カサゴ釣りは、初心者でも釣りやすく、力強いアタリが楽しめます。生息域が幅広いため、近場の漁港で気軽に楽しめる点も魅力。さらに、食味がよいので、煮付けや塩焼きなどで、おいしく食べられますよ。今回は、カサゴの基本的な釣り方を紹介します。

カサゴってどんな魚?

カサゴ釣り 釣り方

カサゴは、北海道から沖縄までの日本全国に生息している魚です。地方名が数多くあり、カサゴは関東での呼び名。関西ではガシラ・ガシ、九州ではアラカブ・ガラカブ・ガブなどと呼ばれています。体はそれほど大きくならず、体長は最大でも30cm程度です。

ごく浅い岩礁帯から、水深200m程度の深海にかけて生息しています。普段は海底近くにいることが多いのが特徴です。卵胎生なので、1月から3月頃にかけて仔魚を産みます。

基本的に1年中釣れ、ベストシーズンは4〜9月。また、クセのない上品な味なので、煮付け・唐揚げ・刺身など、さまざまな料理方法でおいしく食べられますよ。

餌を使ってカサゴを釣ってみよう!

カサゴ釣り 釣り方

カサゴ釣りに初めて挑戦する人は、まずは餌釣りから始めてみましょう。後述するルアー釣りより簡単なので、カサゴ釣りの基本的なコツがつかめますよ。

使用する餌は?

カサゴ釣り 釣り方

活きエビ・青イソメ・魚の切り身が、餌としてよく使用されます。なかでも、活きエビがベストですが、活かしておくためのエアーポンプが必要なので、管理がやや面倒です。

青イソメは、ホームセンターや釣り具店で安く入手できるので、初心者でも使いやすい餌ですよ。

サバ・イワシ・サンマなどの魚の切り身は、安価で簡単に用意できる便利な餌です。しかし、動かないので、活きエビや青イソメより魚の食いは落ちる傾向があります。活き餌を使用する場合の、予備の餌として持っていくとよいでしょう。

餌釣りの種類は?

カサゴの餌釣りには、以下のような釣り方があります。

  1. 穴釣り
  2. ズボ釣り
  3. ウキ釣り

それぞれの釣り方の特徴を見ていきましょう。

①穴釣り|多くのポイントを効率よく探りやすい

穴釣りなら、効率よくカサゴを釣れます。穴釣りとは、テトラポッドや石畳の隙間に、仕掛けを落として釣る方法です。カサゴのほかにも、メバル・アイナメ・ソイなどの根魚をメインターゲットとして狙えます。

実は、テトラポッドや石畳は、魚が潜む絶好のポイント。すき間には、カサゴなどの根魚が高確率ですみついています。一つ一つのすき間に仕掛けを落とし込むことで、効率的にカサゴが釣れますよ。

また、テトラポッドを渡り歩くのは疲れるため、狙う人が少ないというメリットがあります。ただし、テトラポッドや石畳では、足元が危ないのが難点。足を滑らせたり、転んだりしないよう、十分に注意しましょう。

以下の記事では、穴釣りの詳しい方法と、おすすめのアイテムを紹介しています。気になる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

穴釣りの方法とおすすめアイテム10選【気軽に楽しめる奥深い穴釣りの世界へ!】

②ズボ釣り|複数の竿を使うので釣果をあげやすい

釣果をあげやすいのが、ズボ釣りの特徴です。ズボ釣りとは、防波堤の際(きわ)スレスレを探る釣り方。シンプルな仕掛けのため、複数本の竿で、異なる水深を一度に狙えます。

また、カサゴのズボ釣りならば、通常の1本の竿を用いた釣りも可能。仕掛けの長さをこまめに変えて、さまざまな水深を探ることで、釣果をあげられるでしょう。

③ウキ釣り|広範囲を探って良型を狙いやすい

ウキ釣りは、沖に生息する、大きなサイズのカサゴを狙うのに有効です。堤防からやや離れたところを探ります。
ウキ釣りのポイントは、餌のついた仕掛けを底スレスレにはわせることです。さらに、広範囲を探ることで、釣果アップの可能性が高まりますよ。

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Greenfield編集部

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