スキューバダイビングをしてみたい人は少なくないはずですが、独学では始められませんね。まずはインストラクターから正しい方法を教わる必要があります。それがオープンウォーターコース講習。スキューバダイビングをしてみたい方はぜひ参考にしてください。

 

オープンウォーターコースとは?

スキューバダイビングがまったく初めての人を対象にしたライセンス取得コースが「オープンウォーターコース」です。

年齢15歳以上の健康な方であれば誰でも参加でき、コース修了後にオープンウォータダイバーCカードを取得することができます。

Cカードについては以下の記事を参考にして下さい。

コースの内容は学科講習、プール講習、海洋実習の3段階で構成され、簡単なことからステップバイステップ方式で、ダイビングに必要な知識と技術を少しずつマスターすることができます。

また、講習は最短でも合計で3日間以上必要ですが、分割して進めていくこも可能です。スケジュールはダイビングスクールによって異なりますので事前に確認しておきましょう。

合格・不合格の判断は?

オープンウォーターコースには合格・不合格といった判断基準はありません。簡単な筆記テストはありますが、合格ラインに達していなかったら不合格ということはありません。

何度でもテストを受けることができますし、しっかりマスターできるまでダイビングスキルを練習することが可能です。

 

学科講習でダイビングの基礎知識を身につける

ダイビング オープンウォーターコース

オープンウォーターコースは学科講習から始まります。まずはビデオやテキストを使って、スキューバダイビングの基礎知識と安全に潜るためのルールを学んでいきます。

基本的に座学になりますが、近年ではインターネットを利用したオンライン自習学習を開催している指導団体もあるので、各ダイビングスクールに確認しておきましょう。

学科講習では主に以下の項目について学びます。

  • ダイビングに関する物理
  • ダイビングに関する医学
  • ダイビング器材について
  • 潜水計画の立て方
  • ダイビングの環境…など

最後に筆記テストがありますが、合否を決めるものではありません。あくまで自分自身の理解度を確認するためのものなのです。

解らないことや不安なことがあれば、納得いくまでインストラクターに聞いておきましょう。

 

プール講習で基礎テクニックを身につける

ダイビング オープンウォーターコース

次は実際のダイビング器材を身に着けての講習です。水中で呼吸ができる体験に驚く方も多いはずです。

まずは足の着く浅いプールか限定的な水域で基礎テクニックをひとつづつ練習していき、呼吸に慣れてきたら徐々に深いプールで練習を進めていきます。

プール講習では主に以下の項目について学びます。

  • ダイビング器材の組み立てと調整
  • バディチェックのやり方
  • エントリーとエキジット方法
  • 呼吸のやり方
  • マスクスキルの練習
  • 浮力コントロールの練習
  • トラブル管理について
  • 潜行と浮上
  • ダイビング器材の手入れとメンテナンス…など

マスククリアや浮力コントロールなどの苦手なダイビングテクニックがあれば、納得いくまでプールで何度も練習しておきましょう。

 

海洋実習は実際の海でダイビング

ダイビング オープンウォーターコース

最後は実際の海での海洋実習です。1日2本のダイビングを2日間に分け、トータル4本の海洋実習を通して身についた知識とスキルに磨きをかけていきます。

海洋実習が行われるゲレンデは講習に適した穏やかな海域で行なわれます。ビーチからエントリーする場合とボートを使ってエントリーする場合があります。

海洋実習で実施される課題は、これまで学科講習とプール講習で学んだことばかりです。

初めてのダイビングは緊張すると思いますが、安全ダイビングのルールを心がけ復習のつもりで落ち着いて臨むことが大切です。

何より初めて体験する水中世界は、きっと忘れられない思い出になることでしょう!

 

講習修了後は念願のダイバーデビュー!

ダイビング オープンウォーターコース

海洋実習が修了すればダイバーとして認定され、オープンウォーターダイバーの仮ライセンスが発行されます。

実際のCカードが手元に届くまで数週間が必要ですが、その日から世界中の海でダイビングを楽しむことができますよ!

スキューバダイビングをしてみたいと思っている人は、オープンウォーターコースにチャレンジしてみましょう。ダイビングに対するモヤッとした不安や疑問が一気に解決して、晴れてダイバーの仲間入りができます!ダイビングスクールはハワイや沖縄といった南の島で行うイメージが強いかもしれませんが、伊豆半島や南紀白浜などの身近な海でも盛んに開催されています。ぜひ一度、身近なダイビングスクールに足を運んでみて下さいね。

ライター

Greenfield編集部

自然と向き合い、環境に配慮しながらアウトドアスポーツを楽しむ人に向け、自分や周囲のウェルビーイングの向上につながる情報をお届けします。