特徴1.スキューバーやフリーダイブなどコース数が豊富
イタリアに「世界一深いプール」に入るためにわざわざ来るという人は少ないと思いますが、旅行のついでによってみるというのも楽しい経験かもしれませんね。
Y40はヴェネチアからは車で50分、パドバからは20分程で着くという行きやすい場所にあります。
そしてY40のコースは、大きく分けるとスキューバーやフリーダイブの2つの種類があり、全く初めてという人のための入門コースから、子供用、初級&上級者コースなどレベルに合わせたコースを選ぶことができます。
またレック・ダイバーコースといって、海に沈んでいる難破船(レック)を見に行くようなダイビングを安全に行うためのコースを始め、水中カメラマンや夜間ダイブ、レスキューコースなど特殊なコースなど、用途に合わせていろいろなコースが用意されています。
またY40の深いプールの横には洞窟がいくつか作られているので、下に下に行くだけではなく、洞窟を通ったりなどヴァラエティに富んだコースも経験できます。
また例えば入門コースの場合、筆記3回+実技5回で350ユーロというコースや、とりあえず試してみたいという人には、1回だけのお試しコースも開催されていて、初心者から上級者まで対応しているので、旅行のついでに行くという人も十分楽しむことができます。
特徴2.世界チャンピオンのワークショップも大人気!
Y40の特徴の1つに、チャンピオンのワークショップが多いことがあげられます。
例えばイタリアのフリーダイビングの第一人者とも言えるウンベルト・ペリザッリ(Unberto Pelizzali)氏や、2018年のVertical blue大会では116mという記録を作ったオマール・レウチ(Homar Leuci)氏などを始め、女性フリーダイビングチャンピオンであるイラリア・モリナリ(Ilaria Morinari)氏やマリーナ・カザンコヴァ(Marina Kazankova)氏など、多くの世界チャンピオンのワークショップが用意されています。
ワークショップの種類は、開催する日やする人によって違っていますが、耳抜きについて、肺活量アップのエクササイズ、モノフィンの使い方などさまざまです。
中には水中での精神トレーニングなどのコースもあります。
潜水スポーツはいろいろなリスクがあり、特に事故の1番の原因と言われているのがパニックです。
そのパニックの原因は精神的要素が多く、安全に、そして安心して行うには、精神的な安定を保つことが必須となるので、とても実際的なコースといえるのではないでしょうか。
また言語もイタリア語の他に、英語やフランス語など世界各国から訪れる人にも対応できるようなプログラムが用意されている点も秀逸です。
特徴3.マーメイドショーなどイベントも盛りだくさん
Y40はただの長い筒状のプールではありません。
洞窟などの障害物があったりする他、透明のガラスでできているトンネルがあるので、泳いでいる人だけではなく、見ている人も十分にこのプールを目で楽しむことができます。
自分ではスキューバーなどしないけど付き添って来たという人のためにも、いろいろなイベントやショーも用意されています。
例えば、とても人気のあるショーの1つにマーメイドショーがあります。
フリーダイビングチャンピオンである、イラリア・モリナリ(Ilaria Morinari)氏がマーメイドの衣装を着てY40の世界一深いプールにて行うショーで、音楽に合わせて泳ぐファンタタジーの世界です。
また面白いのは、このショーを見て自分もマーメイドのように泳ぎたいという場合は、マーメイドコースもあるというところです。
これは6歳〜13歳までの子供向けと大人の両方のコースがあり、マーメイドやドルフィンのように泳ぐために、モノフィン(人魚のような大きな1枚の足ヒレのこと)の使い方、呼吸法、耳抜き、水中でのリラックス方などを習うコースです。
この他にも水中ディスコ、コンサート、そしてダイブコンピューターや足ヒレの会社によるお試しキャンペーンなどもよく行われているので、Y40は潜るだけではなく、情報収集や新商品のお試しなど役立つことがいっぱいなのです。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。