頭の良い子は自分の言葉で話せる
頭が良い子というと、どんな子を思い浮かべますか。
勉強ができる子やお行儀のいい子などいろいろあると思いますが、筆者は「自分の言葉で語れる子」だと考えています。
というのも、以前、教育現場でそんな男の子と関わっていたからです。
その子は中学受験を目指す小6の男の子で、私は受験算数を教えていました。
彼は勉強ができただけでなく、話がとても面白い子でした。
12歳なのに大人顔負けの語彙力で、日常の出来事をとても楽しく話してくれました。
彼は、しっかりと頭で考えてから言葉にする子だったのです。
その経験から「自分の言葉で語れる子は、お勉強でもそれ以外でも物事をよく吸収しているんだな」と考えるようになりました。
そして言葉を増やすには、親子で楽しく会話することがとても大切だと思っています。
子どもと豊かで実りある会話ができるよう、親の好きなことや得意なことを活かしてみてはどうでしょうか?
親子会話の質をアップさせよう
普段お子さんと、どんな会話をしますか?
まだ赤ちゃんで言葉を発しないころから、子供は親の言葉を聞いたり表情を見てちゃんと理解しているといわれています。
小さいうちからたくさん話しかけて、お子さんとの時間を楽しむといいでしょう。
子供が小さいから大好きなアウトドアになかなか行けない…という時は、近所のお散歩でお子さんと自然を満喫しましょう。
花・虫・草・木・川・空・雲などなど、話題は盛りだくさん。
小さいころは、「ピンクのお花が咲いてるよ」や「今日のお水は冷たいね」など簡単なことでも十分楽しめます。
親が楽しそうに話しかけると、お子さんもきっと「これは楽しいことなんだな」と分かってくれますよ。
子供が大きくなってくると、話す内容もレベルアップしてきます。
「セミの抜け殻だ!セミってね」と、お話が広がったりします。
専門的なお話でなくても、会話を楽しんでいる姿勢が大切です。
一歩外に出たら私の青空教室!という気持ちで、お子さんと会話を楽しんでください。
子どもの「なに?なぜ?」を引き出す
子供が育ってくると、自分から「これはなに?」と興味を示してくれます。
そんな時は学びのチャンス!
大人が一方的に教えるよりも子供が自分から興味をもった方が、ずっと深い学びになるものです。
そうなってきたら、新しいものに出会えるような機会を作るといいでしょう。
たとえば、登山やキャンプ。
都会では経験できない、五感で感じるものが数えきれないほどあります。
「この生き物なに?」「どうしてこうなってるの?」などなど、普段は味わえないような発見があるでしょう。
もしご自分でも分からないことを質問されたら、一緒に調べてみるのも面白いです。
例えば、その場では簡単にネットで検索して「続きは帰ってから図鑑で調べてみよう!」と提案するとか。
そうすればお子さんは自然のことだけでなく、物事の調べ方についても学ぶことができます。
子供から「知りたい」気持ちを引き出すには、まずは「なに?なぜ?」を体験させること。
そして、そこから学んだことを自分の言葉で落とし込んで理解することが大切です。
おじいちゃんやおばあちゃんに「キャンプでこんなの見つけたよ!」とお話してあげるのもいいかもしれませんね。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。