山ごはんを楽しもう!
山でごはんを調理する際には、ササッと簡単にできることが重要です。また、荷物が重くなると肝心の登山に影響が出るので、多くの材料を持っていくこともできません。
水も無限にある訳ではないですし、机と椅子がいつもある訳ではありません。このような限られた状況の中、いかにおいしいものを作るかセンスと工夫が必要になります。
家から何を持っていくのか、どのような手順で調理するのかしっかりシミュレーションをしておきましょう。
登山に集中したい時や険しい山に登る際には、ごはんを家から持参するのが良いでしょう。状況によって、ごはんの楽しみ方も変わっていきます。
ゴミを山で捨てないことや、使った食器は水洗いせずに家で洗うなどのマナーもしっかり確認しておきましょうね。
おにぎりなどを持参してみよう~初級編~
登山初心者の人は山で調理はせず、家からごはんを持参しましょう。持参したおにぎりやサンドイッチを食べるだけでも充分に山ごはんを楽しんだと言えるでしょう。
炭水化物だけではなく、タンパク質も必要です。コンビニで買える日持ちする茹で卵や、魚肉ソーセージなどがお手軽で良いでしょう。
おにぎりに合う味噌汁やサンドイッチに合うスープなども、水筒に入れて持ち運びできます。
水筒のお湯を使って現地で作っても良いでしょう。ノンアルコールのワインにチーズを持っていけば、一気におしゃれな雰囲気になりますね。
種類がたくさんある缶詰もおすすめです。コンビニやスーパーは山ごはんの宝庫です。いろいろ吟味してみてくださいね。もちろん大福やケーキなどのおやつも忘れずに!
調理をしなくても山ごはんの可能性は無限大です。ぜひいろいろ試してみてください。
お湯を沸かしてレトルト食品を食べてみよう~中級編~
山ごはんをさらに楽しむために、ジェットボイルなどを持っていきましょう。
お湯を沸かして山でカップラーメンを食べたり、熱々のコーヒーを入れたりすることができるようになります。
お湯を入れるだけで出来るアウトドア食品を持参し、リゾットやパスタを食べるのも良いですね。ご飯とレトルトカレーのルーを温めて、カレーライスだってできます。
山でお湯を沸かせるようになるだけで、山ごはんが一層楽しいものになるでしょう。ただし、ジェットボイルやバーナーに火を点ける際には注意が必要です。
山の温度は低く、風が強い場合が多いので中々火が付かないことがあります。防水マッチなどを利用することをおすすめします。
お湯を沸かすだけと言っても、初めての時は緊張するものです。事前にベランダなどで安全に気を付けながら、火をつける練習をしてみてはいかがでしょうか。
材料を持参して調理にチャレンジしてみよう~上級編~
ついに山で調理をする段階にやってきました。キャンプなどで宿泊する際は、レトルト食品だけでなく手作りのものが食べたくなってきますよね。
まずは、鍋やフライパンなど登山用のクッカーを揃えましょう。
コンパクトに収納できるようになっているのでとても便利です。材料や調味料もジップロックや別の容器に移し替えて、なるべく荷物を減らしましょう。
調理をするのであれば、山小屋の近くなど水場がある場所で行うのが良いでしょう。山での調理は、まずは王道の鍋から始めてみてはいかがでしょうか。
お肉は冷凍庫で凍らせ、100均でも購入できる保冷バッグに入れて持っていきます。野菜は事前に細かく刻んでまとめておきます。
当日は鍋キューブのような鍋の素とお水と一緒に、お肉と野菜を煮込むだけです。最後に凍らせてきたお米を入れて雑炊を作りましょう。
肉や野菜の旨味が凝縮されていて、とてもおいしいです。中華麺で作るナポリタンや、野菜ラーメンなども簡単にできますよ。
使用後の食器はティッシュなどで拭くようにし、自然への配慮も忘れずに。
お米を炊けるようになったり、スイーツを作れるようになったりすれば一人前です。工夫していろいろな料理にチャレンジしてみましょう。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。