SUPパドルは、水面で前進したり、方向転換したりするときに必要な道具です。いろいろな種類があるので、迷って選べない人も多いのでは?今回は、SUPパドルの選び方を紹介します。用途にあわせたパドルの特徴や素材の違いもあるので、要チェックですよ。

 

SUPパドルについて知っておくべきこと

sup パドル 選び方

まずは、SUPパドルの各部位と、素材ごとの違いについて紹介しますね。パドルを選ぶ前に知っておくと、役に立ちますよ。

パドルの部位

パドルには、大きくわけて以下の3つの部位があります。

  • グリップ
  • ブレード
  • シャフト

ひとつずつ説明しますのでチェックしてみましょう。

グリップ

グリップとは、パドルの最上部にあるT字部分のこと。手のひらで包み込むようにして握る部分をさします。

ブレード

水をとらえる平らな部分はブレードです。形状はブランドによりさまざまですが、スクエア型・ティアドロップ型が多いでしょう。

また、ブレードには表と裏があり、表側は「パワーフェイス」、裏側は「バックフェイス」と呼ばれていますよ。

シャフト

シャフトとは、グリップとブレードの間にある、長い棒状の部分をさしています。シャフトの硬さにより体への負担が変わるので、パドルを選ぶときは、注目しておくべきパーツといえます。

パドルの素材

次にパドルの素材を説明しますね。パドルの素材はおもに3つあります。

  • カーボン製
  • グラスファイバー製
  • アルミ製

それぞれのメリットやデメリットを見ていきましょう。

カーボン製

カーボン製は、非常に軽い素材です。軽量なうえ強度も高いので、長時間のクルージングでも疲れにくいのが特徴。初心者にも最適なパドルといえるでしょう。

ただし、カーボン製はほかの素材に比べて、値段が高くなってしまうところがデメリットです。

グラスファイバー製

グラスファイバーとは、溶かしたガラスをのばして繊維状にしたもの。耐久性に優れており、カーボン製より値段が安い点が魅力です。

予算を抑えつつ、軽量のパドルが欲しい人は、グラスファイバー製のパドルを検討してみましょう。

アルミ製

アルミ製は、比較的値段が安いのがメリット。カーボン製やグラスファイバー製に比べてコスパに優れているので、なるべく低予算でパドルを手に入れたい場合はおすすめですよ。

デメリットは、重さが気になるところ。ほかの素材より重量があるので、長時間のクルージングや体力に自信のない人には、疲れやすく感じるかもしれません。

 

SUPパドルの選び方

sup パドル 選び方

ここからは、SUPパドルの選び方を紹介します。4つのポイントをおさえて、ぜひ最適なパドルを選ぶ参考にしてくださいね。

①身長にあわせて選ぶ

SUPパドルを選ぶときに重要なのが、パドルの長さです。一般的には、ご自身の身長プラス20〜25cmくらいの長さがよいといわれています。ダイナミックなSUPサーフィンを楽しみたい人は、少し短めの身長プラス15〜20cmくらいを目安に選びましょう。

②タイプで選ぶ

SUPパドルには、3つのタイプがあります。ツーピースとスリーピースは、それぞれ2つや3つに分解できるタイプ。ワンピースは、分解できないタイプのパドルです。

分解できるメリットは持ち運びがしやすいところ。家族で共有する際も、身長にあわせやすいでしょう。ただし、少々重くなる点がデメリットです。ワンピースタイプは、かさばりますが、ほかのタイプより軽いメリットがありますよ。

③用途にあわせて選ぶ

パドルは、SUPの楽しみ方で選ぶのもありです。

たとえば、クルージング用なら、長時間漕いでも疲れにくい、カーボン製の軽量パドルを選ぶとよいでしょう。フルカーボンタイプは、とくに軽いのでビギナーや女性にも向いています。

また、SUPサーフィンのようなダイナミックな波に乗るなら、ブレードは広いものがおすすめ。短時間で早く前に進むためにも、水の抵抗をよりキャッチできるブレードの面積が大きいものを選びましょう。

④シャフトの硬さで選ぶ

シャフトは、肩や腕に水の抵抗を感じやすいパーツなので、選び方には注意が必要です。

スピード感が欲しい人や、SUPサーフィン・レースのように勢いを重視する人は、硬めのシャフトがよいでしょう。ただし、硬めのシャフトは、スピードは出るものの水の抵抗を感じやすく、腕への負担も大きくなります。

一方で、長時間楽しむSUPクルージングや、波の抵抗が少ない場所で楽しむなら、やわらかいタイプのシャフトがベスト。肩・肘への負担が少ないため、力の弱い人にもぴったりですよ。

SUPボードの選び方については、下記の記事もぜひご覧ください。
今年こそSUPに挑戦!ボードが欲しい!SUPボードの選び方

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Greenfield編集部

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