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エアーテントとは?
エアーチューブに空気を入れて、自立させるテントのことです。エアーテントのほかに、インフレータブルテントやエアーフレームテントとも呼ばれています。
エアーテントは、見た目は従来のテントと大きな違いがありせん。しかし、骨組みとなるポールを使用しないことは、従来のテントとはまったく異なるエアーテントの特徴といえます。
ポールを使用しないことから、設営方法が大幅に簡略化されます。エアーポンプを使用して、空気を入れるだけで半自動的に設営が完了。
設営時間はテントによって異なりますが、およそ5〜20分です。キャンプ初心者や力の弱い人、子どもでも簡単に設営できます。
キャンプを楽しむためには、自分に合ったキャンプギアを見つけることが大切です。エアーテントを利用すれば、キャンプがより快適に楽しめるようになるでしょう。
エアーテントの使用方法
エアーテントは、簡単に設営できることから、初心者が使いやすく、多目的に活用できるテントです。主な使い方は以下のとおりです。
エアーテントの使用方法・目的
- キャンプ
- 防災用
- 避難用のシェルター
エアーテントはキャンプのほか、防災や避難用のシェルターとして利用できるので、いざという時の備えになります。
設営方法が複雑なテントは、災害時に使おうと思ってもすぐに設営できないのがデメリット。
一方で、エアーテントであれば、力仕事は必要なく、すぐに設営できるので、必要なタイミングで迅速に対応できるメリットがあります。
キャンプや防災など、多目的に使用できるテントをお探しの方におすすめです。
エアーテントの素材
エアーテントのチューブ部分は、「TPU(熱可塑性ポリウレタン)」と呼ばれるプラスチック素材が使用されています。
一般的なテントに使用されている金属製のポールのように、強風や経年劣化の影響で折れる心配がなく、柔軟性や強度も十分にあります。
空気を抜けばテント本体とチューブ部分をコンパクトに折りたためるので、持ち運びや保管に便利です。
エアーテントの本体は、TC(ポリコットン)やポリエステル、ナイロンが使用されています。それぞれ性能や使用方法、管理方法に違いがあるので、自分のキャンプスタイルに合ったものを選択しましょう。
エアーテントの種類
エアーテントにはさまざまなタイプがあり、形状や大きさ、重量が異なります。エアーテントの種類と用途を表にまとめました。
エアーテントの形状 |
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エアーテントのサイズ |
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エアーテントの重量 |
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ここからは、エアーテントの4つの形状やサイズ、重量について紹介します。
エアーテントの形状
エアーテントには、ドーム型・2ルーム型・トンネル型・ロッジ型の4種類があります。
ドーム型
ドーム型のテントは、各ブランドから数多く販売されている定番のエアーテントです。小型のものであれば、コンパクトに収納でき、設営時間が短いので、ソロキャンプや少人数のキャンプで重宝します。シンプルな構造で使いやすいのが特徴です。
2ルーム型
寝室・前室にわかれたテントで、多目的に使用できます。タープを使用せずにリビングが作れるので、設営の手間を省けるのがメリット。ファミリーやグループキャンプ、また天候が悪い時にも使いやすく、キャンプのスタイルや環境を問わず使用できるでしょう。
トンネル型
トンネル型は、アーチ状に並んだエアーチューブで自立し、テントのなかで、自由に寝室と前室を作れます。大型タイプは空間が広く、開放感があるので、大人数のキャンプにおすすめです。メッシュパネルを使用すれば、通気性が改善され、夏場を快適に過ごせます。
ロッジ型
ロッジ型は、おしゃれで洗練されたデザインが人気のテントです。室内が広々として使いやすく、フロアマットを利用すれば、リビング空間として自由にレイアウトできます。中心部が高くなっているので、開放感があり、テント内で家のようにくつろげるのが魅力です。
エアーテントのサイズ
ソロキャンプ向けの小型タイプから大人数で利用できる大型テントまであります。ソロキャンプ向けの小型タイプは、設営や撤収にかかる時間が短く、コンパクトに収納できるのがメリットです。
一方で、大型タイプは家族や友人など複数で利用できる開放的な広さが魅力です。小型テントと比較して、設営や撤収の時間はかかりますが、従来のテントのような複雑な工程は必要なく、初心者でも問題なく使用できます。
大型テントの場合は、キャンプの区画内に収まるか事前に確認が必要です。区画が狭いキャンプ場では、設営のスペースが足りず、使用できないことがあるので注意しましょう。
エアーテントの重量
空気を入れて設営するエアーテントは、ポールがないので軽いイメージがありますが、TPU(熱可塑性ポリウレタン)のチューブ部分が重く、総重量が20kgを超えるテントがあります。
大型テントの場合は、とくに重量が重いので、持ち運びや保管場所には注意が必要です。持ち運びが難しい場合は、キャリーを活用するとよいでしょう。
自分に合ったエアーテントを選ぶためには、エアーテントのサイズだけでなく、テントの重量も確認しておくのがおすすめです。
エアーテントを設置するメリット
エアーテントは手軽に設営できるだけでなく、使用・管理・保管する過程でも、さまざまなメリットがあります。エアーテントの魅力やメリットを5つ紹介します。
エアーテントを設置するメリット
- 初心者でも設営しやすい
- ポールが折れる心配がなく安全
- 自分で修理しやすい
- 収納もしやすい
- 人数よって適切なサイズを選べる
初心者でも設営しやすい
エアーテントは、一般的なテントの設営方法とは異なり、空気を入れるだけで簡単に設営できます。
所要時間は5〜20 分ほど。なかには約30秒で空気の充填が完了するテントがあり、効率よく設営を進められます。
また、電動のエアーポンプを使って、自動的に空気を注入すれば、時間だけでなく、設営にかかる労力も大幅に削減できるでしょう。
テントの設営だけで時間と労力を使い果たしてしまい、キャンプが楽しめなかったという経験はありませんか?とくにキャンプ初心者は、慣れるまで設営だけで時間がかかってしまうもの。テントの設営が簡略化できれば、キャンプをゆっくり楽しめます。
また、エアーテントは設営に力仕事を必要としないので、一人でも簡単に組み立てられるのがメリットです。初心者の方や、テントの設営でお悩みの方、キャンプ、防災など多目的に使用したい方にもおすすめです。
ポールが折れる心配がなく安全
空気の入ったフレームで自立するエアーテントは、一般的なテントのようにポールが折れる心配がありません。また、もしものために予備のポールを購入する必要がなく、装備をコンパクトにまとめられるのがメリットです。
空気を入れただけのフレームでは、強風や雪・雨などの悪天候に耐えられるのか、不安に思う方がいるかもしれません。使用されているTPU(熱可塑性ポリウレタン)は、強度、耐久性ともに優れた素材です。
また、テントの立ち上げ後にペグで固定すれば、安定感があり、アウトドアの環境下で問題なく使用できます。
エアーテントは、設営方法や構造はシンプルですが、アウトドアでも十分に使用できるよう設計されています。従来のテントと、使用方法に大きな違いはなく、季節や天候、環境を問わず利用できるでしょう。
自分で修理しやすい
エアーテントに使用されているTPU(熱可塑性ポリウレタン)は、強度や耐久性に優れているので、簡単には穴が空きません。しかし、エアーテントがなんらかの原因で破れてしまった場合は、自分で簡単に補修できます。
修理に必要な材料は、TPUの補修用シールのみ。アウトドア用品店だけでなく、ホームセンターやAmazon、楽天などの通販サイトでも購入可能です。
穴が空いた場所にシールを貼れば補修できるので、特別な道具や技術はいりません。自分で修理しやすく、管理コストがかからないところもエアーテントのメリットといえます。
また、自分で修理が難しい場合はアフターフォローや保証サービス、サポートなどを利用するとよいでしょう。チューブ部分は長期保証が付いている可能性があるので、事前に確認しておいてください。
エアーテントは、壊れてしまった場合に自分で修理ができ、便利なアフターフォローを利用できます。修理すれば問題なく使用できるので、適切に管理すれば、長期的に使用できるでしょう。
収納もしやすい
ポールを使用しないエアーテントは、空気を抜いて畳むだけで収納できます。バルブを緩めれば空気が自動的に抜けるので、手間がかからず、撤収の時間と労力を大幅にカットできるのがメリットです。
チェックアウトの朝は、片付けに追われ、ドタバタしがちですが、テントの撤収を簡略化することでゆっくり過ごせるでしょう。
また、ポールとテント本体を分ける必要がなく、収納袋に入れてコンパクトにまとめられるのもうれしいところ。汚れや水分が残らないように気をつけ、高温多湿を避けて保管すれば、特別なメンテナンスはいりません。
キャンプだけでなく、防災や避難用の備えとしても重宝するでしょう。
人数よって適切なサイズを選べる
エアーテントは、小型から大型サイズまで、さまざまなタイプが販売されています。また、ドーム型やトンネル・2ルーム・ロッジ型など形の種類が豊富で、人数や用途にあわせて選択できます。
大型テントを購入したいけれど、設営が難しそうと躊躇していた方は、設営・撤収が簡単なエアーテントがおすすめです。
設営方法も、シンプルかつ短時間で完結します。空気を注入すれば自立できるので、設営の時間を大幅に削減しながら、広々とした空間で快適なキャンプを楽しめるでしょう。
各アウトドアブランドから販売されているエアーテントは選択肢が豊富で、自分に合ったテントを探しやすいメリットがあります。機能性が高く、オールシーズン使えるので、メインテントとして選択肢のひとつになります。
エアーテントは、設営や使用、管理にいたるまで、従来のテントとは異なるさまざまなメリットがあります。
エアーテントが気になっていた方や購入を検討している方は、まずメリットを把握し、自分のキャンプスタイルや理想に当てはまるか、問題なく使用できるか見極めるとよいでしょう。
エアーテントの選び方
エアーテントは種類が多く、形状やサイズ、仕様も異なるので、どれを購入しよいのか判断基準に悩むものです。ここでは、自分に合ったテントを選択するための「失敗しないエアーテントの選び方」を紹介します。
エアーテントの選び方
- 種類で選ぶ
- 大きさで選ぶ
- 重量で選ぶ
- ブランドで選ぶ
- ついている機能で選ぶ
種類で選ぶ
まずは、エアーテントの種類を選びます。エアーテントには、主にドーム型・2ルーム型・トンネル型・ロッジ型の4種類があります。
それぞれ、特徴や使用方法に違いがあるので、自分のキャンプスタイルや使用人数など、実際に使用する場面をイメージして選ぶと失敗がありません。
定番のドーム型
ドーム型は、エアーテントの定番の形です。各ブランドから販売されているドーム型のエアーテントは、選択肢が豊富にあり、自分に合ったデザインを選べます。
シンプルな形状で使いやすく、小型のタイプはソロキャンプにおすすめです。収納もコンパクトにまとまるので、軽量、コンパクトなテントを探している方にぴったりです。
広々使える2ルーム型
2ルーム型はリビングと寝室がわかれ、広々使えるのがメリット。天候の影響を受けにくく、テントのなかで快適に過ごせます。プライベート空間を確保しつつ、テント内を多目的に使用できます。
広々とした空間が魅力の2ルール型は、ファミリーキャンプ、グループキャンプにおすすめです。
開放感があるトンネル型
トンネル型は、使用方法の自由度が高く、開放感のある空間が魅力です。2ルームのように、リビングと寝室が明確にわかれていないので、使用人数や状況に応じて、テント内を自由にカスタマイズできます。機能性だけでなく、シンプルでおしゃれなデザインも魅力です。
おしゃれなロッジ型
デザイン性が高いロッジ型の人気も高まっています。上級者向けに見えるロッジ型テントですが、エアーテントであれば設営も簡単。初心者でも手軽におしゃれなテントを設営できます。フロアマットを利用して、まるで自宅のリビングのようにくつろげるのが魅力です。
テントの種類は、機能や使用方法に違いがあるので、慎重に選びたいポイントです。自分が気に入ったデザインで選ぶだけでなく、機能面やテント内のレイアウト、活用方法にも注目して選択しましょう。
大きさで選ぶ
快適に使用するためには、エアーテントの大きさをチェックすることが大切です。テントには「2人用」「3〜4人用」など、人数が表示されています。使用人数を考慮し、問題なく使用できるサイズを選びましょう。
定員人数は、使用できる人数の目安になるものの、広々と使いたい方や荷物を置くスペースを確保したい方、ベッド用のコットを使用する方は、大きめサイズのテントを選択するのがおすすめです。
定員+ 1〜2人分のサイズであれば、テント内の空間に余裕があります。
また、キャンプ用のベッドや荷物置きとしてコットを利用したい方は、設置場所をイメージし、収まるサイズなのかチェックする必要があります。テントを購入したものの、キャンプギアが入らなかったという失敗は避けたいものです。
さらに、イメージ写真をみるとサイズ感がわかりやすいので、購入時の参考にするとよいでしょう。
大型テントは空間が広々使えて快適に過ごせるメリットがありますが、収納サイズが大きく、使用できる場所が限定されてしまうのがデメリット。キャンプ場によっては、区画サイトが狭く、大型テントが入らない可能性があるので注意が必要です。
サイズ選びには、手持ちのキャンプギアが入るかどうか、利用したいキャンプ場で使用できるか、事前に確認すると失敗が少ないでしょう。
重量で選ぶ
TPU(熱可塑性ポリウレタン)素材を使用したエアーテントの重量は、大型テントで20〜30kg程度。小型のテントで7〜10kg程度の重量があります。
ポールを使用しないので、軽いイメージがありますが、総重量は重いので持ち運びや保管場所には注意が必要です。
大型テントを選択した場合は、総重量を確認した上で、キャリーを用意するなど、持ち運び方法を工夫するとよいでしょう。
また、重さに耐えられる安定した収納場所の確保が必要です。荷物を軽量、コンパクトにまとめたい方や持ち運びの頻度が高い方は、軽量タイプを選択するとよいでしょう。
思っていた以上に重かったという口コミがあるので、購入後に後悔しないために、総重量をチェックすることはエアーテント選びの必須項目といえます。
ブランドで選ぶ
エアーテントは、国内外問わず、数々のアウトドアブランドから販売されています。品質にこだわる方やアフターフォローを重視する方は、国内のアウトドアブランドが販売するエアーテントがおすすめです。
たとえば、Naturehike社のエアーテントは、メーカー保証が1年、TPU(熱可塑性ポリウレタン)を使用したエアーチューブは5年間の保証がついています。
困ったことがあったとき、故障や修理が必要なときに迅速に対応してくれるので、適切に管理しながら、長期的に使いたい方におすすめです。
一方で、コスパ重視の方は中国ブランドを検討しましょう。デザイン性、機能性を兼ねそなえたエアーテントをリーズナブルな値段で購入できます。
おしゃれで洗練されたデザインを求めるなら、ヨーロッパ発のアウトドアブランドがよいでしょう。価格帯は高めですが、品質がよく、おしゃれで機能性が高いテントが見つかるはずです。
エアーテントは、各ブランドから販売されていて選択肢が豊富です。種類、サイズ、重量などの基本スペックはもちろんですが、今後継続して使用することを考え、各ブランドの保証期間やアフターフォローをあわせてチェックしましょう。
ついている機能で選ぶ
エアーテントに付属している機能を確認しましょう。キャンプを快適に過ごすためには、テントの機能を上手に活用するのがおすすめです。
夏場に使用する予定がある方は、換気に役立つベンチレーターやメッシュパネルの有無は確認したいポイントといえます。
また、冬場に使用する方は、煙突口や暖房器具を利用するための電気コードの取り出し口があると便利です。ランタンをかけるフックや小物入れなど、テント内の細かい仕様も確認すると、いざという時に役立ちます。
一方で、機能が充実していても、使用しなければ意味がないので、自分に必要な機能なのか見極めることが大切です。
機能性が高いテントは、値段が高い傾向があります。有効活用できなければ、費用対効果を十分に得られない可能性があるでしょう。
キャンプ初心者は、オーバースペックにならないよう注意し、使用状況をイメージしながら検討することをおすすめします。
必要な装備が備わったテントを選択すれば、季節や天候、使用状況に左右されず、どのような時でもキャンプを快適に楽しめるようになるでしょう。
【ソロ】おすすめのエアーテント4選
数あるエアーテントのなかで、小型タイプのテントを4種類紹介します。
小型テントは、設営時間が短く、コンパクトに収納できるのがメリット。ソロキャンプや少人数のキャンプ、荷物を軽量、コンパクトに済ませたい方におすすめです。
オガワ 「エアーフレームテント MOOSE」
吊り下げ式のインナーテント付きで、キャンプ・防災・避難用などマルチに使えるエアーテントです。
インナーテントはフックに吊り下げるだけの簡単な設置方法で、用途にあわせてすぐに取り外しできます。利用方法の自由度が高く、シェルターとしても使えるでしょう。
また、オガワ エアーフレームテント MOOSEは、鮮やかなオレンジ色が魅力です。
デザインはシンプルですが、特徴的な色味がアクセントとなり、ほかのキャンパーとは被らないキャンプスタイルを楽しめます。
そのほかに、メッシュ機能付きで通気性がよく、開放的に使えることが特徴としてあげられます。メッシュを利用すれば、テント内が蒸れることなく、夏場のキャンプを気持ちよく過ごせるでしょう。
MGC 「エアーフレームテント」
わずか30秒で自立する、手軽な設置方法が魅力の小型エアーテントです。防水や紫外線カットの性能に優れ、夏の暑い日差しや急な悪天候にも対応できるよう設計されています。
また、テントの前面には、大型のタープが付属し、リビングやダイニング、荷物置き場としても十分なスペースを確保できます。
MGC エアーフレームテントは、設置方法の手軽さと、機能性の高いテント、タープで、シーズンや天候を問わず快適に過ごせるのが魅力。設置方法の手軽さを重視する方や、タープ付きの小型テントをお探しの方におすすめです。
Lotus Belle(ロータスベル)「AIR BUD」
まるで玉ねぎのような、独創的で丸みのあるデザインが、人気のエアーテントです。ポリコットン生地で焚き火の火の粉に強く、耐久性に優れています。
また、遮光性があるので、夏場の強い日差しから身を守り、快適に過ごせるのが魅力です。
Lotus Belle(ロータスベル)AIR BUDは小型テントであり、室内の空間は広くありませんが、センターポールがないことでレイアウトがしやすく、開放感を感じられます。
また、ウッドデッキにはアンカーフックを利用して簡単に設置できるので、自宅の庭先でキャンプを楽しみたい方や季節や場所を問わず手軽にキャンプをしたい方におすすめです。
公式サイト:Lotus Belle(ロータスベル)「AIR BUD 3m」
Heimplanet(ヘイムプラネット)「The Cave」
ドイツ発のアウトドアブランド「Heimplanet(ヘイムプラネット」が販売するエアーテントです。唯一無二の斬新なデザインは、キャンプ場でも一際目立つ存在です。
Heimplanet(ヘイムプラネット)The Caveは、5角形のエアーフレームに空気が入ることで独立し、ドーム型のテントが立ち上がる構造。5つのエアーフレームは、1、2本が壊れても独立するように設計されており、万が一のトラブルが起きてもテントが崩れることはありません。
小型のテントですが、荷物置きを確保しながら大人3人が寝られるスペースもキープ。ソロキャンプだけでなく、ファミリーキャンプ用のテントとしても活用できます。人と被らないおしゃれなテントをお探しの方におすすめです。
【大人数】おすすめのエアーテント6選
ファミリーキャンプやグループキャンプで役立つ、大人数向けの大型テントを6つ紹介します。
大型テントは、2ルーム・トンネル型・ロッジ型のテントが人気です。設営時間やサイズに違いがあるので、詳細を確認し、自分に合うものを選択しましょう。
Quechua(ケシュア) 「AIR SECONDS FAM4.2 FRESH&BLACK ファミリーエアーテント」
両サイドに2人用のベッドルームが付いた2ルーム型のエアーテントです。真んなか部分には、リビングがあり、テーブルや椅子を置いてくつろげます。
また、ベッドルームが一体となっているので、インナーテントやマットの取り付けが必要なく、手軽に設置できるのが魅力です。
プライベート空間がしっかり確保できる設計となっているので、友人や家族とのキャンプにぴったり。テントのフライシートには、遮熱・遮光・UVカットが施されているので、暑さや日差しから身を守り、気持ちよく過ごせます。
利便性の高い2ルーム構造のQuechua(ケシュア)AIR SECONDS FAM4.2 FRESH&BLACK ファミリーエアーテントは、設営時間をできる限り短縮したい方や、友人・家族と気兼ねなくキャンプを楽しみたい方におすすめです。
Naturehike 「エアーテントインフレータブルテント空気入れ付き 2~5人用」
インフレータブルチューブの5年保証がついた品質へのこだわりがあるエアーテントです。シンプルで洗練されたロッジ型のデザインと、自然と調和するナチュラルなカラーが魅力で、カップルやファミリーなど、幅広い世代に人気があります。
また、中心部は高さ200cmに設計され、テント内の空間は広々と使えるので、開放感抜群です。アウトドア用ベッドも問題なく入るサイズ感です。
立ったままで着替えができ、体を屈めなくても移動できるので、テント内の生活で圧迫感がありません。フロアマットを敷けば、リビングのようにくつろげるでしょう。
さらに、インフレートポート、スカート、メッシュなど、さまざまな機能を完備。必要な装備を有効活用すれば、通気性を高められ、夏場のキャンプを快適に過ごせます。
Naturehike エアーテントインフレータブルテントは、開放感のある大型テントをお探しの方、テント内でゆっくりキャンプを楽しみたい方におすすめです。
ロゴス(LOGOS) 「グランベーシック エアマジック リビングハウスWXL-AI」
ロゴスのプレミアムライン「エアマジックシリーズ」のなかでも人気のトンネル型です。大型テントでありながら、設置時間はわずか7分ほど。別売りの電動エアーポンプを使用すれば、設営時間をさらに短縮できます。
また、ロゴスオリジナルのPANEL SYSTEMを搭載したテントであり、簡単にタープを組み立てられるのが魅力です。
テントの設営とタープの組み立てを同時に完了でき、タープ下はリビングや荷物置きとして、スペースを広々と利用できます。
そのほかにも、フライシート、インナーテントにベンチレーションが完備されていたり、雨の侵入を防ぐためのマッドスカート、電源コードの取り込み口、メッシュポケットが付属していたり、テント内で快適に過ごすためのさまざまな装備をそろえています。
ロゴス グランベーシック エアマジック リビングハウスWXL-AIは、機能性の高さを重視する方や、初心者でも使いやすい大型テントをお探しの方におすすめです。
ロゴス(LOGOS) 「Tradcanvas エアマジック ドーム XL-BJ」
ロゴスのエアマジックシリーズのなかで定番のドーム型テントです。約100秒で立ち上がるスピード設営がメリット。大型テントでありながら、設営の手間を省き、短時間で組み立てられます。
シンプルな構造ですが機能性は十分。防水・撥水・難燃加工が施され、アウトドアの厳しい環境下で問題なく使用できます。
また、ベンチレーションが付いているので、通気性がよく、夏場のキャンプを快適に過ごせるようになっています。
気候や天気問わず快適に過ごせるテントがほしい方や、シンプルなドーム型テントがお好みの方におすすめです。
TOMOUNT 「インフレータブルテント エアーテント」
白を基調とした落ち着いたカラーと、おしゃれなデザインが人気のロッジ型のエアーテントです。テントの高さは中心部で約200cmあり、広々とした空間で快適に過ごせます。
定員は2〜4名なので、ファミリーキャンプのテントとして十分な大きさがあり、複数のアウトドアコット(ベッド)も設置できます。
また、TOMOUNT インフレータブルテント エアーテントの特徴は、機能性が高く、オールシーズン使えること。サイドの通気窓や自立式通気窓は、風通しをよくして夏場のキャンプをより過ごしやすい空間に保ちます。
窓が多く、出入り口にはメッシュもあるので、開放感抜群です。
オールシーズン利用できるテントをお探しの方や、デザイン性を重視する方、自然と調和するテントをお探しの方におすすめです。
TENT FACTORY(テントファクトリー) 「AIR CABIN」
耐水圧5000mm仕様の悪天候に耐えられるタフなエアーテントです。前室には大きなクリアウィンドウを採用。テントのなかに入っても景色との一体感を感じられます。
また、メッシュパネルや通気口、電気コードの差し込み口など、便利な機能を搭載しているのが魅力です。キャンプをより快適に楽しむための工夫が随所にあり、天候や季節問わず使えるテントです。
機能性が高いテントですが、コスパがよいので、コストをできる限り抑えてエアーテントを購入したい方におすすめできます。シンプルな構造で使い勝手がよく、キャンプ初心者から本格的なアウトドアを楽しみたい上級者まで、幅広く利用できるでしょう。
エアーテント関連の便利アイテム
エアーテント関連の便利なアイテムとしておすすめなのが、電動エアーポンプです。
電動エアーポンプがあれば、設営に付きっきりになる必要がなく、設営時間を短縮できるメリットがあります。
空気を入れるだけで自立するエアーテントには、テント本体に専属のエアーポンプが付いています(一部テントでは別売り)が、手動タイプの場合は、ほかの作業を並行して行えません。また、労力に加えて、時間がかかるのも気になります。
設営時間を最小限に抑えられたら、アクティビティを楽しんだり、手の込んだ料理に挑戦したり、家族や友人とゆっくり過ごしたり、キャンプの楽しみ方がさらに広がるはずです。
エアーテントをより、便利に快適に利用したい方は、電動エアーポンプの導入をおすすめします。
たとえば、ロゴスが販売する「グランベーシック エアマジック 電動ポンプ」は、グランベーシック エアマジックシリーズで使用できる別売りのエアーポンプです。車のシガーソケットを利用するので、電源付きサイトが利用できなくても、問題ありません。
ロゴスのテントには専用のエアーポンプが付いていますが、自動的に空気を入れたい、より手軽に素早く設営を終えたいという方は、電動ポンプの導入を検討してみてはいかかでしょうか。
エアーテント購入前に確認しておくこと
エアーテントは、設置方法が簡単でコンパクトに収納できるメリットがありますが、一方で、購入前にデメリットも把握しておくことが大切です。買ったあとに後悔しないよう、機能をしっかり確認しておきましょう。
エアーテントの主なデメリットは以下の2点です。
エアーテントのデメリット
- 総重量が重い
- 撤収に時間がかかる
エアーテントは、総重量が重いことや撤収時間がかかることがデメリットとしてあげられます。購入前の注意点やチェックポイントを紹介するので、参考にしてください。
総重量が重い
軽いイメージがあるエアーテントですが、TPUを使用したフレーム部分を含めると総重量が重くなります。たとえば大型テントの場合、20kgを超えることもあります。
購入者の口コミとして、「思っていたより重い」「一人で運ぶのが大変だった」という意見もありました。また、「持ち運び用のキャリーを購入するのがおすすめ」という声もあることから、総重量のチェックは欠かせないでしょう。
総重量が重いことを知っておくと、持ち運び方法や保管場所の対策を検討できます。小型のテントであれば10kg以下のテントもあるので、軽量でコンパクトなテントが欲しい方は軽量タイプを選択するのがおすすめです。
撤収に時間がかかる
エアーテントは、設営方法の手軽さに魅力がある一方で、撤収には時間がかかります。バルブを緩めるだけで空気が抜けるので、労力は必要ありませんが、空気が抜け切るまでに時間がかかることを覚えておきましょう。
エアーテントは撤収が簡単だからと過信することなく、チェックアウトギリギリの時間にならないよう、計画的に撤収を進めていくことが大切です。慣れないうちは、撤収時間に余裕を持って片付けましょう。
エアーテントは、画期的な機能で手軽にキャンプを楽しめるおすすめテントです。
しかし、事前にデメリットをチェックしておくことで、テント選択のミスマッチを防げます。「思っていたのと違った」と購入後に後悔しないために、しっかり確認しておきましょう。
エアーテントの設営方法・設営のコツ
エアーテントは、エアーポンプを利用して空気を入れるだけで設営できます。シンプルかつ短時間で完成するのが魅力です。設営方法やコツを紹介します。
エアーテントの設営方法
空気を入れて自立させたあとも含めた、設営方法の具体的な手順は以下のとおりです。
エアーテントの設営方法
- テント本体を取り出し、地面に広げる
- エアーポンプをバルブに取り付け、空気を注入する
- 空気圧と、隅々まで空気が行き届いているか確認する
- ペグ、ガイロープを使用して、テントを地面に固定する
- インナーテントやフロアシートを設置する
ひとつずつ手順を説明しますので、参考にしてください。
①テント本体を取り出し、地面に広げる
まずは、エアーテントを取り出し、設営する場所に広げます。フロアマットやインナーテントがある場合は、一緒に出し、設営しやすいように用意しておきます。
②エアーポンプをバルブに取り付け、空気を注入する
次は、エアーポンプをバルブに取り付けて、空気を入れる作業です。空気の注入時間は、テントの種類やサイズによって異なりますが、およそ30秒〜3分程度。 あっという間にテントが立ち上がります。
電動のエアーポンプを使用した場合は、、そばについている必要がありません。半自動的にテントが立ち上がるので、そのほかの設営を同時進行で進められます。
③空気圧と、隅々まで空気が行き届いているか確認する
空気を入れるときに、空気圧やチューブのねじれがないか確認することも大切です。
空気の入れすぎやねじれがあるまま無理に空気を入れ続けてしまうと故障の原因となるので、空気を入れている最中にトラブルがないか注意してみていきましょう。
④ペグ、ガイロープを使用して、テントを地面に固定する
規定の空気圧に到達し、各所に問題なく空気が入っていたら、ペグを打ち込み、ガイロールを取り付けて完成です。
⑤インナーテントやフロアシートを設置する
地面にテントを固定したら、インナーテントやフロアマットを取り付けます。一体型になっているテントの場合は、空気を入れて立ち上げるだけで、寝室や前室の空間が分けられるので便利です。
エアーテント設営のコツ
テントの細かい設営方法に関しては、購入する商品によって多少異なるので、設営前には説明書や手順書を確認し、正しい方法で組み立てることが大切です。
説明を読んでもイメージができない方、初めての作業で不安な方は、映像を使用した説明や実際に設営した方の体験談を参考にするとよいでしょう。
エアーテントは、設営時間が短くて済むので、設営後はキャンプをゆっくり楽しめます。専門的な知識やスキルを必要としないことから、簡単に組み立てられ、キャンプだけでなく災害時にも役立つのがメリットです。
キャンプ初心者は、テントの設営方法に悩み、時間がかかって疲れてしまうというのがよくある失敗談。デザインや機能にこだわり、厳選して購入したテントの設営だけで疲れてしまうと、キャンプそのものを楽しめなくなってしまい、まさに本末転倒です。
エアーテントは、キャンプ初心者が悩みがちな設営方法の簡略化を実現し、短時間で設営を完了できる活気的なテントといえるでしょう。
エアーテントの撤収方法とポイント
エアーテントの撤収は、コツをつかめば比較的短時間で行えます。具体的な手順は以下のとおりです。
エアーテントの撤収方法
- ガイロープを取り外す
- バルブを緩めて空気を抜く
- ペグを取り外す
- 空気が抜けたことを確認し、テント本体を畳んで収納する
撤収時に覚えておきたいポイントを2つ紹介します。
チェックアウト時間に余裕をもって片づける
主な撤収作業は、エアーテントの空気を抜くことです。バルブを緩めると自動的に空気が抜けていくので、手間がかかりません。
空気を抜きながら、そのほかの撤収作業を進めると、効率よく片付けができるでしょう。注意点としては、設営よりも時間がかかることです。
空気を入れるときは、1分程度ですぐに立ち上がりますが、空気を抜くには一定の時間が必要です。チェックアウトギリギリに撤収を始めると間に合わない可能性があるので、時間に余裕をもち、計画的に進めていきましょう。
空気をしっかり抜いてから収納する
畳むときには、最後までしっかり空気が抜けているか確認することが大切です。
空気が抜けていないと、きれいな状態で畳めず、収納袋に入らない場合があります。さらに、汚れや水分が残っていると、臭いやカビの原因となり、劣化を早めてしまうので、保管前には十分乾かしてからしまいましょう。
ペグの取り外しやガイロープの片付け、そのほかにインナーテントやフロアシートの撤収を済ませれば、テントの片付けは完了です。
従来のテントのようにポールの片付けがないので、撤収時間の労力や時間がカットでき、効率よく片付けを済ませられるのがメリットです。
注意点を守り、保管方法や管理方法に注意すれば、テントの劣化や故障を防げます。撤収時には十分注意しましょう。
エアーテントを設置する際の注意点
エアーテントの設置には、いくつか注意点があります。誤った使用方法を続けていると、エアーテントの故障や倒壊につながる危険性があるので十分注意しましょう。
空気を入れすぎないよう調節しながら行う
エアーテントは、空気を入れるだけで設営できる手軽さが魅力ですが、空気を入れる量には注意が必要です。エアーポンプの圧力計で、数値を確認ながら設営し、指定空気圧を越えないようにしましょう。
また、空気を入れているときにチューブがねじれていないか、空気が隅々まで行きわたっているかもチェックすることが大切です。空気を入れすぎたり、無理に力がかかったりすると故障の原因となるので、調節しながら慎重に行いましょう。
乾燥させてから保管する
エアーテントの使用後は、汚れや水分を取り、乾燥させてから保管することが大切です。汚れや水分が残ったまま保管すると、臭いやカビの発生につながります。
キャンプ場でひととおり確認することはもちろんですが、帰宅後にもう一度広げ、しっかり乾燥させてから保管することも意識しましょう。
また、災害用や避難用の備えとして購入した方は、使用しない場合も定期的に内部を確認するのがおすすめです。使用していない場合でも、保管場所によってはカビが生える、臭いが発生するなどのトラブルに発展することがあります。
定期的にメンテナンスし、高温多湿を避けて保管するようにしましょう。
平坦な場所に設置する
エアーテントの設置場所は平坦な場所を選びましょう。正しく使用すれば、安定感があり風や雨などの悪天候に強いエアーテントですが、設置状況が悪いと、本来の機能を十分に発揮できない可能性があります。
傾斜がある場所や凸凹した場所を避けて使用し、故障、倒壊のリスクを最小限に抑えることが大切です。
キャンプ場の区画サイトなら整備されているケースが大半ですが、元の地形をそのまま活かした本格的な環境で使用する際は、とくに設置場所に注意しましょう。
収納方法や設置方法は必ず事前確認する
エアーテントの収納方法や設置方法は、一般的なテントと大きく異なります。
キャンプ上級者であっても、エアーテントの設置方法と収納方法は事前に必ず確認し、流れをイメージするようにしましょう。
エアーテントの設置方法は、説明書だけでなく、公式に映像で公開しているものがあります。説明書を読んでイメージが湧かない方、設置・方法の手順がわからない方は、映像とあわせて確認するのがおすすめです。
また、キャンプ場で困らないために、事前に設営の練習をするとよいでしょう。テントのサイズによっては、設営スペースの関係で事前に練習できない場合があるかもしれません。しかし可能であれば、自宅や庭で試してみるとキャンプ当日に慌てずに済みます。
簡易的な設営方法が魅力のエアーテントですが、設営をよりスムーズに問題なく進めるために、事前準備を整え、必要な装備をそろえましょう。
ライター
AYA
静岡県出身。海と山に囲まれた自然豊かな環境で育ち、結婚後に、タイ・バンコクへ移住。病気がきっかけで、ヴィーガンのライフスタイルに目覚める。現在は、2児の母として子育てに奮闘しながら、人と環境にやさしいサステナブルな暮らしを実践中。自身の経験をもとに、ヴィーガン、環境問題、SDGsについて情報を発信している。