週末ダイビングスポット「城ヶ島」
「今週末潜りに行きたい」と思ったら、すぐに行けるほど都心から近く手軽な距離にあるダイビングスポットが城ヶ島です。
城ヶ島は東には東京湾、西には相模湾、そして南から黒潮の分流が流れ込み、3つの潮が混ざり合ってバラエティ豊かな生物が多数生息しています。
ボートダイビングではマクロ生物から回遊魚などの大物、そして、ジオグラフィックな地形と楽しみ方のバリエーションが豊富です。
そして、ビーチスポットではガイド無しで潜るセルフダイビングも楽しめるとあって、週末には初心者からベテランまで多くのダイバーが集まってきます。
城ヶ島へのアクセス
東京から車で城ヶ島に行くには、横浜横須賀道路の衣笠ICを降りて三浦縦貫道の終点まで行き、突き当たりを左折したのち国道134号の三崎・城ヶ島方面へ向かいます。
城ヶ島大橋を渡って道なりに進み、突き当たりを右折すればダイビングサービスに到着します。
電車なら品川駅や横浜駅から京急本線を利用し三崎口駅で下車します。 品川から約90分、横浜から約60分で到着します。駅からはダイビングサービスの無料送迎を利用するのがおすすめです。
城ヶ島のダイビングスタイル
城ヶ島にはビーチスポットもありますが、メインはボートダイビングになります。
ボートは1日5便出航しているので、2ダイブするなら1便目と3便目、あるいは2便目と4便目で潜るのが一般的です。3ダイブなら1便目、3便目、5便目に乗船することになります。
各ダイビングスポットへは遠いポイントでも10分ほどで到着するので船酔いも安心です。ボートは和船タイプでヘリが開くのでジャイアントストライドでエントリーします。
ただし、ボートポイントは急に潮が流れることもあるので、初心者はブイから離れないように注意をし、必ずロープを掴んで潜降しましょう。
城ヶ島のおすすめダイビングスポット
城ヶ島のおすすめダイビングスポットを見てみましょう。
ビッグクレバス
ビッグクレバスは巨大な渓谷のようなジオラマティックなスポットです。ミルフィーユ状の断層が見事で、湾曲した壁が両脇に100mほど続きます。平均深度が深いため中級者以上におすすめです。
岩骨
岩骨は島の西側に位置している相模湾側のスポットです。大きな根が1本立っていてその周りを潜ります。水深が深い部分、浅い部分どちらもあるので、さまざまな潜り方を楽しめます。
へいぶ根
へいぶ根は島の東側に位置している東京湾側のスポットです。マクロ生物が多く、1日に何十種類ものウミウシを見つけることができる人気のスポットです。
梶の浜ビーチでセルフダイビング
ガイドやインストラクターに頼らずバディ同士だけでダイビングを楽しんでみたいと思っているダイバーも少なくありません。
そんな方にオススメしたいのが城ヶ島唯一のビーチスポット「梶ヶ浜ビーチ」です。ここはセルフダイビングができるスポットとして人気があります。
平均水深は3~5mで最大水深も7mと浅瀬の海で、わかりやすい地形なので迷うこともほとんどありません。人気のクマノミやほかではあまり見られないタツノオトシゴを常に観察できるスポットです。
また、ビーチのエントリー口には手すり付きの階段が設置してあるのでエントリーも楽に行え、水中にはガイドロープもあるので安心です。
海の中に持っていける水中マップも用意してあるので、バディと一緒にセルフダイビングを気ままに楽しむことができるでしょう。
セルフダイビングの注意事項
セルフダイビングにはガイドやインストラクターは一切同行しないので、しっかりとした潜水計画と自己管理ができて、十分なダイビングスキルを持っている必要があります。
すべてのダイバーが最低でも30ダイブ以上の経験本数が必要といった条件もあるので、必ず城ヶ崎のダイビングサービスでローカルルール等を確認しましょう。
また、セルフダイビングができるのは梶の浜ビーチのみで、ボートダイビングではセルフダイビングはできません。
城ヶ崎のアフターダイブ
ダイビング後は、ゆっくりランチをしたり、ハイキングコースで散策したりと島内観光を楽しむのがおすすめです。
ダイビングサービスの近くにも海鮮が人気の食事処がたくさんあり、ダイバー専用メニューを用意しているお店も多いので、ぜひ利用してみましょう。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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