イギリスの老舗メーカーRaleigh(ラレー)の生い立ちとは
ラレーの創業者であるフランク・ボーデンは、1870年その当時住んでいた香港での激務で体を壊し、イギリスに帰国。
体調改善のために友人からトライシクル(三輪車)をすすめられ、体調がだいぶ改善します。
これがきっかけとなって、1887年ボーデンはノッティンガムとおりに小さな自転車工房を買い取り、Raleigh(ラレー)自転車会社と名づけます。
その後は、変速機など積極的に自転車の技術を開発したりして、1896年には新しい工場をオープン。
またいろいろな自転車レースのサポートなどにも、力を入れていました。
そのころサイクリングスプリントライダーのアーサー・ジンマーマンは、ラレーの自転車をつかい初めて世界チャンピオンなります。
こういったジンマーマンの功績によって、会社名がだんだんと知られることになります。
ラレーはその後も発展を続け、世界的にも有名なブランドとなりました。
また本場イギリスでは、ラレーの歴史が自転車の歴史ともいわれています。
今現在はリムで有名な日本の新家工業(アラヤ)がラレージャパンとして、日本人の体やアクティビティにあった設計や販売をしています。
Raleigh(ラレー)のロードバイクの特徴
ロードバイクの特徴をあげてみましょう。
カンパニョーロの部品を導入
ラレーのロードバイクには、カンパニョーロのコンポーネントがつかわれています。
カンパニョーロというのは、イタリアの自転車部品専門メーカーで、ラレーは保守的なイギリスの会社にもかかわらず早い時期から、この会社の優秀さを見抜きコンポーネントなどを採用しています。
特にポテンザというコンポーネントは、カンパニョーロのなかでも、上位グレードで、ハイエンドロードバイクのカールトン ティーム T1などにつかわれています。
ラレージャパンになってからは、SHIMANOの105やSORAといったコンポーネントも多くつかわれているのは、うれしいポイントです。
材質にクロモリ
ラレーといえば、クロモリといわれるぐらい、よくつかわれている素材です。
最近自転車のフレームというと、アルミやカーボンが主流になっているので、クロモリという素材のことを知らないという人もいるのではないでしょうか。
クロモリというのは、鉄にクロムやモリブデンといったものを加えたスチール(合金鋼)の一種です。
クロモリという素材の特徴は、美しく丈夫で衝撃にも強いということ。
またクロモリはしなやかなで、ペダルを踏んだときにバネを感じる独特の感触があり、この感触や乗り心地がよいというところも、人気の理由でしょう。
ただアルミやカーボンに比べると、重たいというところがデメリットです。
クラッシックなデザインも人気の理由
ラレーの魅力は、イギリス紳士を思いおこすようなクラシカルで実用的なデザイン。
前衛的なデザインが好きな人もいますが、クラシカルなデザインが好きという人も、一定数いるはず。
そういった人から絶大な人気があるのが、ラレーです。
Raleigh(ラレー)おすすめロードバイク
ロードバイク CRA カールトンA 2020モデル
カールトンAは、定番であるフルクロモリフレームで、美しいだけでなく剛性も高いロードバイクです。
コンポーネントにはSHIMANO SORAをフルスペックで採用。
上位グレードのデザインを受け継いでいて、10.8kgと軽量で操作性もばっちりのロードバイクです。
ハンドルステムには、軽量のKalloyを採用し、全体的に細身のシルエットが魅力。
ロードバイク CRF カールトンF 2020モデル
カールトンFは、スチームフレーム用に開発されたマンガンモリブデン鋼レイノルズ631チューブで作られたフレームと、コンポーネントにはSHIMANO 105を搭載しています。
美しい外観を保つために、泥除け取りつけようのダボをチェーンステー内側に配置。
サイズ展開も多いため、従来よりも自分にぴったりの1台を見つけやすくなっています。
ロードバイク CRR カールトンR 2020
ラレーのなかでも、11速のSHIMANO新型アルテグラR8000をコンポーネントとして採用した、ハイエンドロードバイクです。
カールトンFなどにもつかわれるレイノルズ631フレームをつかい、最近人気のすべてのワイヤーがフレーム内に設置された内蔵型タイプですっきりとしたデザインが特徴。
フォークはフルカーボンで、重量は8,9kgと軽量です。
ライター
Greenfield編集部
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