※当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。
サーフィンで少し横に滑ることができるようになると、次はいよいよターンの習得です。その中でもカットバックは、波を乗りつなぐために必須のターンとなります。ここではカットバックを綺麗にメイクできるコツについてご紹介いたします。

カットバックとは

サーフィン カットバック

カットバックとは、波の傾斜が緩やかになったセクションを失速しないように、波のパワーゾーンへと戻るようなラインを描くターンの名称です。

NSA(日本サーフィン連盟)が行っている5級から1級までの5段階あるサーフィン検定では、カットバックは3級合格に必須の技術になります。そのため、カットバック習得は、初級から中級へのステップアップといえます。

カットバックができるようになると、ライディング時にパワーゾーンを上手く使いながらスピードやフロー(流れ)をだしやすくなります。そうすると、見た目も綺麗なライディングラインを描くことが可能です。

カットバックしやすい波とは

サーフィン カットバック

カットバックは「波のパワーゾーンへと戻る」というラインのため、おこなう際はその特徴にあったポジション選びが必須となります。

カットバックの練習に向いているのは、緩やかな波の斜面が出やすく、ゆっくりブレイクするような厚い波です。

初心者では、逆に波が掘れてブレイクが早い波でカットバックの練習をしても、難易度が高いためメイクは難しいです。

海でカットバックの練習をしたい場合は、試しやすいセクションがある波をセレクトするようにしましょう。

カットバックのコツ

サーフィン カットバック

基本的なターンのひとつでありながらも、実は苦手としているサーファーも多いカットバック。もちろん習得するためには、さまざまなコンディションで練習しながらトライ&エラーを繰り返さなければなりません。

その練習の際に、コツを意識しながらやることがとても重要です。

はじめから精度の高いカットバックを求めすぎても、上手くいきません。まずは、基本となる3点のコツに絞ってご紹介します。

コツ①ボトムターンからスピードを維持したままトップへ

カットバックだけでなく全てのターンに言えることですが、ターンに入る前の段階で、スピードがついた状態をキープしなければなりません。

カットバック自体は急激にボードを傾けるターンではないので、トップスピードまでのせる必要はありません。

しかし、波の斜面を下るダウンザラインからボトムターンをする段階で失速しているようだと、メイクすることは難しくなります。

カットバックへ入る前の段階で、エラーが無いかも意識するとよいでしょう。

コツ②波のトップに上がる前に低い姿勢でレールを切り返す

失速することなくトップへ上がる動きになったあとは、ボードがトップへ上がる前に、レールを切り返すための低い姿勢へ移行します。

レールを切り返すとは、ボトムターンで波側に傾いて入っていたレールから、反対側のレールが入るようにすることです。フロントサイドの場合、つま先側からかかと側へ、バックサイドの場合は、かかと側からつま先側へと移行します。

このレールを切り返す動作では、胸と膝の距離が近づくように低い姿勢を意識するとよいでしょう。胸と膝の距離が離れてしまっていると、バランスを崩しやすくなります。

コツ③目線、上半身、腰のリードでターン

コツ②の動きと連動してターンする方向へ、体をリードさせながら旋回していきます。

イメージとしては、まず目線を進行方向へ向けます。そして上半身は胸が旋回方向へ向くように、腕も使って体を少し捻ることです。上半身の動きに引っ張られるように腰も少しづつ回していくと、一連の動作の体重移動が、ボードに伝わってターンしはじめます。

はじめは大きくゆっくりとしたイメージで行うと、体重がボードに乗った綺麗なターンになりやすいでしょう。

カットバックのイメトレおすすめ動画

カットバックを行うフォームを身につけるためには、体に覚えさせるように反復練習をすることが習得の近道です。

その参考になる動画をご紹介いたします。

こちらは、世界的に有名なサーフィンYouTubeチャンネル。英語解説ではありますが、スケボーを使ったイメトレシーンはとても参考になります。

スケボー練習の時のおすすは、手持ちのスマホで自分のフォームの動画を撮影することです。撮影した動画を下記のスケボーシーンと比較して、違う箇所を見つけながら改善していくとよいでしょう。

そしてこちらは、日本のプロサーファー田中英義プロのカットバックを説明した動画です。イラストを使いながらの説明なので、イメトレの参考になると思います。

綺麗にメイクできるようになれば、中級レベルに到達した指標にもなるカットバック。もちろん習得するためには、それなりの時間と努力が必要です。しかしカットバックができるようになると、サーフィンがもっと奥深く楽しくなるのは間違いありません。ここでご紹介した内容をぜひ参考にしてください!

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。