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車中泊に関する基本知識
車中泊とは、ホテルや旅館を利用せずに車で寝泊りすることです。時間を有意義に使え、宿泊代を節約しつつアウトドア感覚を楽しめます。チェックインの時間を気にする必要がないため自由度が増すのも魅力です。夜のうちに現地に到着すれば車内で仮眠が取れるので、登山や釣りなどの早朝から活動したいアクティビティに適しています。
しかし車中泊でのマナーなどを知らないと、トラブルに巻き込まれるケースがあるので注意が必要です。旅行や趣味での楽しみ方を広げるためにも、事前に知っておきたい準備のポイント、安全対策やマナーを紹介します。
車中泊の事前準備
車中泊を快適に過ごすためには、事前に準備を整える必要があります。とくにおさえておきたいポイントは以下の3つです。
①寝るためのスペースをつくる
②外から車内を目隠しする
③灯りを用意する
上記の項目をしっかり整えるとリラックスして車中泊を楽しめるでしょう。
①寝るためのスペースをつくる
シートをフルフラットにし、横になれるスペースを確保します。足が伸ばせればよりリラックスでき、睡眠の質が上がるでしょう。仮眠程度の短い休憩ならシートを倒して寝られますが、しっかりと睡眠をとりたいときは、なるべくシートをフラットにするのがおすすめです。
まず、荷物をできるだけ片付けてフルフラットにします。フルフラットにできない車種は、前座席や後部座席の位置を前後にスライドさせたり、シートを倒して調節したりしてできるだけ広いスペースを確保しましょう。工夫次第で、より快適に寝るための空間ができます。
また、フルフラットになる車種でも凸凹(でこぼこ)した段差が気になり、人によっては寝にくい場合があります。専用アクセサリーを使用したり、マットを敷いたりすると寝心地がよくなりますよ。季節に応じて寝袋や毛布、タオルケットなどの寝具を準備し、良質な睡眠を確保しましょう。
②外から車内を目隠しする
車内で寝る際はプライバシーを確保するため、フロントやサイドの窓にカーテンやサンシェードを取りつけるのが重要です。外からの視線を遮断して眠れます。着がえや休憩をするときも便利ですよ。
また目隠しをすることで暑さ・寒さ対策になります。素材にもよりますが、熱気や冷気を遮断するのでおすすめです。太陽光や熱から内装の劣化を防ぎます。外からの光を遮るようにしていれば、道の駅などの外灯がある場所でも灯りが気になりません。朝日も入らないのでゆっくり寝られるでしょう。
③灯りを用意する
LEDランタンやヘッドランプなどがあれば夜間でも車内を明るくでき、トイレなどで外に出るときも役立ちます。車に付いているルームランプを使用するとバッテリーが上がる心配があるため、携帯用の照明器具を準備しましょう。あると便利なライトは主に以下の3つです。
・車内全体を明るくするメインライト
・作業するときにあると役立つサブライト
・外を歩くときに必要な持ち運び用のライト
用途別にそろえるとよいでしょう。下記の記事では、車中泊でのレイアウトの作り方を紹介しているので参考にしてみてください。
車中泊の安全対策とマナー
自由度がありアウトドア気分が楽しめる車中泊ですが、快適なことばかりではありません。外で宿泊するため、万が一に備えて安全対策をする必要があります。
またルールを知らずに勝手に車中泊をし、ほかの利用者や施設に迷惑をかけてしまう可能性があります。トラブルにならないように注意点を事前に確認しておきましょう。
車中泊できる場所を事前に調べる
車中泊はどこででもできるわけではないので、許可されている場所を事前に調べなければなりません。ひとつの場所に長時間駐車するため、車中泊を禁止している場所が数多くあります。車中泊が許可されている主な場所は以下の3つです。
・RVパーク
・オートキャンプ場
・道の駅
それぞれの特徴をみてみましょう。
・RVパーク
日本RV協会が「快適に安心して車中泊ができる場所」として公式に認定している車中泊施設です。駐車スペースが広く長期滞在もでき、トイレは24時間利用可能。近くに温泉施設があったり、ゴミ処理ができたりと快適に過ごせます。
全国各地の温泉・道の駅・遊園地など、さまざまな場所で増えているので検索してみましょう。
・オートキャンプ場
テントを張らなくてもキャンプ気分を味わいながら宿泊できます。ほかの施設と違い、外でバーベキューや焚き火を楽しめるのが魅力です。トイレや売店などの設備も充実しています。ただし、事前予約やチェックイン・チェックアウトの時間があるので注意が必要です。
オートキャンプ場では、基本的にテントやコテージで宿泊します。車での宿泊は、エンジン・ドアの開閉音・アイドリングに配慮しましょう。
・道の駅
国土交通省では仮眠や休憩の場所として定めており、原則として道の駅での宿泊は禁止されています。道の駅内に、車中泊専用の施設を併設しているところを選びましょう。高速道路沿いのパーキングエリアやサービスエリアも同様です。
トイレやコンビニを確認する
車中泊では長時間滞在するため、トイレや飲料水などの確保が大切です。歩いて行ける距離にトイレがあるか、24時間使用可能なのかなどをチェックしましょう。またコンビニも近くにあれば買い出しに行きやすく、緊急の際にも非常に便利でしょう。
駐車後はエンジンを止める
駐車したら速やかにエンジンを止めるのがマナーです。エンジン音や排気ガスは周囲の迷惑になります。
またアイドリングしたままの睡眠は、排気ガスによる一酸化炭素中毒やガソリン切れにもつながります。ポータブルバッテリーがあれば、扇風機やカーペットなどで温度調節ができるためよいでしょう。
キャンプ行為はしない
オートキャンプ場以外の場所では、イスやテーブルを出したりコンロなどで調理したりするのは禁止です。あくまでも駐車スペースなので、周りに迷惑をかけないようにしましょう。下記の記事では、車中泊とテント泊の違いに触れています。参考にしてみましょう。
防犯対策をする
車上荒らしやトラブルに巻き込まれないためにも、窓やドアの鍵はしっかりと閉めましょう。車中泊では乗り降りが多くなり、施錠が面倒になるかもしれませんが、しっかりと毎回確認してください。
また車内にいるときにドアロックをし忘れるケースがあるので気をつけましょう。ソロの車中泊はとくにリスクが高まります。少しの間ならと油断せずに防犯対策をしてくださいね。
新型・旧型セレナの違い
新型セレナは、旧型よりもスタイリッシュでモダンなデザインが特徴です。純正パーツの質や安全性も上がりました。さらに大きな変更点は、シートアレンジとバックドアの使い勝手が向上した点です。フルフラットにできるモデルは今までにもありましたが、新型は凸凹が少なくなってよりフラットになっています。
またデュアルバックドアが改良され、従来よりも狭いスペースで開閉が可能です。荷室も使いやすいように広くなり、荷物が出し入れしやすくなりました。最大6個充電できるUSBソケットや小物置き場も追加されて使い勝手が向上しています。
セレナで車中泊する5つの魅力
ファミリー向けのセレナは、軽自動車よりも車内が広く使い勝手がよいので、車中泊するのにぴったりと人気です。低燃費で長距離の旅にも向いています。
とくに注目してほしい魅力が下記の5つです。
1.ゆとりのある室内空間
2.荷物を収納できる広いスペース
3.使い勝手がよいデュアルバックドア
4.自由自在のシートアレンジ
5.カスタムモデルで快適性アップ
それぞれを詳しくみてみましょう。
1.ゆとりのある室内空間
ミニバンのなかでもトップクラスを誇る広さです。奥行きや高さがあるため、ゆったりとリラックスしながら目的地へ向かえます。2列目のシートはロングスライドが可能なため、大人でも広々と足を伸ばせます。縦だけでなく横にもスライドができ、着がえや3列目シートへの乗り降りも楽です。
通常の3列シートは足元が狭くなりますが、広くゆとりのある座席と座り心地のよいクッションでゆっくりできますよ。また、高さがあるのでフラットにして座っても余裕があります。
2.荷物を収納できる広いスペース
荷室は抜群の収納力を誇り、釣りや登山などの道具を積めるスペースが十分にあります。3列目のシートをたためば、自転車・クーラーボックス・BBQコンロ・テーブルなども載せられるため、荷物が多くなるキャンプやさまざまなアウトドアで活躍するでしょう。
さらにオプションで床下に設置できるラゲッジアンダーボックスは見た目以上の収納力です。車中泊に必要なアイテムを入れておけばいつでも車中泊を楽しめるでしょう。フルフラットにしても足元や寝台の下に荷物が置けます。
3.使い勝手がよいデュアルバックドア
デュアルバックドアとは、バックドア全体を開けるだけではなく、上半分も開けられる機能やデザインです。通常の自動車はバックドアがひとつですが、セレナは大小2つの独立したバックドアを搭載しています。2つの開閉方法を荷物にあわせて使いわけられるのが魅力です。
大きいドアよりも小さいドアのほうが開閉は容易で、狭いスペースでも荷物の出し入れがしやすいという利点があります。通常の約半分のスペースで開閉できるため、立ち寄った道の駅やスーパーの駐車場が狭くても困りませんよ。
4.自由自在のシートアレンジ
スマートマルチセンターシートを搭載しているため、乗車人数にあわせてシートアレンジができるのがメリットです。真ん中のシートが前後にスライドでき、7人乗りまたは8人乗りにできます。折りたためばマルチテーブルにもなり便利です。
また2・3列目のシートを倒せばフルフラットにできるので車中泊によいでしょう。大人2人が足を伸ばして寝転んでも余裕があるので車中泊にぴったりです。
完全なフラットにはなりませんが、マットやクッションを敷けば快適に寝られます。自作で寝台を作るなどアレンジ方法はさまざまです。少し狭くはなりますが、何人かで泊まるのもよいでしょう。
5.カスタムモデルで快適性アップ
日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社では、車中泊にぴったりの「セレナ マルチベッド」が販売されています。専用のカスタムベッドを取りつければ完全にフラットにできます。
奥行き2,150mm・幅1,310mmあり、大人2人がゆったりと横になれます。3列目シートを取り外し、2列目のシートをリクライニングさせ、ベッドマットを上から取りつけましょう。
ベッドマットは左右で分割でき、片方のみをフラットにできるので、休憩や食事など幅広く活用できます。また、ベッドマットの下段は収納スペースとして使え、スペースを無駄なく活用できるのもGOODです。より多くの荷物を収納できるでしょう。
汚れをサッと拭き取りやすい防水性素材です。登山やマリンスポーツなどの荷物が汚れやすいアクティビティで活躍します。アウトドアや車中泊を中心にする人はぜひ購入を考えてみてはいかかでしょうか?
セレナ各モデルのスペック比較
セレナは初代C23からモデルチェンジを繰り返し、C28まで発売されています。各モデルに共通している特徴は、車内空間の広さ・シートアレンジ・豊富な収納です。家族や友達と車内でゆったりと過ごせます。そのなかでも主に以下の5つのグレードにわけられます。
グレード | スペック | おすすめの人 |
①X | 標準装備のベースモデル | こだわりがない人 |
②XV | 装備が充実したカジュアルモデル | 快適なカーライフをおくりたい人 |
③ハイウェイスターV | 人気オプションを標準装備とした高級感のあるモデル | 高級感を求めたい人 |
④AUTECH | 快適なカスタマイズモデル | 装備と見た目の両方にこだわりたい人 |
⑤LUXION | ハンズオフ走行可能な最上級モデル | 圧倒的な装備と快適な運転を楽しみたい人 |
それぞれのスペックの違いを比べてみてみましょう。
内装デザイン・素材
セレナのシート素材は、織物/トリコット・ジャガー織物/トリコット・グラデーション織物/合成皮革とグレード別に3種類あります。
シートカラーは、グレー&ブラック・ブラック・グレージュを展開中です。さらに防水シートをオプションでつけられます。各グレードの特徴を以下の表にまとめてみました。
内装デザイン | |
① | ブラックとグレージュの内装色が選べ、シートは織物/トリコットのシンプルなデザインです。本革巻きのハンドルやスイッチタイプのシフトレバーなどを備えています。 |
② | ブラックとグレージュの内装色が選べ、シートは織物/トリコットのシンプルなデザインです。後部座席用のUSBポートや折りたたみテーブルなどが用意されています。 |
③ | ジャガー織物/トリコットを使用。ブラックを基調にした落ち着いた雰囲気です。内装装備は②とそれほど変わりません。 |
④ | ブルーをアクセントにした先進的でスポーティーなイメージです。ハンドルやステアリングホイールなどの専用アイテムが数多くあります。 |
⑤ | 洗練されたデザインで豪華な装備をそろえています。シートやダッシュボードには合成レザーを使用し、高級感があふれています。 |
積載能力・収納力
7〜8人乗りのセレナは車内が広く、ラゲッジの収納力も抜群です。さらに運転席や座席周辺にもさまざまな収納スペースが装備されています。主な収納は以下のとおりです。
・助手席のアッパーボックス・トレイ
・運転席のアッパーボックス・ロアボックス・USBソケット
・グローブボックス
・照明付きインストセンタートレイ
・カップホルダー・コンビニフック
・フロントドアポケット・ドリンクホルダー
・シートバックフック
・シートバックポケット
・小物入れ
・ティッシュボックス
・パーソナルテーブル
・ラゲッジバック
上記は車種によって標準装備のものもあれば、オプションでつけなければならないものもあります。購入したいグレードの装備をカタログでチェックしましょう。
燃費・コスト
動力源やシステムの差で燃費やコストが変わります。セレナの動力源は主に以下の2つです。
・S-HYBRID(スマートシンプルハイブリッド)
・e-POWER
S-HYBRIDとは、ガソリンエンジンとモーターが組み合わさったパワートレインです。減速する際のエネルギーをバッテリーに蓄え、アイドリングストップや加速のときに燃費を向上させます。
e-POWERは、ガソリンエンジンとモーターが組み合わさったハイブリッドパワートレインです。電気自動車に近く、モーターのみで車を走らせ、エンジンは発電時のみ使用します。2つの差がどの程度あるのか、燃費やコストを「ハイウェイスターV」で比較してみましょう。
S-HYBRID | e-POWER | |
価格 | 3,269,200円(税込) | 3,686,100円(税込) |
平均燃料消費率 | 10.4km/L | 15.4km/L |
満タンで走れる距離 | 509km | 723km |
自動車税環境性能割 | 80,200円 | 0円 |
自動車税種別 | 9,000円 | 7,600円 |
重量税 | 49,200円 | 0円 |
どちらもトップレベルの低燃費車ですが、e-POWERはより燃費がよく、税金面も控除されています。車両の価格差は416,900円ですが、ランニングコストなどを考慮すると乗り方次第で変わるしょう。走行距離が長いユーザーはe-POWERを、短い距離しか走らないユーザーはS-HYBRIDがおすすめです。
グレード別でも価格や燃料消費率が変わるので、購入の際はカタログでチェックしましょう。
乗り心地・騒音
セレナの乗り心地やS-HYBRIDとe-POWERの騒音の違いをみてみましょう
乗り心地
セレナでは、車酔いの原因となる頭の揺れ・不快なにおい・体への締めや圧迫・制限された視覚を研究し、快適な乗り心地を追求しています。主に以下のとおりです。
・頭部の揺れをおさえるフロントシート
・快適な座り心地のゼログラビティシート
・安定した操作性
・新車のにおいを低減した車内空間
・腹部への圧迫を軽減するシートベルトバックル
・身体への食い込みを軽減するシートクッション
・広い視野で外の景色を楽しめるスマートマルチセンターシート
どの車種を選んでも満足できるでしょう。
騒音
S-HYBRIDと e-POWERのエンジンとモーターによる騒音比較を、以下の表にまとめてみました。
S-HYBRID | e-POWER | |
走行用エンジン型式 | MR20DD | |
発電用エンジン型式 | HR14DDe | |
駐車時の騒音 | ほぼ無音 | あり |
低速時の騒音 | ほぼ無音 | 静か |
加速時の騒音 | 静か | 静か |
高速時の騒音 | 静か | 静か |
エンジン起動条件が違うので、S-HYBRIDのほうが駐車時や低速時の騒音が大きめですが、比較的静かに走行できます。e-POWERでは駐車時や低速時にほぼ無音に近く、加速時や高速での走行時でも静かな走りを感じられるでしょう。
セレナで車中泊するときのおすすめアイテム20選
専用のアイテムがなくても、普段使っているものを代用すれば車中泊は可能です。寒ければ家にある毛布やタオルケットで暖をとり、夜の灯りは懐中電灯やスマートフォンのライトでまかなえます。
とはいえ、より快適さを求めるならアウトドアに特化したアイテムがおすすめです。一気にそろえると負担になるので、少しずつ買い足していくとよいでしょう。あると便利なアイテムを紹介します。
快適な睡眠のためのマットレス&クッション
車中泊では、マットやクッションがあると快適性がさらに増します。セレナはシートをフルフラットにアレンジできますが、どうしても凸凹の段差になるため、マットやクッションを敷くのがおすすめです。
なかでもエアマットは、使用しない時は空気を抜いてコンパクトに収納できます。床下収納に常備しておけば突発的な車中泊にも対応できます。シガーソケットに接続して膨らますタイプならより便利です。段差を解消するフラットシートクッションなどもあり、クッションとマットを組みあわせればよりフラットになり快眠できるでしょう。
また車中泊用に、家でも使用可能なニトリのマットが人気です。小さく折りたためるマットや長座布団は使い勝手がよく、価格が手頃で高品質。ニトリだけでなく家でも使用しているアイテムで自由にカスタムして寝心地を極めましょう。
「ニトリ×マット×車中泊」に関するこちらの記事もおすすめです!
セレナC28対応 シートフラットマット/yadocari
フルフラットにしても気になっていた段差をなくし、寝るときのストレスを解消します。ほどよい弾力の高密度ウレタンを使用し、朝までぐっすりと眠れる心地よさです。食べ物や飲みものをこぼしても簡単に拭けるので、子どもも気兼ねなく使用できます。衣服への色移りなどがないため、そのままクッションにしてもよいでしょう。
自動車専用エアーベッド/qiyue
ミニバンやSUVなどのほとんどの車種に適合可能なエアーベッドです。人体構造にフィットしたデザインと肌触りのよい生地感が運転やアクティビティで疲れた体を癒します。
空気室が6つに独立しており、空気の入れ方によってさまざまな形にできるのがGOOD。デュアルバルブで空気が漏れにくい設計です。汗をかいてもべたつくことなく簡単にメンテナンスができます。車中泊だけでなくキャンプやゲストのベッドとしても幅広く活用しましょう。
プライバシー保護のカーテン&シェード
カーテンやサンシェードをつけると、外からの視線や光を気にせずに車内で過ごせます。車中泊では、着がえ・食事・就寝時など車内がプライベートの空間です。人の目が気になって落ち着かない、眩しくてゆっくり寝られないなどといった心配がいりません。
また、防犯対策や車内温度の調節などのさまざまな面で活用できるでしょう。常設する本格的なタイプや、取り外し可能で簡易的な吸盤タイプなど種類が豊富です。自分の車中泊スタイルに合ったものを選ぶとよいでしょう。
シームレスライトサンシェード/趣味職人
セレナ専用に設計しているため、フロントやサイドのガラスにしっかりフィットします。車外はUVカット99%の反射効果のあるアルミで、車内はシックなブラックで室内を演出。就寝や着がえがしやすくなります。
オリジナルの吸盤は、ペットボトル3本の重量にも耐えられる吸着力です。シボ加工を施しているのでシワが付きにくく耐久性にも優れ、手入れや収納も楽にできます。
セレナ C28系 サイドカーテン/Levolva
遮光性に優れ、優雅で高級感のある生地を使用したセレナ専用のカーテンです。ホテルのようなラグジュアリーな空間を演出できます。カーテンレールの取りつけは加工などいらず簡単で、そのまま常設しておけるので楽です。吸盤タイプのように使用するたびに装着したり、暑さや寒さに弱く取れやすかったりといった手間がかかりません。サッと開け閉めができるのはストレスフリーでしょう。
必需品のポータブル電源
車中泊ではエンジンを切るので、ポータブル電源があれば照明・冷暖房器具・調理器具といった電気器機が使えて便利です。防災にも役立つアイテムなので1台あると重宝します。
Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 100W ソーラーパネル SolarSaga100 1枚 2点セット/Jackery
毎日使用しても10年以上使えるポータブル電源です。1,264Whの大容量・2000Wの定格出力・1000 Plusの高出力性能を備え、電気毛布や電気ポットなど車中泊で使用したい家電の電力を供給できます。
さらに、太陽光変換効率の高いソーラーパネル付きです。長期間の車中泊旅行でも頼もしいアイテムになるでしょう。
Pro 1000Wh/PowerArQ
アウトドアになじみやすいスタイリッシュなデザインが人気です。見た目だけでなく、機能にも優れています。大容量なので車内で使えるIH対応の調理器具などに対応できて電気に困りません。
また、安全制御を行うバッテリーマネジメントシステムを搭載し、世界基準のテストをクリアしています。別売のソーラーパネルを購入すれば外でも充電の心配がいらないでしょう。
車内を照らす照明装置
LEDランタン・ベッドランプを用意しておくと、夜の買い出しやトイレに行くときに活躍します。車内の点灯をつけっぱなしにするとバッテリーが上がってしまうので注意しましょう。災害や停電など緊急時の防災用ライトとしても活躍します。
LED ソーラー ポップアップ ランタン/DOD
ソーラーとUSB経由の2WAY仕様なので電池がなくても充電できます。外に置いておけば充電される手軽さで、突然の雨でも耐えられる防水仕様です。シリコン製のポップアップ構造なので、たためば場所をとらずにコンパクトになります。
ライトの色は2色あり、食事のときは暖色ライト、懐中電灯として使用するなら白色ライトなど、用途にあわせて切りかえ可能なのはうれしいポイントです。
Explorer 防水型LEDランタン/GENTOS
電池式の高輝度LEDランタンです。まるで昼間のような明るさで暗闇を照らします。高性能・高品質が自慢の、日本トップレベルのシェアを誇るメーカーの商品です。
白色・昼白色・暖色と光の色を変えられる調色機能付きで、シチュエーションにあわせて幅広く対応できます。さらに、弱〜強を無段階に調光可能です。ビルトインフックつきなので、カバー部分を外して逆さまに吊るせば車内全体を明るくできるでしょう。
コンパクトな折りたたみテーブル&チェア
簡易的な折りたたみテーブルやイスがあれば食事や調理がしやすくなります。コンパクトなものなら車中の隙間に収納できるでしょう。オートキャンプ場などではあると便利なので検討してみてください。
折りたたみテーブル/Hope Retailer
膝上で使用する折りたたみ式テーブルです。ワンタッチで開閉ができるのでストレスフリーで使えます。車内での食事やPC作業にちょうどよいサイズ感です。軽量でコンパクトなので車に常備しておきましょう。
多機能車載テーブルKIT40/MAXWIN
テーブルだけでなくドリンクやスマホホルダーも付いているので、さまざまな用途にも対応可能です。食事やゲーム、パソコンの作業も安定して行えます。
さらに360度回転するスマホホルダーは縦・横どちらでも楽しめます。装着はヘッドレストのシャフトに挟み込むだけでOK。 テーブルはコンパクトに折りたためるので車に常備しておくと便利です。
車中泊の食事に便利な調理器
車中泊には電気ケトルがおすすめです。お湯をかければ即席で作れるカップラーメンやフリーズドライなどでご飯を作ったり、コーヒーや紅茶、湯たんぽのお湯にも使用したりできます。本格的に調理したい人はクッキングメーカーなども使ってみるとよいでしょう、
車用 電気湯沸かし器 /メルテック
シガーソケットでお湯を沸かせる車用の電気湯沸かし器です。ポータブル電源やガスボンベが必要ないので手軽に使用できます。1,0Lの大容量なので、何度もお湯を沸かす必要がありません。走行中の使用はヤケドなどに注意しましょう。
車載電気ケトル 電気ポット 450mLl/daytimeshop
40~100℃の範囲内で温度調節ができ、沸騰・保温・お茶・醸造乳と4つの定温モードが選べる商品です。25分以内に温度を100℃まであげられる急速加熱が可能。移動中でも水漏れの心配がなく使用できるのはメリットです。スリムな設計で邪魔になりません。
整理整頓に役立つ収納グッズ
収納をプラスしたいときは、車内の天井にネットを張るラゲッジネットがおすすめです。小物や転がるものを入れて置けるので車内がスッキリします。手を伸ばせば手軽に収納できて便利です。
またベッドキットの下のスペースにボックスなどを置けば大きなものも収納できるでしょう。
車用天井収納ネット/YORKNEIC
デッドスペースの天井を有効に活用できるラゲッジネットです。バックルで簡単に装着すれば、2重ネット構造でものが落ちてくる心配がいりません。メッシュで通気性がよく、開口が大きいのでものの出し入れも楽です。
ただし万が一に備えて、重いものや鋭利なものは置かないようにしましょう。
収納ボックス/Meikaso車用品
66Lの大容量で多目的に収納できます。付属している2枚の仕切りでなかを調整するので自由に整理しやすいでしょう。たためばコンパクトになるのもポイントです。
サイドやフロントにも収納があり、小物類を入れるのに重宝します。トランクが散らかることなく車中泊の荷物を整頓するのに向いています。
冷え対策の防寒グッズ
寒い時期の車中泊では防寒対策が必須です。ポータブル電源がなくても使える暖房アイテムがあれば車内であたたかく過ごせますよ。
「日本製10枚ヒーター 6WAY兼用」電気毛布/Hitidear
高機能ヒーターが10枚内蔵されており赤外線ですぐにあたたまります。毛布の区域ごとに3段階で温度調節が可能です。
スカート・着るこたつ・ポンチョ・寝袋・シート・ブランケットと6WAY仕様なのでさまざまなシーンで重宝します。外で使用しても丸洗いでき、モバイルバッテリー付きなのでアウトドアにぴったりです。
蓄熱式 エコ湯たんぽ ぬくぬく/THREEUP
繰り返し使える蓄電式の湯たんぽなのでアウトドアにイチオシです。15分ほど蓄熱をすれば最長8時間使用できます。就寝時に使用しても朝まであたたかく寝られるでしょう。
またかわいい猫のシルエットと質感なので、まるで猫を抱きしめているような温もりを感じられます。女子や子どもに喜ばれそうなアイテムです。
リラックスグッズ
寝るときや休憩時によりリラックスできるアイテムを紹介します。
アイマスク/メトリックプロダクツ
「ヒルナンデス!」で紹介された、アメリカ・メトリックプロダクツ社製のアイマスクです。立体仕様になっているため生地が目にあたらず不快感がありません。
休憩時に使用してもアイメイクが取れにくいのはうれしいポイントです。やわらかい肌触りと心地よいフィット感でワンランク上の眠りにつけるでしょう。
アイマスク付きピロー/PROUD GEAR
寝るときや休憩時に着用すると首が疲れにくくリラックスできます。助手席などに座ったままでも横になったままでも使用可能です。調節機能があるアイマスクが付いているので、日差しを気にせずに眠れるでしょう。
万が一のための緊急用品
車中泊中にケガや病気にならないとは限りません。もしものために救急セットや常備薬は用意しておきましょう。
ファーストエイド キット /NORAH
ハサミ・ガーゼ・ポイズンリムーバー・三角巾・消毒綿・安全ピン・アルミブランケット・多機能カード・ピンセット・テーピング・テープ・使い捨て手袋・止血帯・ホイッスル・バンドエイドなどの16種類の応急セットがポーチに入っています。
コンパクトなので車の隙間に入れておくといざというときに役立つでしょう。
ストッパ下痢止めEX 24錠 /ライオン
突然襲われる腹痛や下痢の際にあると助かるストッパです。グレープフルーツ味で飲みやすく、水がなくても口で溶かして服用できます。どのようなシーンでもサッと飲めるのがGOODです。眠くなる成分は含みませんが、運転がある場合は服用を控えましょう。
セレナ車中泊のための快適性を向上するコツ
車中泊でより快眠するにはベッドキットの購入がおすすめです。2列目・3列目をリクライニングした上に専用のベッドを載せて使用します。
組み立てなどがなくただ載せるだけなので簡単です。ベッドの下には収納スペースができるので荷物の整理に困らないでしょう。
セレナの車中泊で食事を楽しむポイント
車中泊での楽しみのひとつが食事です。キャンプ場以外の場所ではバーベキューや外での調理はできないので、車内で簡単においしく作れるものがGOOD。ゴミや洗い物がなるべく出ないようにしましょう。
道の駅などでご当地の食材を購入し、自宅から持参したパンやおにぎりに挟むだけでもよいでしょう。買ったものでは味気ない人は、ポータブルバッテリーでIHの調理器具を使用すると調理の幅がぐっと広がります。
コンパクトな食器や調理器具をそろえるとスペースを有効活用できて便利です。収納や持ち運びもしやすくなるでしょう。
またセレナには折りたたみ式のパーソナルテーブルが付いています。ドリンクホルダーもあるので飲みものなどを置く場所に困りません。ただし大きくはないので、簡単な調理がしたい場合は車専用のテーブルアクセサリーなどを使用するとよいでしょう。
天気がよければバックドアを開けて開放的な食事を楽しめます。美しい自然の景色が見える場所ならよりリラックスできるでしょう。
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ライター
yuki
幼少期からキャンプや釣り、スキーなどを楽しむアウトドアファミリーで育つ。10代後半は1人旅にハマりヨーロッパや北米を中心としたトラベラー期となる。現在もスキー、スノーボード、ダイビングなど海や山で活動中。「愛する登山」は低山から厳冬期の雪山まで季節問わず楽しむhike&snowrideなスタイル。お気に入りの山は立山連峰!Greenfield登山部/部長の任命を受け部活動と執筆活動に奮闘中。