都市型ダイビングショップと現地型ダイビングサービス
これからダイビングを始める人にぜひ知っておいてもらいたいことが、ダイビングショップには都市型と現地型と呼ばれる2つのタイプがあるということ。
シンプルに考えると、都市型とは街中にあるダイビングショップ、そして現地型とはダイビングスポットの近くにあるダイビングサービスに分けることができます。
しかし、都市型と現地型それぞれに特徴があり、そのサービス内容に大きな違いがあります。
都市型と現地型のメリットとデメリットを比較しながら、自分のライフスタイルに合ったダイビングショップを選ぶようにしましょう。
都市型ダイビングショップの特徴
都市型ダイビングショップとは、比較的ダイビングスポットから遠い街中にあるお店のことを指します。
多くはテナントやスポーツクラブなどの一角でお店を営業していますが、なかには自社ビルでプールまで完備しているダイビングショップもあります。
また、ダイビング器材の販売をメインとした量販店と呼ばれる都市型ダイビングショップもあります。
それでは都市型ダイビングショップのメリットとデメリットを見てみましょう。
都市型ダイビングショップのメリット
都市型ショップの1番のメリットは「自宅から近い」ということです。
ライセンス講習などは、学科講習やプール講習を休日や会社帰りなどを利用して少しずつ受講することもできますし、海洋実習ではダイビングスポットまで車で無料送迎してくれるので何かと便利です。
1人で参加する人も多く、ショップ主催の飲み会などのイベントも多いためダイビング仲間ができやすいという特徴もあります。
都市型ダイビングショップのデメリット
都市型ダショップのデメリットは、スクールやツアー料金が高くなることです。
たとえば、東京から伊豆半島のスポットへ日帰りのダイビングツアーに出掛けた場合、ガイド付き2ダイブで20,000~25,000円(無料送迎付き)くらいかかります。
また、都市型ダイビングショップは器材販売に力を入れているお店も多く、しつこい営業トークで高価な器材を押し売りされたと感じている人も少なくないようです。
現地型ダイビングサービスの特徴
一方、現地型サービスはダイビングスポットの近くで、タンクレンタルやガイドサービスを主としているダイビングショップのこと。
タンクレンタルはエリアの漁協が運営しているケースも多く、漁協と提携してガイドサービスを提供しているショップが大半です。なかには自社ボートを所有しているダイビングサービスもあります。
それでは現地型ダイビングサービスのメリットとデメリットを見てみましょう。
現地型ダイビングサービスのメリット
現地型サービスは都市型ショップと比べてダイビング料金が安いことが1番のメリット。スポットによって違いはありますが、ガイド付き2ダイブで10,000~15,000円くらいです。
また、特定のダイビングスポットに精通しているので水中ガイドの質も高く、ガイドサービスが中心のためダイビング器材の売り込みもしつこくありません。
現地型ダイビングサービスのデメリット
現地型ダイビングサービスのデメリットは、ダイビングスポットまで車や電車などを使って自力で行かなくてはいけないことです。
そのため、ダイビング料金が安くても交通費を含めると都市型ダイビングショップのツアーに参加したほうがトータルで安くなる場合もあります。
また、ライセンス講習など日数のかかる講習では宿泊が必要になることもあります。
都市型と現地型のどちらのダイビングショップを選べばいいの?
これからダイビングをはじめるにあたり、都市型と現地型のどちらのダイビングショップを選べばいいか迷っている人も多いのではないでしょうか。
コスパを優先するなら現地型サービスが圧倒的に有利ですが、ダイビングスポットまで遠いエリアに住んでいる方は、ライセンス講習などは利便性を考えると自宅に近い都市型ショップが断然おすすめです。
都市型ショップの場合、ダイビング器材のしつこい売り込みがあるかもしれませんが、まずはレンタル器材でライセンスを取得し、そのショップの雰囲気を確認してから、そのまま都市型にするか現地型にするか決めるのが良いでしょう。
まずは身近なダイビングショップに足を運んで、どんなことでも相談してみてはいかがでしょうか。
沖縄や海外のリゾートでしか潜らないという人は、ショップに相談すれば現地のダイビングサービスを紹介してくれる場合もあります。