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砂漠緑化や里山の再生など幅広い分野で環境維持活動を行う地球緑化センターを紹介します。地球の温暖化や砂漠化など私たちが共有すべき課題は山積です。地球緑化センターはこれらの問題を考える人材の育成を目指します。具体的な取り組みを見ていきましょう。

「地球緑化センター」ってどんな組織?

地球緑化センター(GEC)は、1993年に設立された緑化に関するプログラムづくりやボランティア活動の支援などを行ってきた特定非営利活動法人です。

CO2による地球の温暖化や、砂漠化による干ばつの問題などが注目されるようになり、地球環境の改善を目指す人々の輪は世界各国に広がっています。

過剰なエネルギーの消費を抑制し、緑を増やしていくストップ温暖化の取組みや、自然と人間が共生できる持続可能な社会づくりは、近年、地球上に暮らす人類が共有すべき課題として広く認識されるようになりました。

このような状況の中、地球緑化センター(GEC)では、これまでの豊富な実績を活かし、緑化の要望と緑のボランティア活動を希望されるみなさまとの橋渡し役を担ってきました。

地球緑化センターの専門スタッフが、個人の方や企業、学校、行政など、さまざまな方面の方たちに向けて、国内外での緑化活動の進め方について紹介しています。

「地球緑化センター」の沿革

1993年  団体設立、中国内モンゴルでの砂漠緑化事業からスタート。

1994年  「緑のふるさと協力隊」事業スタート。国内で初めて市町村自治体と共に都市と農山村の交流を目的とした長期協力隊活動を実施。

1995年  第1回「森林と市民を結ぶ全国の集い」の事務局を担当。

1996年  森林ボランティア事業スタート。民間団体として初めて国有林で活動 。内モンゴルでの緑化活動が、農林水産省「共同実施ジャパンプログラム」として認定。

1999年  特定非営利活動法人格を取得。

2000年  朝日新聞社主催「第1回明日への環境賞 森林文化特別賞」受賞。

2002年  団体設立10周年記念事業「世界の砂漠と日本の森林 人と緑を語る集い」を開催。

2005年  愛・地球博「地球市民村」パビリオン出展。

2006年  オーライ!ニッポン会議主催「オーライ!ニッポン大賞」を受賞(緑のふるさと協力隊事業)。

2007年  第1回 森のJOMOカップ・緑の文化祭2007 開催

2008年  中国 豊寧県に「環境緑化交流センター」が開所。運営開始。おかしの森プロジェクト スタート。

2011年  「日中植林緑化フォーラム2011」を北京にて開催。

2012年  設立20周年事業開催。

引用:「地球緑化センター」とは

 

「地球緑化センター」の取組み

「地球緑化センター」では、植林によって緑と人の国際交流を目指す「緑の親善大使」のプログラムを実施しています。

今や経済大国になった中国ですが、地方では草原の砂漠化が進み、住民は今も厳しい生活を強いられています。

緑の親善大使は、このような辺境の地を訪れて、地域の行政や住民と力を合わせながら緑化活動に取り組むプログラムです。

緑の親善大使は、主に内蒙古自治区伊金霍洛(エジンホロ)旗、長江上流の重慶市江津区、北京北方の河北省豊寧満族自治県の3か所で植林を行っています。

5日から1週間程度のスケジュールで、植林活動や砂漠教室、現地の住民との交流を通して、国際交流と環境活動への理解を深めます。

  • 内モンゴル自治区エジンホロ旗

北京から北西約800kmに位置する黄河中流域のエリア。砂漠の緑化活動のために植林活動を行っています。事業開始は1993年、これまでの植林面積は861ha。

  • 重慶市江津区

中国では砂漠化の影響で黄河や揚子江流域での大洪水が頻発しています。洪水の原因になっている土壌流失防止のための植林活動を行っています。事業開始は1999年、これまでの植林面積は1404ha。

  • 河北省豊寧満族自治県

日本にも影響がある黄砂発生の最前線の地で、植林活動による「緑のダムづくり」に取り組んでいます。事業開始は2001年、これまでの植林面積は3524ha。

 

学生が参加する「緑のインターンシップ」

地球緑化センターでは、学生が自ら考えてプログラムを企画し実行するボランティア活動を用意しています。

若いうちにいろんなものに触れて、考えて、経験することは大きな財産になります。キャンパスから飛び出して「緑のインターンシップ」に参加してみてください。

緑のふるさと協力隊

農山村に興味を持つ若者が、地域再生に取り組んでいる地方自治体で1年間生活しながら、地域密着型の活動に携わるプログラムです。

あなたのアイデアや取組みが地域再生のきっかけになることでしょう。

4泊5日の田舎体験「若葉のふるさと協力隊」

「緑のふるさと協力隊へ参加する前に少し試してみたい」という方は、「若葉のふるさと協力隊」で試しに暮らしてみましょう。

サークル仲間や会社の仲間と気軽に参加して農作業や農山村での暮らしが体験できます。

山と緑の協力隊

「山と緑の協力隊」は、1996年からスタートした市民参加による森づくりの取組み。日本の里山を守りたい、地域の人たちと交流してみたい、という若者向けのプログラムです。

詳しくはこちらをご覧ください:地球緑化センター

日本国内だけでなく、内モンゴル自治区や長江・黄河流域など、地球規模で緑化活動を支援している「地球緑化センター」の取組みについてご紹介しました。学生時代のサークルや企業人としての教育の一環として、最適なボランティアプログラムが用意されているようです。興味のある方はぜひ参加して、問題意識を共有してください。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。