ソーシャルプロダクツとは?
ソーシャルプロダクツとは、持続可能な社会の実現を目指して作られた商品・サービスのことです。地球温暖化や食の安全、途上国の貧困など、関連する問題はさまざま。持続可能な社会に貢献できるものであれば、どんなものでもソーシャルプロダクツと呼ばれますよ。
商品の種類は多数ありますが、すべてが生活と社会貢献を結びつけているのがポイント。ソーシャルプロダクツを購入することで、持続可能な社会作りに、手軽に参加できますよ。
ソーシャルプロダクツ・アワードとは?
ソーシャルプロダクツ普及推進協会が、持続可能な社会の実現を目指して作られた商品・サービスを評価し、表彰する制度です。2012年からスタートして、2023年で10回目を迎えました。
ソーシャルプロダクツ・アワードには、毎年テーマが変わる「年度テーマ」部門と、「自由テーマ」部門があります。2つの部門でそれぞれ、大賞・優秀賞・生活者審査員賞・ソーシャルプロダクツ賞が選ばれていますよ。
手軽に購入できるソーシャルプロダクツ・アワード受賞商品
ソーシャルプロダクツ・アワードを受賞した、おすすめ商品を紹介します。
ethique(エティーク)/ethicame
プラスチックフリーの固形型シャンプー・リンスバーです。原料やパッケージから販売方法にいたるまで、環境に配慮した取り組みが評価されました。
シャンプーが5種類、コンディショナーが2種類あり、髪質や使用する目的によって自分に合ったものが選べますよ。使用方法もシンプルで、固形シャンプーバーが初めての方でも使いやすいのも魅力です。
R+Eタンブラー/三義漆器店
老舗の会津漆器メーカーが作る、土に還るタンブラーです。サトウキビやトウモロコシが原料のバイオプラスチック素材でできています。
現代技術と伝統工芸の会津塗りを融合して、日本の伝統工芸の新たな可能性を見出した一品。見た目の美しさはもちろん、飲み口の滑らかさにもこだわっています。上質な使い心地が楽しめる、特別な日にピッタリのタンブラーです。
nocoo(ノクー)/日本サニパック
素材の1部に天然ライムストーン(炭酸カルシウム)を使用したゴミ袋。原材料だけでなく製造過程でも、CO2の排出量を約20%削減しました。最先端の技術を用いて、破れにくく高品質なゴミ袋に仕上げられています。
大手通販サイトやスーパーマーケット、ドラッグストア、コンビニでも手軽に購入できます。リーズナブルな価格で手に取りやすいのも嬉しいポイントですね。
小さなアロマ石鹸/三陸石鹸工房KURIYA
わかめ・米ぬかなど東北の素材を使ったアロマ石鹸です。宮城県女川町にある工房で、ひとつひとつ手作りされています。
合成界面活性剤や保存料を使っていない、自然と人にやさしい石鹸です。まるで宝石箱のように丁寧にラッピングされているので、ギフトとしてもおすすめですよ。
「植木の里親」「もらえる植物園」/やましたグリーン
育てられなくなった植木を、新たな「里親」に引き渡すサービスです。小さな鉢植えから6mを超える植木まで、さまざまな植物の引き取りを行っています。人それぞれの思い出がつまった植木の命を、少しでも多く救いたいという想いから始まりました。
「もらえる植物園」は、園内を自由に散策して気に入った植木を無料で引き取れる仕組みです。植物の保護・管理・引き渡しまでを一貫して行う、画期的でサステナブルな取り組みが注目を集めています。
参考:やましたグリーン
t u r a l i s t(美らりすと)/Nhes.
天然木と天然毛を使用した、自然素材100%の歯ブラシです。ブラシやハケが地場産業の一つである、東大阪市で生まれました。
ハンドル部分の天然木は、家具作りで捨てられる予定だった端材を使用。ブラシの天然毛は、食用として飼育されていた馬や豚の副産物を活用しています。小さめのヘッドで、磨きやすさにもこだわって作られていますよ。
「使い捨てない歯ブラシ」をコンセプトに、歯ブラシとしては珍しいプラスチックフリーを実現。大切に長く使えるよう、歯ブラシのメンテナンスサービスも用意されていますよ。スタンドなどと組み合わせて、大切な方へのギフトにするのもおすすめです。
参考:nhes8739
もくわく/sumao
国産天然木材の木の枠と、ジョイントパーツを自由に組み合わせて使える収納家具です。大・小2つのユニットの組み合わせを変えることで、テーブルや椅子、食器棚などとして使えます。
使えなくなってしまったら捨てるという、家具の使用スタイルを変えるために作られたアイテムです。使用している木材は、すべて国産のヒノキやスギなど。地産地消を実現しながら、家具を長く大切に使うことを提案しています。
参考:もくわく
ライター
AYA
静岡県出身。海と山に囲まれた自然豊かな環境で育ち、結婚後に、タイ・バンコクへ移住。病気がきっかけで、ヴィーガンのライフスタイルに目覚める。現在は、2児の母として子育てに奮闘しながら、人と環境にやさしいサステナブルな暮らしを実践中。自身の経験をもとに、ヴィーガン、環境問題、SDGsについて情報を発信している。