バーテープの選び方
通常の自転車ではハンドルにゴムのグリップをかぶせますが、大きく湾曲したドロップハンドルには装備できないため、バーテープで全体を覆っています。
バーテープはロードバイクらしさのひとつでもありますが、ゴム製のグリップよりも耐久性が劣り、定期的に交換する必要があります。
では、バーテープを交換するときは、どういうポイントで選べばいいのでしょうか。
素材で選ぼう
バーテープにはさまざまな素材があり、それぞれに特徴があります。
具体的には、
- EVA
- コルク
- ポリウレタン
- ソフトポリマー
- シリコン
- タオル
- 本皮
などがあります。
それぞれ長一短なので、実際にお店で触って選ぶのが間違いないでしょう。
厚さで選ぼう
クッション性はもちろん、握りやすさにも影響するので、バーテープの厚さは非常に重要です。
厚さによる特性は素材によっても違い、たとえばコルクでは厚いと反発で巻きにくいなどデメリットもあります。
厚いバーテープはクッション性に優れ、見た目の存在感もありますが、薄いバーテープのほうがきれいに巻きやすく、クッション性はサイクリンググローブに任せることも多いです。
バーテープの巻き方
バーテープはお店で購入すれば、たいていは店員さんに蒔き直しを依頼することができますし、やはり手馴れている方が巻くときれいに仕上がります。
しかし最近は通販でバーテープを買うシーンも多いでしょうし、お店でもセールのときにあらかじめ買うこともありますよね。
自分で巻きなおせば好きなタイミングで巻きなおしできますし、愛情もわきます。
自分でバーテープを巻きなおすときには、必ず意識するべき3つのポイントがあります。
バーテープを巻く前にビニールテープを巻いておこう
バーテープはある程度使うと交換しなければいけない消耗品です。
交換するときに一番ネックになるのが、もとのバーテープを剥がす作業で、新しいバーテープをきれいに巻くためには必須の作業です。
この作業を簡略化するための裏技がビニールテープです。
あらかじめビニールテープを巻いておけば、おおまかにバーテープを剥がしたあと、ビニールテープを剥がせば簡単にきれいな状態にできます。
テンションをかけながら巻きつけよう
バーテープは両面テープでハンドルバーに貼り付けていきますが、このときに注意するのがただ貼り付けるのではなく、ひっぱりながら巻きつけていくことです。
貼り付けるだけだとごあごあして握り心地が悪くなりますし、仕上がりも悪くなります。
巻き始めから巻き終わりまで、なるべく一定の力でテンションをかけながら巻きつけていきましょう。
STIをあらかじめ固定
バーテープは、STI(デュアルコントロールレバー)を固定するような形で巻きつけることになります。
つまりバーテープを巻いたあとにSTIのセッティングはできないので、バーテープを巻く前に必ずSTIをしっかり固定しておかなければいけません。
バーテープを巻くまえにロードバイクにまたいでみて、しっかりポジションを出しておきましょう。
見た目重視のおすすめバーテープ
バーテープはロードバイクのデザインを左右するので、見た目で選ぶ方も非常に多いです。
もちろんバーテープとしての機能が劣っていては意味がないので、使い心地もよく、かつ見た目的にも特徴的なバーテープをピックアップしてご紹介します。
TOPCABIN ロードバイクバーテープ PU/シリコーン
レザー調で見た目がよく、かつ滑りにくい素材を使用し、クッション性を実現しています。
ジオメトリックバーテープ NBT-005
あざらかなグラフィックで、カラーバリエーションが多いバーテープです。
厚手ですが表面を特殊加工してあるので、表記ほどの厚みを感じず、巻きやすいおすすめ商品です。
I live 和柄バーテープ WAGARA
布地のような素材でグリップ力があり、そこにさまざまな和柄を印刷したおしゃれなバーテープです。
巻きやすさ抜群のおすすめバーテープ
バーテープを自分で巻くときに気になるのが、そのバーテープがきれいに巻けるのかどうかです。
巻きにくいバーテープだと、失敗して買いなおすと高上がりになってしまいますよね。
そこで、筆者が試したもののなかから、とくに巻きやすかったバーテープをご紹介します。
cinelli バーテープ ジェルリボン コルキー
コルク製のバーテープには強度的にテンションを掛けながら巻けないものもありますが、チネリ社のコルクはしっかりと強度があり、かつ柔軟なのでピッタリ仕上げやすいです。
Fizik Tempo マイクロテックス クラシック
ある程度の厚さ(2mm)ながらコシのある作りなのでテンションをかけやすく、伸びが少ないので重なる面が非常にきれいに仕上がります。
GORIX GX-S100-A2
まさに巻きやすさを重視して開発されたバーテープで、初心者にも巻きやすく、かつ強いグリップ力で安心感もあります。
fabric ナールテープ ブラック
素材自体は標準的なバーテープですが、裏面のノリが剥がしやすいので、ある程度張り直しができるメリットがあります。
さわり心地の良いおすすめバーテープ
ロングライドではとくに長時間握ることになるので、肌触りの悪いバーテープではサイクリングも不愉快になってしまいます。
感触に定評のあるバーテープをピックアップしてご紹介します。
Fizik Tempo マイクロテックス ボンドカッシュ
3mm厚で適度なクッション性と、さらっとした肌触りで定評のある定番バーテープです。
DEDA(デダ) バーテープ TAPE PRESA
グリップ力と安定感・快適性を凝縮したプロライダーにもオススメなモデルです。
EVAとポリウレタンの2層構造にする事で密度が2倍になっています。
OGK KABUTO プロフィットバーテープ コットン
やわらかいコットン素材なので、素手で乗りたい方にもベストです。
Lizard Skins DSP 2.5 V2
軽量・薄手でクッション性が高いDPS(デュラソフトポリマー)素材を採用し、握り心地が良くグリップ力が高く路面から伝わる衝撃を和らげます。
NEWS
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ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。