なぜスキンダイビングに適性ウエイトが必要?
スキンダイビングのアイテムとしてウエイトはとても重要です。
適正ウエイトを装着すれば、水中に潜りやすい、泳ぎやすいといった2つのメリットがあります。
スキンダイビングをするときには体の保温や怪我防止のためにウエットスーツを着用しますが、体が浮くような素材でできているためウエイトなしだと快適に潜ることができません。
しかし水面で沈んでしまうほどのウエイトを装着した場合、当然呼吸ができないのでトラブルにつながります。
あなたに合ったスキンダイビングのウエイトの重さや、正しい使い方を確認していきましょう。
スキンダイビングのウエイトの目安の確認方法
適正ウエイトの目安
主にスキンダイビングのウエイトの目安は着用するウエットスーツや装備、体型によって変わります。
水着やラッシュガード、3mm以下のウエットスーツの場合は、ウエイトなしの状態でスキンダイビングが可能です。
ウエイトの目安はフルスーツの5mmウエットスーツであれば2〜3kgほどで、3mmであれば1〜2kgですが、安全のために確認するときは軽めのウエイトからはじめていきましょう。
ウエイトを増やす場合
ウエットスーツの種類でウエイトの重さの目安をお話しましたが、もしスキンダイビング中に力一杯泳がなければいけないほど浮すぎるときは以下のような理由もあります。
- プールで練習して海に行く場合
- ウエットスーツが新品
- ぽっちゃり体型
淡水のプールや川に比べ、海水の海の方が浮きやすいことや、ウエットスーツが新品の場合はウエイトを増やします。
その他にも、痩せ型の体型の方に比べて体が大きな方が浮きやすくなるので体型にあったウエイト量の調節も大切です。
適正ウエイトの確認方法
原則として、スキンダイビングでは水面では必ず体が浮くプラス浮力になるようにウエイトを調整します。
スキンダイビング前の確認方法は、マスクとシュノーケルを装着し、水面に立つような垂直姿勢で大きく息を吸ったら水面が目の高さになり、息を吐いたらゆっくり頭が沈む程度が適正ウエイトです。
ウエイトベルトの正しい使い方
ウエイトベルト装着時のポイント
スキンダイビングのウエイトベルトの装着にはポイントが2つあります。
- 自分に合ったベルトの長さを選ぶ
- ウエイト玉の位置を左右対照&前方にくるように調節する
ベルトの長さは、腰に回したときの余ったベルトの端が20cm前後が理想です。ベルトの糸がほつれてない物を使用しましょう。短すぎると脱着が難しく、長すぎると引っかかる原因にもなりす。
また、ウエイト玉の位置を左右対照&前方にくるように調節することが大切です。バランスが取れて泳ぎやすくなるので、スキンダイビングの上達にもつながります。
ウエイトベルトの装着方法
ベルトにウエイト玉をはめたら、バックル(留め具)を左にして広めに持ち、ベルトをまたいで腰にのせます。
少し前屈みになってバックルにベルトを通したら、バックルが中心に来ているか、ウエイトが前方左右対照にあるように再度調節します。
ウエイトが1つの場合は左よりの前方、3つの場合は背中に1つと前方に2つの位置にするといいでしょう。
スキンダイビングを快適にするために、骨盤の上のあたりにキツすぎない程度に装着してください。
トラブル回避!ウエイトベルトの捨て方
緊急時に備えてウエイトベルトを素早く捨てることができるのも大切。
ウエイトを捨てて水面での浮力確保はもちろん、水中で急浮上したいときにも使える方法です。
- 余ったベルトの端は巻かずに、いつでも掴みやすいようにブラりとさせておく。
- 右手で掴み、ベルトの端が向いている方向と逆方向に引っ張る。
- 中心のバックル(留め具)が開いたらお腹とベルトの間に親指を通して掴み、スルッとバックルから抜いて捨てる。
この一連の動作を陸上や浅瀬でウエイトベルトを見ずに片手で素早くできるように練習しておくと安心です。
水着でスキンダイビングをしてもいい?
水着だけでスキンダイビングをすることはできますが、環境に合わせてウエットスーツの着用がオススメです。
ウエットスーツがあれば、水中世界を楽めるスキンダイビングをより快適にしてくれます。
いろんなリスクを減らすために、水温が高い地域でも生地が3mm以下の薄めのウエットスーツや、ラッシュガードを活用しましょう。
ウエットスーツのメリット
ウエットスーツを着用すると以下のようなメリットがあります。
- 浮力があるので安全
- 保温効果がある
- 海洋生物によるケガを防ぐ
- 日焼けによるヤケドを防ぐ
どれもスキンダイビングを楽しむには欠かせないですね。体が浮いてくれるので水面の時間も楽です。
暖かい日でも水中では体温がどんどん奪われて寒くなります。日焼けやケガのリスクもあるので予定より短い時間しか遊べなかったなんてなりかねません。
安全にスキンダイビングを楽しむために、ウエットスーツはオススメですよ。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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