茨城県の名高い山といえば筑波山!その森の中に「フォレストアドベンチャー」というアクティビティがあることを知り、今夏の帰国の際にチャレンジすることを計画。ハイキングだけではない、筑波山を存分に満喫できる新たなコースを体験してきました。
筑波山で空中散歩ができる !?「フォレストアドベンチャー・つくば」
フォレストアドベンチャーとは?
フォレストアドベンチャーは、北海道から沖縄まで全国に40か所以上ある自然共生型アウトドアパークです。
パーク内は、木々をつなぐ吊り橋、バランス感覚必至の丸太橋コースなど1つとして同じコースはなく、森の特徴を生かしたアクティビティが楽しめます。大自然をひとっ飛びするかのように滑り抜けるジップスライドもあり、思いっきり体を動かして遊べます。
アドベンチャーコースで気分爽快!
「フォレストアドベンチャー・つくば」では、キャノピーコース4サイト・アドベンチャーコース4サイト・難易度の高いエキサイトコース1サイトで構成されています。
高さや難易度を抑えたキャノピーコースなら、身長110cm以上のお子さんから大人まで楽しめるので、家族そろって楽しめますよ。そしてアラフォーの私は、小学6年生の息子の身長制限もクリアしていることもあり、思い切って初めてのアドベンチャーコースにチャレンジしてきました!
森の中は木々に囲まれており、直射日光が避けられ快適。太陽の光をさえぎりながら、木を渡り歩くアスレチックの数々は、どれもスリル満点です。キャノピーコースのようなアスレチックは、スイスですでに経験していたので、どんな点が違うのか、ワクワクしながら進みました。
一番エキサイトしたのは、コースを締めくくるジップスライドです。全長約100mもあるジップスライドを一気に滑る様子は、まさにターザン!森の王者になったような、爽快な気分で滑り降りました。
一方で難しかったのは、足元がゆらゆらと揺れる吊り橋です。さまざまな形の吊り橋はひとつずつ難易度が異なり、どれも一歩踏みだすのにも勇気が必要で、終始心臓がバクバクしてアドレナリンが急上昇していたように思います。
また、バランス感覚が試される吊り橋では、ハーネスをつけているとはいえ、足を踏み外して落ちないかと、ハラハラしながら慎重に進んでいきました。時間をかけて渡りきったときの達成感は、ものすごく大きかったです。
高所恐怖症ではないものの「木の上を渡り歩くなんて怖いな」と思っていましたが、体験してみると、スリルとドキドキ感がクセになるほど、最高に楽しい時間を過ごせました!
自然環境で身に付く助け合いの精神
息子と一緒に体験してよかったのは、お互いを配慮する気持ちが大きくなったという点です。難しいコースでは、なかなか先に進めず時間がかかりましたが、お互いを応援し、励まし合いながら進むことができました。
参加されていたほかの家族とも「がんばれ」「もう少しだよ」と声を掛け合いながら進んでいけたのもうれしかったポイントです。
どのように足を動かして行くと進みやすいのか、実際に渡ってみて何が難しかったのかを共有することでコミュニケーションの幅が広がり、家族の絆も強くなったように思います。
住所:茨城県つくば市沼田1688
TEL:090-4755-7800
営業時間:9:00~17:00(夏季~18:00/冬季~16:00)
休園日:年中無休
入園料:3,000円~(コースや季節によって変動)
公式HP
休憩は「筑波山おもてなし館」のカフェがおすすめ
たくさん汗をかいたあとは「フォレストアドベンチャー・つくば」の受付場所でもある「筑波山おもてなし館」カフェでの休息がおすすめです。冷房完備の中、体を冷やすのにぴったりなものといえば「かき氷」。私は筑波山限定の梅シロップかき氷をいただきました。
ほんのり甘酸っぱい味わいは、大人のかき氷といってもいいかもしれません。筑波山の梅林にちなんだ青梅シロップは、お土産としても購入可能なので、オリジナルの梅かき氷や青梅ソーダを作って爽やかな酸味を楽しんでみてはいかがでしょうか。
住所:茨城県つくば市沼田1690-3
TEL:029-896-8877
開館時間:9:00〜16:00(7月20日から8月31日は〜18:00)※季節によって変動あり
休館日:12月29〜1月3日
入館料:無料
公式HP
最後は「筑波の自然を見渡せる温泉」でリフレッシュを!
私たちはあいにく体験できなかったのですが、フォレストアドベンチャー・つくばでアメリカから来ていた家族連れの方から温泉に行くと聞き、とてもいいプランだなと思ったので、調べてみました。
筑波山には筑波山温泉という源泉が湧いているので、周辺には数多くの温泉施設があります。温泉で汗を流し、リフレッシュできると帰りも気持ちがいいものですよね。締めくくりにふさわしい、筑波山の帰りにも立ち寄れる温泉宿を3つご紹介します。
亀の井ホテル 筑波山
出典:亀の井ホテル 筑波山
2024年4月にリブランドオープン。さまざまなタイプの客室があり、愛犬も一緒に宿泊できる「ドッグフレンドリールーム」や、7月には自転車と一緒に泊まれる「サイクリングルーム」も誕生しています。
リブランドと同時にできた宿泊者限定のインフィニティ露天風呂では、天気がいい日には関東平野から富士山、日光連山までの景色を目前に、筑波山麓から湧き出す美肌の湯に浸かれます。1・2階の大浴場露天風呂は、日帰り入浴も利用可能。筑波の自然を存分に体感しながらリラックスしてみてはいかがでしょうか。
住所:茨城見つくば市筑波1050-1
TEL:029-866-1111
開館時間:
【7階インフィニティ露天風呂】15:00~20:00/20:45~24:00/6:00~9:00 ※宿泊者のみ
【日帰り入浴】12:00~15:00(最終受付14:30)※日帰り入浴は土日祝日のみ営業
入館料:1,100円(税込)※タオル別
公式HP
筑波山ホテル青木屋
出典:筑波山ホテル青木屋
1877年創業、古きよき老舗宿のひとつです。ホテル最上階にはパノラマ露天風呂「雲上の湯」をはじめ眺望自慢のお風呂があり、日帰り入浴でも利用できます。3時間のお部屋休憩プランもあるので、アスレチックで汗を流した後に休息する場所としてもおすすめ。
また館内のレストランでは、茨城の食材を使用した会席料理がお昼でも味わえるプランがあるので、ここで昼食をとってから筑波山へ遊びに行くのもいいかもしれませんね。
住所:茨城県つくば市筑波753-1
TEL:029-866-0311
開館時間:【日帰り入浴】12:00〜15:00
休館日:年中無休
入館料: 1,200円(税込)
公式HP
江戸屋
出典:江戸屋
創業390余年の伝統と格式が感じられる、和モダンでクラシカルな宿。露天風呂には手付かずの自然をそのまま生かした庭園があり、四季折々に移り変わる風景を眺めながら湯浴みができます。
日帰り入浴での利用もでき、ロビーに併設された足湯も人気です。足湯と一緒に楽しめるラウンジの喫茶メニュー、敷地内に湧き出る筑波六井のひとつ「杉の井」の水を使用したコーヒーも、筑波山を堪能するなら味わっておきたいです。
住所:茨城県つくば市筑波728
TEL:029-866-0321
開館時間:11:30~15:00(受付は14:00まで)
休館日:年末年始
入館料:1,540円(税込・中学性以上)/770円(税込・3歳~小学生)
公式HP
※この記事の情報は2024年9月時点のものです。内容が変更される場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPでご確認ください。
ライター
アルパガウス 真樹
スイス在住の40代主婦。息子とスイスの自然を楽しみながら、さまざまなアクティビティに挑戦。夏は森の中でのBBQやハイキング。海のないスイスでは、湖水浴が定番なので、夏季は湖沿いで過ごしたりSUPを楽しんだりしています。現地からスイスの自然との触れ合いをお届けします。