どんなサーフィンをしたいのか
サーフィンを始める上で、もっとも誰もがまず考慮するのがサーフボードでしょう。
サーフボードも今では多様化しており、ショートボード、ミッドレングス、ロングボードなどと選択の幅も広がっています。
そのサーフボードをまずは選ぶにも、はじめる上で自分はどういったサーフィンをしようかと考えましょう。
それぞれのサーフボードは長さも形も変わるので、同じサーフィンでもまったく異なった動きとなり、違ったスタイルでのサーフィンとなります。
ショートボードでパフォーマンス豊かなサーフィンを目指すのか、ミッドレングスやロングボードで優雅に乗るサーフィンを目指すのかなどスタンスを決めるのは大切なことです。
サーフィンで海と波を知る
サーフィンは海で楽しむスポーツです。
同じ波は無く、つねに動き変化する波に合わせて乗って楽しむスポーツになります。
そのため、海や波、また自然の動きも知るといったことも大切になります。
安全のためにも、また良い波のコンディションに出会うにも気候やウネリ、風、潮の動き、地形など、さまざまな変化によって波のコンディションも変化するといった知識を得る必要があります。
そのためにも波に乗ろうと闇雲に海に入るだけでなく、海や波の動きも観察するようにすることも大切です。
サーフィンのルールとマナーを知る
サーフィンには、ひとつの波の一方向に一人しか乗れないというルールがあります。
サーフィンの経験がない方には中々理解できないところもあるかもしれません。
しかし、これは長いサーフィンの歴史の中で伝えられてきた暗黙のルールといえます。
また、基本的には波に乗っているサーファーの邪魔をしないといったことがマナーです。
ほかのサーファーとのトラブルが生じないよう、楽しく気持ちよくサーフィンを楽しむためにも、ルールとマナーを守るという基本は心がけておくと良いでしょう。
海の危険を知る
台風の時期になると、サーファーが流されて救助されたとニュースなどで耳にすることがあります。
そういった事故を起こすサーファーの大半が、初心者などの経験のないサーファーを多く見られます。
海は気持ちよく楽しい所ですが、ひとたび牙をむくと大変危険な場所に生まれ変わります。
もっとも危険と注意すべきは、離岸流(カレント)などの潮の流れです。
沖に流されるだけでなく、実際に潮の流れでテトラポッドなどに吸い込まれての死亡事故も起きています。
上級者は知識や経験、またパドリング能力で回避できることがありますが、パドリング能力や経験のない初心者はとくに注意すべきことでもあります。
人を頼らない・迷惑をかけない
最近はサーフショップなどのサーフィンスクールも盛んに行われています。
しかし、サーフィンは基本的には個人スポーツとして、自分次第な部分が強いスポーツです。
まずは上達することを考え、トライ&エラーで努力を繰り返すといった気持ちが大切。
その上でスクールなどに参加することで、確実なスキルアップを磨くことになります。
また、他人に迷惑をかけないといった自己責任も大切です。
海に入ってしまえば一人になるので、この自己責任の認識を持たないと、事故を招き他人に迷惑をかけることになってしまいます。
危険回避のためにも、ぜひサーフィンを始める上で初心者として心に留めておいて欲しいです。
サーフィンではじめてのサーフボード選び
はじめてのサーフボード選びでは、自分がどんなサーフィンがしたいのか、そのイメージに合ったサーフボードを手に入れることがおすすめです。
目指すパフォーマンスサーフィンのためにショートボードで始めるのか、それともロングボードを楽しむとして始めるのか、しっかりイメージした上でボード選びをしましょう。
何となく始めたり、とりあえずサーフィンを経験してみようといったところでは、ひとまずは安いものや中古ボードなど何でも良いでしょう。
しかし経験してみてサーフィンに夢中になり、真剣にサーフィンに取り組もうと思ったのであれば、出来るだけ早めに自分の体型や初心レベルに合った性能の良いボードを手に入れ練習されていくのが、スムースな上達のためにもおすすめになります。
上達を目指すには
サーフィンを上達するには、漠然と海に入っているだけでは、なかなか上手くなれません。
陸上では絶対に感じ得ないバランス感覚や、海の動き、波の動きに調和するかのように慣れることが必要になるからです。
またさまざまな技術的な部分も、海でいきなり行動に移しても、そう思うようにはさせてくれないでしょう。
海に行けない日ごろから、イメージトレーニングなどで練習しておくことも大切で、それを海で実践するといった形をとりましょう。