ロードバイク軽量化 第5位:ステムの軽量化
ステムはハンドルとフォークを繋ぐためのパーツで、ロードバイクの乗り心地を左右するパーツでもあります。
あり注目されないパーツではありますが、軽量化は可能で、もちろんその恩恵もあります。
優先度は低いですが、さらなる軽量化を目指すなら注目してみましょう。
ノーマルでは意外と重いパーツ
ステムはノーマルだと金属製が多く、意外にも重さのあるパーツです。
300g近いステムもあるので、軽量化の恩恵は大きいですね。
カーボン製のステムにすれば100g前後まで重さを抑えられますし、ハンドルから伝わる衝撃も抑えられるのでおすすめです。
体に合わせるカスタマイズもお忘れなく
ステムには、フレームとハンドルまでの距離や角度を調整する役割もあります。
短いステムのほうが軽くなりますが、ハンドルが詰まって姿勢が崩れると乗り心地も悪くなりますし、体に負担がかかって故障の原因にもなります。
ステムを交換するときは、軽量化よりも体に合うかどうかを重視して選びましょう。
ロードバイク軽量化 第4位:コンポーネントの軽量化
コンポーネントは、ブレーキや変速機など、ロードバイクの機械部品の総称です。
動作の安定性やギアの枚数などが注目されやすいコンポーネントですが、交換することで軽量化効果があることも無視できません。
基本的にはドライブトレインや変速系など、一式まとめて交換しなければいけないので予算はかかりますが、より軽量化を目指すなら重さもチェックしたいパーツです。
グレードで重さが違う
コンポーネントは、グレードごとに重さが違います。
とくにレース用として用いられる上位グレードでは、コンポーネント自体の重さも重視されていますね。
例えば、エントリーロードによく搭載されているSHIMANOのTiagraでは、コンポセットが約2710gですが、DURA-ACEでは約1950gまで抑えられています。
約760gの軽量化となれば無視できない重さですよね。
重さより機械的な差が大きい改造
軽量化効果はありますが、コンポーネントは変速やブレーキなど、走行を制御する役割があります。
例に出したTiagraからDURA-ACEへの載せ替えは軽量化効果が大きいですが、その分予算もかかるのですぐに載せ替えとはいかない方も多いですよね。
Tiagraからワンランクアップの105だと、重さの差は300gほどですが、ギアの枚数が10枚から11枚にアップできます。
予算もDURA-ACEに載せ替えるよりはかなり抑えられますし、場合によっては760gの軽量化よりも、ギアが11枚に増える方が走行性能も上がります。
つまり軽量化にとらわれて交換しそびれるよりも、スペックを上げるほうが有効な場合もあるので、コンポーネントの載せ替えは広い視野をもって検討しましょう。
ロードバイク軽量化 第3位:サドルの軽量化
サドルはロードバイクの中でもとくによく交換されるパーツです。
ロングライドでは長時間座るため、座り心地を重視して相性のいいサドルを探し続ける方も少なくありません。
軽量化の効果も大きいパーツなので、ぜひサドルを購入する場合は重さにもこだわって選んでみましょう。
高い位置のパーツなので軽量化効果が高い
サドルはプラスチック製などが多く、重くても400g程度なので、そこまで軽量化を望めないパーツでもあります。
ただし、サドルはロードバイクの中でもっとも高い位置にあるパーツなので、重さが乗り心地へ大きく影響します。
とくに坂道やスプリントでダンシングする場合には、重いサドルが付いているとバイクに振り回される感覚が大きくなるので、サドルの軽量化の恩恵を感じやすいポイントです。
フィッティングも重要
軽量化の効果が大きいパーツでもありますが、ダンシングするよりは座っている時間の方がはるかに大きいため、フィッティングも無視できません。
座り心地のいいやわらかいサドルは必然的に重くなるため、軽量化と座り心地のバランスを取ることを忘れてはいけません。
軽くて硬めのサドルに交換するときは、パット内蔵のレーシングパンツを用意するのもお忘れなく。
ロードバイク軽量化 第2位:シートポストの軽量化
シートポストはフレームとサドルを繋げるパーツです。
サドルの高さを調節するパーツといえばわかりやすいかもしれませんね。
あまり交換されないパーツではありますが、軽量化しやすく、軽量化の恩恵も大きいパーツです。
重さがあり高い位置にあるパーツ
シートポストは長さもあるので重さがあり、標準装備のシートポストには400g以上のものもあります。
また、サドルと同じく高い位置に付いているパーツなので、シートポストの重さはダンシング時に大きく影響します。
軽量シートポストに交換すれば制御しやすくなりますし、カーボン製シートポストにすれば振動を吸収する効果も生まれるので、ぜひ交換したいパーツですね。
交換とカットでより軽量化
軽量シートポストに変更したら、まずは自分の体に合わせてフィッティングしましょう。
もしフィッティングしたうえで、差ししろに余裕があれば、さらにカットすることで軽量化することもできます。
アルミ製ならパイプカッターで、カーボン製ならのこぎりでカットし、やすりで処理して瞬間接着剤などで切り口を保護しましょう。
ロードバイク軽量化 第1位:タイヤ・ホイールの軽量化
ロードバイクの軽量化の中で、もっとも効果が大きいのがホイールとタイヤの軽量化です。
ロードバイクを購入したら、真っ先にホイールの交換を行う方も多いですよね。
ロードバイクに限らず、クロスバイクやマウンテンバイクなどスポーツ自転車ならぜひ軽量化することをおすすめします。
重さが性能に直結するパーツ
回すべきホイールやタイヤが軽くなればその分省エネ化できるため、自転車では脚力を温存できるうえに、同じ力で漕いだときにスピードが出やすくなります。
とくに坂道においてはこの効果が大きく、クライマー向けのロードバイクでは標準装備で軽いホイールが装備されている場合もありますね。
ディープリムなど、空気抵抗が抑えられたり、慣性で回りやすくなるメリットのあるホイールもありますが、総合的に考えれば軽量化の恩恵は大きいです。
チューブドかチューブレスか
最近はロードバイクでもチューブレス化が進んでいますが、重さで考えるとクリンチャーやチューブラーなどチューブドタイヤも負けていません。
チューブを使う分重いと思われがちですが、タイヤ自体が空気をため込む機能も持つチューブレスに対し、タイヤとチューブで分業のチューブドタイヤでは、適材適所で素材を変えて軽量化することが可能です。
クリンチャーは軽量チューブを選ぶこともできますし、チューブラーは構造上ホイールをより軽量化できます。
ただしチューブレスタイヤには転がり抵抗が小さいというメリットもあるので、重さが多少重くても結果的に走行性能は高いという場合もあります。
このためどれが良いとは言い切れず、使い方にも違いがあるので、可能ならどちらも使ってみて総合的に判断するのが理想的ですね。
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ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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