)
自分のホームゲレンデを持つことが、セルフダイビングで潜れるようになる一番の近道です。
たとえばダイビングのメッカである大瀬崎をホームゲレンデにしてみてはいかがでしょうか。
大瀬崎にはセルフダイビングに理解のあるダイビングサービスも多く、実際に大瀬崎でセルフダイビングを楽しんでいるダイバーも少なくありません。
そして、ひとつのポイントを徹底的に潜り込んでみることをおすすめします。
詳細な水中マップを作成するなどして、ガイドやインストラクターに頼らなくても水中ナビゲーションができるまでポイントを熟知することです。
大瀬崎の湾内でセルフダイビング(バディダイビング)
大瀬崎なら、まずは「湾内」を徹底的に潜りつくして、セルフダイビングで潜れるまでスキルを磨いてみましょう。
湾内は年間でクローズするのはほんの数日と言われるほど安定した海況のため、ダイビング講習でも多く利用されることが多く、初心者からベテランまで楽しめるスポットです。
湾内はエントリー&エキジットエリアが広く使い勝手が良いうえに、水中は大きなすり鉢状の地形になっているため、位置を把握しやすいことが特徴です。
また、季節によって見られる生物や水中景観が変わり、何回潜っても飽きない人気のスポットです。
セルフダイビング(バディダイビング)のダイビングサービス
大瀬崎には積極的にセルフダイビングを推奨しているダイビングサービスもあります。そのひとつが「はまゆうマリンサービス」さんです。
はまゆうマリンサービスさんでは、初めてバディダイビングをするダイバーに向けて、現地インストラクターがコンディションの評価の仕方や基本スキルの確認などをしっかりとレクチャーしてくれます。
その後、実際にインストラクターと一緒に湾内を潜り、2本目はバディだけで潜れるようにサポートしてくれます。
わからない事や不安な事はインストラクターに何でも相談できるので、初めてのセルフダイビングでも安心です。
出典:はまゆうマリンサービス
セルフダイビング(バディダイビング)を始めよう
ダイビングに出かける前
ダイビングを予定している日の天気予報を必ず確認します。当日の天気はもちろんですが、潮の干潮満潮の時刻、風や波などもチェックしましょう。
また、ダイビング当日は利用するダイビングサービスのホームページ等で海のコンディションを確認することも忘れずに。
ダイビングサービスで受付
ダイビング当日は、予約を入れたダイビングサービスで免責同意書や緊急連絡先などの書類を記入したら、海の透明度や水温、見所の生物の場所など、水中マップを使ってしっかりブリーフィングを受けましょう。
バディと潜水計画を再確認
その日の海のコンディションを確認したら、バディと潜水計画の再確認をしましょう。コース取り、エントリーとエキジットポイント、最大水深、潜水時間、サインや残圧の確認方法、緊急時の手順をしっかりと話し合いましょう。
ダイビング前のバディチェック
潜る前は必ずバディチェック(プレダイブ・セーフティ・チェック)を入念に行います。また、バディがストレスを感じていないかどうかもお互い確認し合いましょう。
GOセルフダイビング!
初めてのセルフダイビングはドキドキするかもしれませんが、手を伸ばせばバディが常に確認できる距離を保ち、アイコンタクトを取りながら計画通りにダイビングを進めましょう。
また、ダイビング終了後はバディと一緒にデブリーフィングをし、ダイビングのデータをログブックに記入しましょう。