初級者向け秋のハイキングスポット
普段あまり運動しない人、ハイキングをはじめたばかりの人は、難易度の低いスポットから挑戦してみましょう。
初級者向けスポットなら、体力に自信のない人も気軽にハイキングを楽しめますよ。
檜原都民の森(東京都西多摩郡檜原村)
檜原都民の森は、山の中腹に位置する東京都の山岳公園です。
奥多摩の山並みを楽しめるコースや森林を巡るセラピーコースなど、複数のコースが用意されているのが魅力。
リラックスしたい人、ハイキングを楽しみたい人、本格的な登山をしたい人まで、さまざまな人が楽しめます。
セラピーロードの往復であれば普段着で出かけても大丈夫ですが、コースによっては防寒着が必要になる場合もあります。
秋は気温が急に下がることもあるので、事前にしっかり準備してから出かけましょう。
御岳山(東京都青梅市)
御岳山は標高929mと低山なので、ハイキング・登山初心者に最適のスポットです。
ケーブルカーを利用すれば、山頂まで数分で到着するので、体力に自信のない人は上りだけケーブルカーを利用してみるのもいいですね。
武蔵御嶽神社や滝、ロックガーデンや野鳥など、見どころが多いのも御岳山の魅力のひとつ。
武蔵御嶽神社から歩いて5分ほどのところにある長尾平は、眺めのいい場所となっており、秋は紅葉を眺めながらお弁当を食べることもできます。
愛宕山(東京都港区)
愛宕山は標高25.69mの低山ですが、東京都区内では最高峰となります。
山頂には愛宕神社があり、ちょっとした観光スポットにもなっています。
周囲を高いビルに囲まれているので、見晴らしはあまりよくありませんが、緑の多い場所なので気分転換に最適です。
山頂に立つと、江戸時代にタイムスリップしたような感覚を楽しめるでしょう。
神社にたどり着くには、出世の石段とも呼ばれる急な石段を登る必要がありますが、体力に自信のない人はエレベーターをつかってアクセスすることもできます。
飛鳥山公園(東京都北区)
飛鳥山は標高25.4mしかないため、ハイキングはもちろん、ちょっとした散策気分で気軽に立ち寄ることができます。
王子駅のすぐ近くにあるスポットだから、アクセスも良好。
2009年からはベビーカー利用者や高齢者でも気軽に登れるモノレールが登場し、人気のスポットとなっています。
公園内からは電車を見下ろせる場所もあるので、鉄道ファンも存分に楽しめますよ。
公園内には子どもが遊べる場所もあるため、親子で一緒にハイキングに出かけてみるのもいいですね。
高尾山(東京都八王子市)
高尾山は標高600m程度しかありませんが、都心からアクセスしやすいこともあり、1年を通して多くのハイカーで賑わっています。
売店やトイレ、ベンチなどの設備も充実しているので、大人から子どもまで幅広い世代が楽しめます。
高尾山には複数の登山コースがありますが、途中は険しい道のりも少なくありません。
体力に自信のない人は、ケーブルカーを利用するのもひとつの方法です。
ケーブルカーなら紅葉を見ながら高尾山の中腹まで簡単にアクセスできるので、普段あまり体を動かすことがない人も気軽にハイキングを楽しめます。
ケーブルカーで登った駅の周辺には、東京を一望できる展望レストランやビアガーデンなどがあり、眼下に広がる紅葉を見ながら美味しいグルメを存分に楽しめます。
中級者〜上級者向け秋のハイキングスポット
ハイキングに慣れてきたら、標高の高い山に挑戦してみましょう。時間に余裕のあるときは泊りがけで出かけるなど、本格的なハイキングを楽しむことができます。
雲取山(東京都〜埼玉県〜山梨県)
雲取山は標高2,017mを誇る、都内でもっとも高い山となります。
晴れた日は富士山や南アルプスの絶景を楽しめます。
尾根や林道などを組み合わせると、無数のコースをつくり出せるので、何度訪れても飽きることはありません。
自分のお気に入りのコースを探してみるのも楽しいかもしれません。
どのコースを選べばいいか迷ったときは、奥多摩駅近くにある奥多摩ビジターセンターでおすすめのルートを教えてもらいましょう。
御前山(東京都西多摩郡奥多摩町、檜原村)
御前山は毎年秋になると、奥多摩湖の紅葉の景色を楽しめることもあって、大勢の登山客やハイカーで賑わいます。
ハイキングコースも多数用意されていますが、なかでも難関といわれているのは、所要時間約5時間30分の標高差約1,000mのコースです。
サス沢山から山頂まで行き、鋸山、鋸尾根を通って、奥多摩駅がゴール地点となります。
奥多摩湖の紅葉を楽しめるコースとなっていますが、途中に難所の鎖場があるので、体力に自信のない人は無理をしないように注意しましょう。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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