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ロードバイクの性能を発揮するためには体に合わせた調整が必要です。それがフィッティングと言われる作業で、ショップでも専門的なフィッティングが可能ですが、自宅で最終調整していくことも大切です。今回は自宅でできるフィッティングの方法を解説します。

ロードバイクショップでやるべきフィッティングと自分でできるフィッティング

ロードバイク フィッティング

 

フィッティングは、自分の体にロードバイクを合わせて、乗り手のフィジカルを効率よくロードバイクに伝えて性能を引き出すために重要な作業です。

プロショップでも、「シマノ バイクフィッティング」など、有償で緻密なデータを取ってフィッティングするサービスもありますね。

ただし乗っている中でフォームや筋力が変わるので、自分でできるところはこまめに微調整するのが理想的です。

まずはショップに依頼した方がいいフィッティングと、自分で調整するべきフィッティングを解説します。

 

ショップでやるべきフィッティング

プロショップの提供する有料のフィッティングサービスでは、体全体のデータを取って緻密に計算し、適切なフォームを計算します。

感覚的にはわからない部分までアドバイスがもらえるので、ぜひ一度受けてほしいサービスですね。

基本的なデータは自分で覚えておくべきですが、なかでもショップに依頼するべきは「パーツの交換が必要なフィッティング」です。

たとえば

  • クランクの交換(クランク長)
  • サドルの交換(硬さや長さ)
  • ステムの交換(長さと角度)

などです。

ショップなら在庫からすぐに用意して交換できますし、買ったのに付かなかったなどの失敗も防げるので、ショップに依頼するのがおすすめです。

 

自分でできるフィッティング

走っている中で違和感を感じる部分は、随時自分で調整することもできます。

基本的にはフィッティングデータをもとに体を合わせることも必要ですが、筋力が付いてくると微妙にデータとも合わなくなってきます。

  • サドルの位置
  • ハンドルの位置
  • ビンディングクリートの位置

これらの調整は簡単な工具でもできるので、違和感を感じたら自分で微調整してみましょう。

バイクハンド ツールキット for shimano
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ロードバイクサドルのフィッティング

ロードバイク フィッティング

 

サドルのフィッティングは、乗り心地にもつながる基本的なポイントです。

サドルは頻繁に交換することもあるパーツなので、調整方法を覚えておきましょう。

 

高さを合わせる

サドルの高さは、サドルにつながるシートチューブで調整します。

この作業はママチャリと同じですね。

筋肉がつくとサドルが少し低く感じることもあるので、微調整が必須です。

膝が伸び切る高さだとパワーロスになるだけでなく、ケガの原因にもなるので要注意です。

 

前後位置を合わせる

ロードバイクのサドルは、前後に位置調整できます。

おしりの接点が変わるので乗り心地にも重要な調整ですが、膝の角度も変わるのでペダリングのパワーにも影響します。

基本はペダルをまっすぐ前に向けた状態で足を乗せ、膝の位置がペダルの真上に来るのが基準になります。

脚の長さやロードバイクの設計によっても変わるので、乗りながら少しずつ微調整しましょう。

 

角度を合わせる

サドルはシートポストの根元で角度も調整できます。

サドルの角度調整機能は、サドルごとの形の違いに合わせるためのもので、地面と平行が基本です。

まれに、骨盤の角度や臀部の筋肉によっては、やや前傾の方が漕ぎやすい方もいるので微調整してみましょう。

角度をつけすぎるとペダルに荷重がかかり続ける状態になり、脚力の無駄遣いになるので要注意です。

TIOGA サドル スパイダー ツインテール 2 クロモリ レール
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ロードバイクハンドルのフィッティング

ロードバイク フィッティング

 

ハンドルのフィッティングも、六角レンチだけでできる調整です。

理想的なフォームを手に入れると重心が少し変わるので、適切な位置に微調整しましょう。

 

角度の調整

ハンドルは、ステムを中心に角度を調整できます。

基本的に出荷時の状態で問題ありませんが、腕を伸ばした上体で手首が手前や奥に傾いていると負担がかかっています。

また、下ハンドルが握りにくい位置にある場合にも角度調整が必要です。

下ハンドルを握りやすい角度で調整し、手首が傾くなら、デュアルコントロールレバーの位置を変えるのも有効です。

 

高さの調整

ハンドルの高さはステムを変えることで調整しますが、ステムの取り付け位置を変えることでも調整できます。

フォークの軸(コラム)にスペーサーがあるので、コラムの上下にあるスペーサーの数を変えることで高さを変更しましょう。

ハンドルが低い方が空気抵抗が落ちるのでスピードが出やすくなりますが、低いだけでは背筋に負担がかかり、ペダリングに悪影響なので総合的に調整しましょう。

あまり上げることはありませんが、上げる場合にはブレーキワイヤーが伸び切らない位置に調整しましょう。

Fizik(フィジーク) Cyrano  R3 アルミ ドロップバー
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ロードバイクビンディングの調整とフィッティング

ロードバイク フィッティング

 

ペダルとシューズを接続するビンディングにも、調整するべきポイントがあります。

ビンディングの不具合はケガの原因にもなるので、かならず調整しましょう。

 

固定力の調整

ビンディングの固定力は、ビンディングの外れやすさにつながります。

万が一のトラブルの時に外れないと落車やケガにつながりますが、外れやすすぎるとペダリング時に外れて危険です。

ペダルの調整用ねじで強弱を変えられるので、適切な固定力に調整しましょう。

 

クリートの前後位置を調整しよう

シューズについている取付金具(クリート)の位置はペダリングにも重要です。

固定しているビスを緩めることで、クリートの前後位置を調整できます。

基本は、足の親指の付け根のふくらみ(母指球)と、小指の付け根のふくらみ(小指球)の真ん中にクリートの中央が来るように調整します。

脚質によっては、微妙に前後させるとよりペダリングのバランスを取りやすくなるので、走りながら微調整していきましょう。

シマノ(SHIMANO) RP3 ワイドサイズ SPD-SL 
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ロードバイクNEWS

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ロードバイクの性能は、しっかりとフィッティングしたうえで成り立っています。フィッティングが合わないとケガの原因にもなりえるので、新車購入時には必ずフィッティングし、自分でも微調整していきましょう。ショップのフィッシングサービスも活用しながら、体に合ったロードバイクで、快適にサイクリングを楽しみましょう!

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。