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東京五輪で史上初のサーフィン競技が行われ、サーフィン競技は一般にも広く浸透し注目されました。次のフランス五輪に続きロサンゼルス、ブリスベンとサーフィンカルチャーが根付いている地域での開催が続くことになり、今後も大注目です!

 

日本代表の五十嵐カノア選手&都築有夢路選手がメダル獲得

出典:ISAオフィシャルサイト

世界中がコロナ過の影響を受けながらの東京五輪。

無観客など通常とは違う開催方法の中でしたが、たくさんのドラマが生まれ私達に感動を与えてくれました。

サーフィン競技では男女ともに上限である2名枠の出場権を獲得しており、メダル獲得を期待する声も多いなか、自国開催の選手たちへのプレッシャーはとても大きかったことでしょう。

ブラジルやアメリカ、オーストラリア、フランスとランキング上位の強豪選手が列挙するなかで全ての試合が見逃せない内容となりました。

結果、見応えある波のコンディションで男女ともにメダル獲得という快挙をあげてくれました。

五十嵐カノア選手は銀メダル獲得

出典:ISAオフィシャルサイト

サーフィンのワールドツアーWSLを数年クウォリファイして戦っている五十嵐選手は、強豪選手相手に素晴らしい戦いを見せてくれました。

中でも印象に残っているのは準決勝の2021年ランキング1位ガブリエル・メディナ選手との試合。

ヒート前半でエクセレントスコアを2本出してリードしているメディア選手を追う五十嵐選手は優先権を持つメディナ選手が見逃した波を乗ってエンドセクションでフルローテーションのビッグエアを見事な着地でコンプリート!

見事逆転して、メダルを確定させました。

決勝戦では波とのリズムが合わずイタロ・フェレイラ選手が優勝して銀メダルに。

表彰式でも見せた悔しさを滲ませる様子は、この数年で金メダルを目標にしてきたストイックな姿勢がうかがい知れます。

都築有夢路選手は銅メダル獲得

出典:ISAオフィシャルサイト

筆者だけでなく多くのファンが、女子のメダル獲得はかなり厳しいと予想していたのではないでしょうか。

もちろん日本人女子選手のレベルは高いですし、自国開催のアドバンテージもありました。

しかし強豪国から選出されている選手はランキング上位の選手達とのスキルや経験の差は歴然としてありました。

そんな中で、自分の持ち味を生かしたサーフィンで見せた都築選手。

強豪選手にたて続けに勝ち上がっていき3位決定戦でキャロライン・マーク選手に見事勝利し銅メダルを獲得しました。

台風の影響で荒れたハードコンディションでどの選手も苦戦しており、実力を出し切れずに敗退したトップ選手もいました。

そんなコンディションも後押しした運と、その波にしっかりと対応した都築選手の実力で勝ち取った素晴らしい結果でした。

次回のフランス五輪、更にそれ以降予定大会もサーフィン競技は注目!

東京五輪は閉幕しましたが、次のフランス大会は着々と準備されております。

その後の大会予定地でも地域柄サーフィン競技開催は濃厚とされており、これから数大会で更に盛り上がっていくことが予想されます。

サーフィン競技はこれから数年で新たな局面を迎え、更に一般に浸透していくでしょう。

2024年パリ五輪のサーフィン競技はチョープーで開催予定

出典:ISAオフィシャルサイト

フランス五輪のサーフィン競技開催地はフランス領でもあるタヒチのチョープーが予定地となります。

フランス本土でもクウォリティ高いサーフポイントはありますが、チョープーの波はそれ以上に迫力のある世界屈指のサーフポイント。

故に世界最高峰のパフォーマンスが披露されるでしょう。

チョープーならレフトの息を飲むようなバレル勝負になりますが、波のサイズが上がればプロサーファーでも恐怖を感じるような危険な場所でもあります。

ロサンゼルス五輪やブリスベン五輪でも開催予定

出典:WSLオフィシャルサイト

出典:WSLオフィシャルサイト

フランス五輪ののちはロサンゼルス五輪、そしてその後オーストラリアのブリスベン五輪がでのサーフィン競技の開催がすでに決定しております。

ロサンゼルスはカリフォルニアの西海岸エリアで数多くのサーフポイントが点在し、大規模なコンテスト『US OPEN』が開催されるハンティントンビーチなどオリンピック開催ができるポイントがすでに用意されてあるような場所です。

またオーストラリアのブリスベンは近くにオーストラリアサーフィンのメッカであるゴールドコーストがあります。

言わずとしれたサーフィン大国であるオーストラリア、サーフィン競技が開催されるのは間違いなさそうです。

両国ともにサーフィンカルチャーが根強いエリアでのオリンピック開催となります。

となればフランス五輪以降も2032年までサーフィン競技は更に盛り上がっていくことでしょう。

今までもサーフィン競技は国内外でプロサーキットが開催されてきましたが、オリンピック競技に加わることで新しいステージへと変化しています。サーフィンの歴史上で大きなターニングポイントを迎えている現状を、サーファーとして良い方向へ発展してくれるのを期待しています。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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