ウインドシェルとは、防風性があるウェアです。ウインドブレーカーとも呼ばれています。軽量な商品が多く、持ち運びやすいのが特徴です。今回は、登山用のウインドシェルを選ぶ際のポイントや、おすすめの商品を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ウインドシェルを登山で使う3つのメリット
ウインドシェルは、登山と相性がよい装備です。ここでは、登山で使用するときの3つのメリットを紹介します。
①体の熱を逃しにくい
体の熱を逃しにくく、保温しやすい点が、ウインドシェルのメリット。登山前に着用すると、冷えた体をあたためられるため、ウォームアップにぴったりです。休憩時に羽織れば、防寒対策にもなるでしょう。
②行動着として着用しやすい
レインジャケットなどと比べ、生地が薄くて動きやすいため、行動着として活用できます。
また、蒸れにくい商品が多いので、快適な登山ができるでしょう。さらに、防風性があるため、寒い時期や高山の稜線上など、気温が低い場所での防寒着としても使えます。
③軽量かつコンパクトで持ち運びやすい
ウインドシェルは、軽量かつコンパクトなものが多く、持ち運びやすいのが利点。片手におさまるほどコンパクトで、約45gと非常に軽量な商品もあります。ザックの隙間やポケットにいれ、気軽に持ち運べるでしょう。
登山用ウインドシェルの選び方
登山向けのウインドシェルを選ぶ際のポイントは3つです。選び方のポイントを把握し、購入時の参考にしましょう。
①重ね着しやすいゆったりめのサイズを選ぶ
登山用のウインドシェルは、ベースレイヤーをなかに着るので、ゆったりめのサイズを選ぶのが大事です。ストレッチ性があるものなら、余裕をもったサイズ選びができるでしょう。
ただし、大きすぎる場合は、袖(そで)や裾(すそ)から風が侵入しやすくなるため、注意が必要です。購入する際は、試着をおすすめします。
②はっ水性があるものを選ぶ
雨天時を考慮し、はっ水性があるウインドシェルを選んでください。ベースレイヤーが濡れてしまうと、登山中に低体温症になるおそれがあるためです。
はっ水性があるウインドシェルは、多少の雨であれば防げます。ただし、ウインドシェルの多くは完全な防水性がないので、雨が降ったらなるべく早くレインウェアを着用しましょう。
③プラスアルファの機能性で選ぶ
重視するポイントにあわせて、機能性をチェックしましょう。蒸れを軽減したい人は、通気性に優れた透湿性のある素材をチョイス。さらに、ベンチレーションがついていれば、登山中に温度の調節がしやすく、快適な登山ができます。
メンテナンスのしやすさを求める人は、洗濯機で洗えるモデルかをチェックしましょう。ただし、洗濯をする際は、商品タグの洗濯表示を必ずチェックし、推奨されている方法で洗濯してください。
おすすめの登山用ウインドシェル5選
登山時に役立つウインドシェル。おすすめの商品を5つ紹介するので、お気に入りをぜひみつけてください。
①【patagonia(パタゴニア)】メンズ・フーディニ・ジャケット
高い耐風性で、悪天候に対応できるウインドシェルです。フードのフィット感は、シングルプルによって調節できます。
袖口は部分的にストレッチ性をそなえており、腕まくりをしてもずれ落ちにくい仕様です。裾はドローコードでしぼれるので、ウインドシェル内に風が侵入するのを防げます。
胸ポケットに本体を収納でき、コンパクトに持ち運べる手軽さが魅力。重さが約105gと軽いため、荷物の軽量化をはかれるでしょう。
ランニング・ハイキング・クライミングなどの幅広いシーンで活用可能。フィット感が高いウインドシェルを求める人に適した商品といえます。
②【THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)】スワローテイルフーディ(メンズ)
登山だけでなく、トレイルランやキャンプなどでも活躍する1着。グリッド構造の生地を肌面に使用しており、汗で濡れた生地が体にまとわりつくのを防げる商品です。ポケットがメッシュ生地となっているため、ベンチレーションと同様の効果があります。
また、静電気の発生をおさえる静電ケア設計により、乾燥している時期に快適に着用できるでしょう。
フードは、片手でサイズが調節できるワンハンドアジャスター仕様です。フード裏のポケット内には、本体を小さく収納できるので、荷物の邪魔になりにくいでしょう。サイズ感にゆとりがあるため、レイヤリングにこだわりたい人に適しています。
③【SALOMON(サロモン)】BONATTI WATERPROOF(ボナッティ ウォータープルーフ)
高いはっ水性と防水性により、突然の降雨などに対応しやすいウインドシェルです。マイクロポーラス防水メンブレンを使った生地は、通気性が高く、汗を素早く放出します。また、高い透湿性があるため、蒸れにくく快適に着られるでしょう。
10K/10K の防水性を持つファブリックは超軽量で耐久性も抜群。背中のベンチレーションシステムと前面の Smart Vent ボタンで通気性を高めました。
登山に頻繁に行く機会があり、悪天候のときもドライな使用感をキープしたい人は必見の商品です。
④【Columbia(コロンビア)】ヘイゼンジャケット
小雨や泥を弾くはっ水(撥水)機能を備えた薄手のウィンドジャケット。はっ水(撥水)機能の「オムニシールド」を採用しているため、小雨や泥を弾きます。
シルエットは、身幅に余裕を持たせたレギュラーフィット。
ポケットにウェア本体を収納できるポケッタブル仕様なので、バッグに忍ばせて持ち歩きにも便利です。
⑤【MILLET(ミレー)】ブリーズバリヤーワイルダーライトジャケット
高い通気性とはっ水性をそなえ、急な天候の変化に対して強い商品です。はっ水性がある糸で裁縫しているため、縫い目から雨水が浸入しにくくなっています。
また、目出し帽のようなバラクラバタイプのフードがしっかりと頭にフィットし、雨風から守ります。さらに、洗濯をしてもはっ水性が落ちにくい、ブリーズバリヤーと呼ばれる素材が使用されているため、長く愛用できるでしょう。
左ポケットに本体を収納すれば、片手で持てるほどコンパクトになる点が魅力。頻繁に登山をする機会が多く、悪天候に見舞われる可能性が高い人は、ぜひチェックしてください。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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