キャンプで消火スプレーを使うメリット
キャンプで焚き火をするなら、消火スプレーを用意しておきましょう。消火スプレーを使うメリットを2つ紹介します。
初期消火に役立つ
消火スプレーは、初期消火に有効です。たとえば、焚き火台からの引火や、調理油の発火など、キャンプ中に起こりやすいリスクに対応できます。ボヤ騒ぎになる前に消火できるよう、すぐに手の届くところに備えておきましょう。
ピンポイントで消火できる
火元を狙って使えるところもメリットといえます。一般的な粉末式の消火器は、消火範囲が広く、限られたスペースの火を消すには適さない面も。その点、消火スプレーなら、焚き火台にピンポイントで噴霧しやすいでしょう。
焚き火用の消火スプレーを選ぶポイント
焚き火に適した消火スプレーは、3つのポイントをチェックして選びましょう。何を確認するべきか、紹介していきます。
使いやすさで選ぶ
いざというときのために、簡単に扱えるかどうかはとても重要です。たとえば、エアゾール式の消火スプレーは、目標物に向かってボタンを押しながら噴霧するだけでOK!消火器のように、レバーを強い力で握る必要はありません。
ほかにも、被せるだけで消化できるシートタイプもあるので、使いやすいアイテムを選んでください。
コンパクトなサイズを選ぶ
キャンプに持って行くなら、パッキングしやすいサイズを選びましょう。荷物を増やしたくない場合は、500mlのCB缶と同じくらいのサイズをチョイスするのがおすすめ。いつものギアバッグにも入れられます。
焚き火をするときは、ほかのキャンプギアとセットで入れておけば、忘れる心配がありません。
消火力の高さで選ぶ
消火能力の高さもチェックしましょう。風の強いキャンプ場や林間サイトなど、焚き火による引火が心配なときは、強化液タイプの小型消火器が適しています。粉末タイプの消火器よりも、使用後の片付けがラクなのがポイントです。
消火器がひとつあれば、お家の備えとしても兼用できます。家庭用としても使える消火器については、のちほど紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
焚き火におすすめの消火スプレー3選
キャンプ場で焚き火を楽しむために、おすすめの消火スプレーを紹介します。
①丸山製作所 「エアゾール式消火器 消す兵衛neo」
キッチンでも使える、簡易型の消火スプレーです。キャップを取って、火元に向けて噴射するだけで、初期消火ができます。使用時は、全量を使い切るのがポイント。また、火元から2~3m離れた距離から噴射できるのも強みです。
キャンプでは、メスティンで串カツを作ったり、ダッチオーブンで天ぷらを揚げたりと、出来立て料理を味わえるのも楽しみのひとつ。コンロやバーナーを使っていても、油の温度が上がりすぎると、発火の危険性は避けられません。
グループキャンプなど、大きな焚き火台で揚げ物メニューをたくさん作るなら、備えておきたいアイテムです。
②丸山製作所 「キッチン消火スプレー」
取扱いが簡単な消火スプレーです。家庭内で起こる小さな火災を想定したアイテムで、天ぷら油による火災の消火にも使えます。火元を狙って、スプレー缶のボタンをプッシュし続けるだけと、分かりやすい操作性もGOOD!
消火器のように、力いっぱいレバーを握らずに扱えるので、初めて消火スプレーを使う方にも向いているでしょう。手軽に使える商品を探している人にイチオシです。
③初田製作所 「住宅用消火器 ALS-1R」
家庭用に開発された、強化液タイプの小型消火器。自宅においても目立たない、かわいらしいデザインが魅力です。消火スプレーよりも重さがありますが、薬剤の量が多く、噴射パワーもあるため、大きな焚き火台を使用する際に役に立つでしょう。
風の強いエリアや林間サイトなど、火気の取り扱いに注意したいキャンプ場で頼れるアイテム。キャンプで使わないときは、家庭用として備えておけます。
自宅とキャンプ兼用で、ある程度の消火能力を求める人は、ぜひ検討してみてください。
焚き火の消火やギアの保護に役立つアイテム
消火スプレーのほかに、消火に役立つ、あるいは大切なギアを守れる便利グッズを紹介します。
オズセンス 「かぶせて火を消す消火シート」
火元に被せるだけで消火できるシートです。燃えにくいガラス繊維が使われているため、耐熱性に優れているのが特徴。使い方は、シートを広げて火元に被せ、そのまま放置するだけと簡単です。
ただし、あくまでも初期消火用グッズですので、手に負えない場合は避難や周囲へ知らせることを優先させましょう。サッと使えて、扱いやすい消火グッズを探している人に最適です。
ファルコン 「防炎スプレー ファルガード」
防炎スプレーは、あらかじめスプレーしておくことで、対象物を燃えにくくする効果が見込めます。たとえば、焚き火の周りで使うナイロン生地のチェアなど、燃えやすい素材にスプレーするとよいでしょう。
ほかにも、陣幕や風防だけでなく、大型タープにも噴霧しておくと、万が一のときに燃え広がるのを防げます。
焚き火の火の粉から、お気に入りのギアを守りたいキャンパーにおすすめの商品です。
キャンプの火災対策については、こちらの記事もご覧ください。
キャンプでの焚火、失火の原因と7つの対策方法
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。