「初心者用」サーフィンのカッコいい技①ボトムターン
ボトムターンてどんな技?
【難易度★☆☆☆】
技の名前の通り、波のボトムでターンするテクニックです。
もっとも基本的な技ではありますが、いくつもの大技に繋がる重要なスキルのひとつです。どれだけしっかりとボトムに降りきって鋭角にターンできるかが大切です。
ボトムターンの練習方法とコツ
ボトムターンのよくある失敗例は以下の通りです。
- 思うようにターンができない
- ボトムターンした後、波がブレイクするタイミングに合わない
これらの失敗原因の共通点はどちらも波の上部からターンを開始しているところにあります。
波の中腹部でレールが入ってしまうと失速してしまったり、思うように次のセクションに繋げることができなくなります。ボトムターンのコツはしっかりとボトムに降りきるためにタイミングを1テンポ遅らせることです。
最初はテンポを遅らせすぎることもありますが、ボトムに降りきることでボードは最大限に加速し、ターンも鋭角になり簡単にボードが返ります。
またスケートパークにあるようなバンクを使用することでもボトムターンの感覚は身につきます。
「初心者用」サーフィンのカッコいい技②アップスアンドダウン
アップスダウンはどんな技?
【難易度★☆☆☆】
波の押す力を利用し、水面をボードで滑走することがサーフィンで1番の醍醐味です。
しかし、日本の波はほとんどの場合パワーが弱く、波の押す力は少々頼りないです。
そこで、必要となる技がアップスアンドダウンです。アップスアンドダウンは波のフェイスを技の名前通り、登ったり降りたりすることでボードの滑走するスピードを上げる技です。
他の技を決める時でもアップスアンドダウンが起点になるため最初にマスターしたい技のひとつです。
アップスダウンの練習方法とコツ
進行方向をしっかりと意識したテイクオフが肝心で、波の割れ方に注意を向けましょう。しっかりと横に滑りボトムに近づいたら姿勢を低くし、後ろ足を内側に向けます。
ボトムに降りきる手前で、後ろ足を蹴るようにボードのレールを波のフェイス側に入れ、今度は波のトップに体をむけジャンプするように伸ばしましょう。
波のトップに近づいたら、重心を前に意識し姿勢を下げながらボトムに降ります。
陸上での練習は、スケートボードを使った膝と体重移動の動きがとても効果的です。
アップスダウンの上達のコツは体幹を鍛えることはもちろんですが、しっかり体全体で上下運動ができていることと、体の向きが進行方向に向いていることを鏡の前で確認することが重要です。
「初心者用」サーフィンのカッコいい技③カットバック
カットバックはどんな技?
【難易度★★★☆☆】
波のパワーが強くサイズがある程度大きいと波のパワーゾーンから抜け出してしまいます。そこで必要となる技がカットバックです。
カットバックは加速して、波のパワーゾーンより前に進みすぎた時に行います。
進行方向を180度切り替え、波のトップに登り、波のリップにボードのボトムを当てて、再びボトムに方向転換しフェイスを降る技です。
カットバックをマスターすることで波のフェイスに止まることができロングライドを楽しむことができます。
カットバックの練習方法とコツ
カットバックの失敗例は以下の通りです。
- ボードがすっぽ抜ける
- ターンのタイミングが遅れる
- レールが入りすぎて転倒
- スープやリップに当て込みができない
などと少々難易度は高めです。
ターンのタイミングを合わせるコツは、テイクオフし横に滑った段階でカットバックに入るイメージを持つことです。
パワーゾーンを抜けてからカットバックの技に入るとどうしてもタイミングが遅れ失速してしまいます。
カットバックをマスターするまではどんなに良い波が来てもカットバックに専念することが大事です。
またターンを焦りすぎターンの時間が短いと、どうしても上半身だけでボードの向きを変えようとするため失速やボードのすっぽ抜けに繋がります。
しっかりと上半身、下半身を連動させ、ボードのレールを意識しましょう。おすすめの練習方法は陸上でのサーフィン用スケートボードを使ったTシェイプを意識したライディング練習です。
「初心者用」サーフィンのカッコいい技④リッピング
リッピングはどんな技?
【難易度★★★★☆】
リッピングとは波のリップ付近で技をメイクする総称で、オフザリップが代表的な技です。
ボトムターンから一気にリップに駆け上がり、トップスピードを維持したまま波のリっプに当て込みターンをする技です。
ターンの時に豪快に上がるスプレー(波のしぶき)がとてもかっこよくサーファーが憧れる技のひとつです。
リッピングの練習方法とコツ
リッピングの失敗理由は、カットバックと同様に波のラインやセクションを見誤ることが多くの原因です。
斜めにリップにアプローチすると、どうしてもワイプアウトしてしまったり中途半端なリッピングになってしまうので、リッピングするセクションに向かうときはしっかりと自分の体がフェイスに対して平行に向いていることを意識しましょう。
陸上でのリッピングの練習方法はプロのラインどりを研究することと、鏡の前での姿勢作りです。
そしてリッピングを練習する日もカットバックと同様に、どんなにロングライドできそうな良い波が来てもリッピングに専念することが大切です。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。