風の吹いている方向を常にチェック
パラグライダーは、風向きや風速によって大きく左右されるスポーツです。
吹流しや、葉っぱや木々の動き、自分にあたる風、空を飛ぶ鳥の様子など周囲を細かく観察して、ちょっとした風の動きも見逃さないように常にチェックしておきましょう。
そして風の動きを察知したら、早めに対応することが大切。風が大きく変化してからだと、対応にも大きな力が必要になるからです。
早めに対応することで、少しの力だけで対応できるので、長い時間安定させられるようになります。
また、余計な力も使わないので、体力温存にも繋がります。思わぬ事故を防ぎ、安全にフライトするためにも、風を読む力は必要不可欠。
風の力を味方につけて、上手くコントロールしながらフライトを楽しみましょう。
落ち着いて行動する
パラグライダーは、落ち着いて行動することがとても大事です。初心者のうちは、焦って操作してしまいがち。
焦って行動してしまうと、余計な力が入ってしまったり、周りが見えなくなってしまい、正しい操作ができなくなります。
特に、風の変化や予想外の出来事があったときには、焦って行動すると大きな事故に繋がってしまうことも。
パラグライダーの操作一つ一つは、実は単純なものばかりです。強風やややこしい風の時も、基本的な操作は同じ。静かに呼吸を意識して、慌てずにゆっくり操作しましょう。
上手い人のまねをする
上手い人の行動には、上達のヒントがたくさん詰まっています。特に、テイクオフやランディングアプローチの動きは、言葉だけではなかなか理解できないもの。
インストラクターや上級者のひとつひとつの行動をよく観察して、良いところを真似することが一番の上達の近道です。
他人のフライトを観察することで、自分の出来ていないことを知るきっかけにもなります。身近にお手本になる人がいない場合は、DVDなどを見るのも勉強になりますよ。
体全体を常にリラックス
パラグライダーは、それほど大きい力を必要としないスポーツです。基本的には小さな力だけで操作することができます。
初心者は、緊張や不安から余計な力が入ってしまいがちです。特にテイクオフは、力んでしまうと上手くいきません。
動きが小さくなってしまったり、微妙なテンションの変化に気付けなくなってしまいます。深く呼吸をして、体全体をリラックスさせます。
トグルやライザーには軽く手を添えるくらいの感覚で持ちましょう。ギュッと握ってしまうと、余計な力が入りやすくなってしまいます。
慣れないうちは不安も大きいですが、無茶をせず、正しい手順さえ守れば安全です。落ち着いて、肩の力を抜いて自然体で臨みましょう。
基礎練習を繰り返す
パラグライダーを上達させるためには、基礎練習を繰り返して操作を体に覚え込ませることが大切です。
初心者にとって特に重要な基礎練習は「ライズアップ」と「グランドハンドリング」の2つです。
「ライズアップ」は、地面に広げたパラグライダーを頭上に起こして、翼の形にセットする練習です。
ライズアップは基本中の基本で、これが出来ないと翼に均等に風が入らず安定させることができません。
キャノピーと自分の位置感覚を掴み、広げたキャノピーのセンターに立つことがポイントです。
「グランドハンドリング」は、足を地面に着けたまま、凧揚げのように風の変化などに合わせてパラグライダーを操作する練習です。
静止させたり、行きたい方向に移動したりすることで、パラグライダーをコントロールする技術が身に着きます。
風に強弱や風向き変化のなどに素早く対応しながら、長く安定させられるようになりましょう。
これらの基礎練習は、安全を確保するためにもとても重要な練習です。頭では分かっているつもりの操作も、実際にやるとなかなか難しいもの。
何度も繰り返し練習して、無意識にでも操作できるまでになりましょう。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。