おたるドリームビーチがおすすめの理由
おたるドリームビーチは、北海道では知らない人がいないほど有名な海水浴場です。
北海道の短い夏を楽しもうと、多い年では海開き期間中に十万人以上の方が訪れます。
穏やかな波で子どもも安心
おたるドリームビーチの魅力は、なんといっても波が穏やかで、お子さんにも安心な環境でしょう。
筆者自身、子どものころから数十回訪れていますが、大きく荒れている様子は見たことがありません。
もちろん台風や低気圧の接近時などは荒れることもあるので、天候に注意し、晴天時もお子さんから目を離さずに楽しみましょう。
歩きやすい砂浜
おたるドリームビーチの砂浜は、比較的ずっしりと砂が固まったエリアが多く、歩きやすいのも魅力のひとつです。
これは過去に海岸侵食が深刻で、整地が積極的に行われた結果でもあります。
傾斜もゆるやかで散策するのにもぴったりなので、海開き中はもちろん、オフシーズンの散歩もおすすめのエリアです。
札幌からのアクセスのよさ
人気の最たる理由とも言えるのが、札幌からのアクセスのよさでしょう。
直線距離にすると、札幌中心部から同等の距離に海水浴場はいくつかありますが、国道や高速道路からアクセスがよく、流れのいい道路を通って到着できるのが魅力です。
ただし、公共交通機関で行こうとするとやや難所になるので、あらかじめ下調べは必須です。
おたるドリームビーチへのアクセス
おたるドリームビーチは自家用車でのアクセスは良好ですが、それ以外のアクセスはやや困難です。
参考までに、公共交通機関を含めたアクセス方法をいくつかご紹介します。
高速道路or337号線から自動車で
おたるドリームビーチの利用者のほとんどは、自家用車で来ています。
札幌方面から向かうなら、高速道路を利用し「銭函IC」で降りるか、国道337号線を通るとスムーズです。
337号線沿いにある「山口緑地」を目印に海へ向かうと、そのままおたるドリームビーチの駐車場に到着です。
途中から一斜線に減少し、歩道も狭くなるので運転には十分注意しましょう。
駐車料金は、普通車で1日800円です。
周辺にコンビニなどはなく、駐車場の再入場時にはあらためて料金を支払う必要があるので、あらかじめ必要なものは買って行くといいですね。
星置駅から徒歩orタクシー
公共交通機関を使用してのアクセスとして一般的なのが、最寄り駅にあたるJR星置駅から徒歩、もしくはタクシーでのアクセスです。
筆者も小学生のころはJRでよく行きましたが、最寄といっても約3kmあるので、夏の炎天下の中歩くのはおすすめしません。
歩道も狭く、途中砂利道になっているので、可能ならタクシーを利用しましょう。
地下鉄宮の沢or手稲駅からバス
札幌方面からのアクセスであれば、バス停「山口神社前」で下車し、徒歩も可能です。
地下鉄からのアクセスであれば、札幌市営地下鉄東西線「宮の沢駅」で下車しバスターミナルから。
JRなら手稲駅で下車し、手稲駅北口バスターミナルからバスを利用できます。
星置駅から歩くよりは近くなりますが、1.7kmほどあるので、天候と相談して利用するといいでしょう。
おたるドリームビーチ利用の主なルール
おたるドリームビーチでは交通事故やトラブルが多く、一時海開きを取りやめ、利用ルールが厳格化されました。
過去には大丈夫だったことも、今は禁止になっていることもあるので、主なルールを確認しておきましょう。
浜辺でのジンギスカン禁止
北海道では、屋外のレジャーでのジンギスカン(BBQ)は当たり前の楽しみですね。
しかし、ゴミや火の後始末などのトラブルが多くなったことから、おたるドリームビーチではジンギスカンが禁止になりました。
実際、過去の海開き期間中には砂浜にコンロがそのまま放置されているなど、ゴミの問題は目に余るものがありました。
現在は海の家が管理しているエリアで、レンタルの器具を使ってのジンギスカンは可能です。
飲酒ルールの厳格化
大きく報道されたとおり、2014年に4人が巻き込まれる飲酒ひき逃げの事故があり、飲酒ルールが厳格化されました。
海の家での酒類提供時に確認があったり、駐車場で声掛けによる啓発活動も活発に行われています。
当たり前のことではありますが、運転者は飲酒をせず、もし飲酒する予定ならあらかじめ公共の交通機関で行くか、代行運転を利用しましょう。
テントのサイズ制限
海水浴では、休憩のためにテントを利用することも多いと思いますが、監視活動がしにくくなったり、スペースの問題などからサイズに制限があります。
監視活動の邪魔にならない、縦横1.2mまでのテントであれば使用できるので、ポップアップテントなどが使いやすいでしょう。
ちなみに、おたるドリームビーチ内でのキャンプは禁止されています。
音響機器の制限・刺青の露出禁止
他の利用者への迷惑を考え、おたるドリームビーチでは音響機器の使用を制限しています。
必要最低限の音で音楽やラジオを流すのは問題ありませんが、大音量の場合は使用を禁止される場合もあります。
また、刺青やタトゥーなどは原則露出禁止で、入場禁止にはなりませんが衣服などで隠すよう指定されています。