SUPフィールドとしての湖
誰でも楽しめ、スピードが出やすいことがメリット
SUPフィールドとしての湖の最大の特徴は、海のようなうねりや波がなく、基本的に水面はフラットで穏やかなことです。
そのため年齢・性別とわずに誰でもバランスが取りやすく、SUPを始めるフィールドとして湖は最適です。
はじめての人でも立ち漕ぎできる可能性が一番高いフィールドでもあります。
また、フラットな湖面は抵抗が少ないので、海に比べてスピードが出やすいことも特徴です。
少し漕いだだけでスーッと滑るように進んでいきます。
さらに、海のような広さを持つ琵琶湖を筆頭に、SUPクルージングを楽しむのに十分な広がりを持つ湖が多くあります。
海と同じような開放感と、陸に囲まれていることによる安心感、その両方備えていることもSUPフィールドとしての湖の大きな魅力であり特徴です。
風に弱く、水温の低さと浮力の少なさがデメリット
基本的に水の流れがなくフラットで、抵抗が少ない湖ですが、反面風に弱く、風が吹いてくると流されやすいことがデメリットです。
また、海に比べて湖は水温が低い、塩水ではなく真水であるため浮きが弱い、湖は砂浜が少なく足場が悪いというデメリットもあります。
湖でSUPをするときは、ウェットスーツやシューズ、ライフジャケットを忘れずに着用しましょう。
SUP+キャンプは極上のアウトドアライフメニュー
湖でSUPを楽しむ、あるいファミリーや仲間とのキャンプを楽しむ、どちらのスタイルも一般的です。
せっかくですから、どちらか一つではなく、それぞれにキャンプやSUPを組み合わせてみませんか。
SUP&キャンプを組み合わせることで、楽しさは1+1=2にとどまらず2倍、4倍にグレードアップする極上のアウトドアライフ・メニューとなります。
ポイントはメンバー構成
SUP+キャンプを充実したものにするには、メンバーが大きなポイントとなります。
誰もがSUPもキャンプも両方とも得意ではなくても、メンバーの中に各一人ずつでもSUPが得意な人、キャンプが得意な人を加えることができれば、充実したひとときが期待できます。
ときには3家族、4家族と規模を大きくすると、より一層SUP+キャンプはイベント的な盛り上がりを見せます。
料理班、設営班、SUP班など役割分担すれば幅広い作業分野がカバーでき、子どもや女性も含めて全員がエンジョイすることも可能に。
SUP+キャンプを実践すれば、あなたの周りでもアウトドアクッキングに目覚めたSUPおとうさんや、はじめてSUPチャレンジしてハマってしまった母娘などが生まれてくるかもしれません。
SUP+キャンプは、そんなことも期待できる魅力的なアウトドアメニューと言えるでしょう。
天候の急変と危険生物に注意
湖SUP、キャンプどちらも、野山など自然豊かな環境でアウトドアを楽しむことがほとんどです。
そのような山がある場所では天候が変わりやすく、森林地域には多くの生物も生息し、中には人に危害を与える生き物もたくさんいます。
そのため、天候の急変と危険生物に対する警戒は、忘れないようにしてください。
突風、雷、ゲリラ豪雨など極端な天候変化に警戒を
SUP時もキャンプ時も、突風、雷、ゲリラ豪雨に最大限の警戒を払うようにしましょう。
山の天候は変わりやすく、最近は温暖化の影響もあることから、極端な天候変化が起こりやすくなっています。
天候に関する情報収集を事前から必ず行なってください。
また、激しい気象現象でなくても、SUPは風に流されやすいので、楽しんでいる時は風向きや風の強さの変化を常に意識しましょう。
動物、植物、昆虫など、危険生物の存在を忘れない
自然豊かなところに湖はあります。
そこには多くの生命が存在し、人にとって危害を及ぼす生物が生息していることも事実です。
湖でSUPを楽しむにしろ、キャンプを楽しむにしろ、それらの生物に対する基本的な知識を備えておくことを見逃さないようにしましょう。
ここでは、代表的な危険生物を挙げておきます。
動物:イノシシ、クマ(ツキノワグマ、北海道はヒグマ)
昆虫・小動物:スズメバチ、アブ、ブヨ、マダニ、ヤマビル
植物:キノコ類(知識がない人は採取しない)