リサイクルも可能/「岐阜プラスチック工業」のOBPリスパレット

オーシャン バウンド プラスチック

プラスチック製の資材などを製造販売する岐阜プラスチック工業。開発したOBPリスパレットは、素材の一部にタイで回収されたOBPを採用しています。モノの輸送や保管に使用されますが、日清食品が環境戦略の一環として導入したことでも話題になりました。

一般的なパレットと同じPP(ポリプロピレン)でつくられているので、使い終わったあとは新たなパレットに水平リサイクルできることも特徴です。

サステナブルなパソコン/「HP」のChromebook x360 13c

グローバルなテクノロジー企業、HP(エイチピー)。数ある商品のなかでも、環境へ配慮したサステナブルなパソコンとして注目を集めているのが、x360 13cです。

x360 13cは、総重量の約3割に再生素材を使用したChromebook(クロームブック)シリーズのハイエンドモデル。スピーカーハウジングの約5%に、OBPが使用されています。

先ほどご紹介したNextWaveのメンバーでもあるHPは、2019年以降、OBPを使用した製品を160種類以上も開発。2020年には、Newsweek誌の「米国で最も責任のある企業」にも選定されています。

OBPをアップサイクル/「SABIC」の循環型ポリマー

サウジアラビアの石油化学大手のSABIC(サビック)は、2021年にOBPをアップサイクルした循環型ポリマーを発表しました。

フランスの環境NGO団体、Zero Plastic Oceansによって認定されたOBP素材を採用しているのが特徴。認定されているOBPは、適切な方法で処理・加工が行われているという証です。

SABICは今後も、OBP素材の利用を通してサーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現に取り組んでいく意向を示しています。サーキュラーエコノミーとは、廃棄されるものを資源として、リサイクルや再利用する新しい経済システムのこと。SABICのOBPを活用した製品開発が注目されています。

6月8日は世界海洋デー

オーシャンバウンド プラスチック

毎年6月8日は、国連で定められた世界海洋デーです。汚染をはじめとした、海の環境問題は無視できないレベルまで深刻化しています。このペースで海洋ごみが増えつづけると、2050年には魚の量をごみが上回るという試算も。

私たちにもっとも身近な海の環境問題として挙げられるのが、今回ご紹介したオーシャンバウンドプラスチックです。ペットボトルなどをポイ捨てしないのはもちろん、プラスチック自体の利用量を削減することも、OBPを減らすことにつながりますよ。

世界海洋デーの目標は、「個人個人の海とのつながりに思いをはせる」ことです。OBPと海の環境問題について考えてみてはいかがでしょうか。

以下の記事でも、日常生活でプラスチックを削減する方法についてご紹介していますよ。

プラスチックフリーな生活は実践できる!日常での取り組み例とは?

今この瞬間も、オーシャンバウンドプラスチックは増えつづけています。陸地に住んでいる私たちも、海の環境と関係していることを象徴するOBP。この先も美しい海を残していくためには、私たちの世代が少しでも汚染のスピードを緩める必要があります。この記事を参考に、OBPと海洋汚染を身近な問題として考えてみませんか。

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Greenfield編集部

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