冬キャンプは暖房器具で寒さ対策を考えよう
冬のキャンプは気温が低く、ときには雪のなかでキャンプをすることもあるでしょう。
防寒着を着こんでいるだけでは冷えきってしまうので、基本的な服装は重ね着をする「レイヤリング」をすること。
インナーウエア、長袖シャツやフリースウエアなどの中間着、ダウンなどのアウターを重ね着して過ごします。
また、手袋や帽子、ネックウォーマーや靴下や靴も大切なアイテム。これでもまだ寒いので、カイロや湯たんぽ、そして暖房器具をうまく組み合わせて過ごすことが必須ですね!
暖房器具にも用途や人数によっていろんな種類があります。用途をしぼり、正しいつかい方をすれば快適であたたかな冬キャンプになります。
冬キャンプで心も体もあたたまるおすすめ暖房器具とは?
暖房器具はさまざまな大きさや用途のものがあります。キャンプに参加する人数や、目的によっても用意するものが違ってきます。
暖房のほかに鍋を置くスペースがあり調理ができるもの、テントの中でもつかうことが可能なもの(換気は必要)、足元や背中などピンポイントであたためるものなどです。
どのような種類があって、どんなつかい方ができるのか見ていきましょう。
薪ストーブはお料理もできる一台二役
薪ストーブはちょっと敷居が高い気がするかもしれませんが、とても便利であたたか。
ガスや電気ストーブとはくらべものにならないほど火力が強く、遠赤外線効果で離れていてもあたたかく過ごすことができます。
また、最近のアウトドアメーカーから販売されている薪ストーブはとてもコンパクトでもち運びがしやすく、さまざまな機能がついていながらリーズナブルなものもあります。
車で移動するキャンプなら薪ストーブがあっても大丈夫ですね。
薪ストーブの上では、やかんや鍋を置いて常時調理が可能です。煮込み料理や鍋料理のほか、冬キャンプには大切なお湯を常時沸かすこともできます。
薪の用意は必要ですが、火力が強くあたたかく一石二鳥の薪ストーブは、冬キャンプの楽しさをいっそう盛り立ててくれる暖房器具でしょう。
少し火の調節に慣れるまでかかるかもしれませんが、キャンプの雰囲気を楽しくしてくれるはずです。
ただ、小さなお子さんがいる場合はやけどに注意が必要です。また、テント内で薪ストーブを使う場合は煙突が出るタイプのテントが必要となります。
そして、煙突が出るタイプのテントであってもメーカー推奨の使用法を守り、正しくつかうこと、火器を使用する際は自己責任となりますので、こまめな換気を行い、一酸化炭素報知器をつかうことをおすすめします。
おすすめ野外用薪ストーブ
炎をじっくりと眺めて楽しめる3面ガラスが特徴の「アウトドア薪ストーブ オーラ」
前面のガラス窓がさらに大きく。よりダイナミックな炎の揺らぎを体感することができます。
大きな天板なので、料理も複数でき、また、別売りのピザピザストーンを入れる事で、ピザ窯にもなります。
三人以上で、薪ストーブを囲む際にオススメの薪ストーブとなります。
ピンポイントであっ
たまる!カセットガスヒーター
カセットガスヒーターの一番のメリットは、ガスボンベ1本で暖をとることができることです。
カセットボンベはホームセンターやコンビニエンスストアでも手軽に入手することができ、持ち運びもラク。そして何よりリーズナブルな価格であることです。
ガスボンベもカセットガスヒーターもとてもコンパクトで、さほど荷物にもなりません。冬キャンプ以外にも、災害時に自宅でつかうことができますね。
デメリットとしては、寒さでガス缶が冷えきると着火しにくくなることです。その場合は毛布などでくるんであたためてから着火するようにしましょう。
また、前室やテント内などのすべてをあたためることは難しいので、他の暖房機器との併用や、足元をあたためるなどの目的で使用するのがベストです。
灯油ストーブはテントの中でも換気しながらなら使用OK
薪ストーブは火力が強く調理も可能ですが、火のあつかいに慣れるまで少し時間がかかります。
また、ガスストーブは取りあつかいが簡単ですが、あたたかさはこれひとつでじゅうぶんとはいきません。
では石油ストーブはどうでしょうか。石油ストーブは火力が安定していることや、取りあつかいの簡単さ、天板の熱で調理や湯沸かしのできるものもあってとても便利。
石油ストーブは商品によって火力がさまざまなので、キャンプをする地域や使用を考えている季節、参加する人数やテントの大きさを考えて、選びましょう。
焚き火もなかなかのあたたかさ
キャンプの楽しみでもある焚き火。冬のキャンプでは焚き火があると、さらに楽しくなることでしょう。
焚き火は薪をくべて燃える炎を見て、パチパチと音を聞き、匂いも感じることが醍醐味です。
焚き火台を使って、暖をとりながらお湯を沸かしあたたかな飲み物を飲めば、心も体もあたたまることでしょう。
焚き火台だけだと、炎に近づきにくいので、テーブルもあわせてセッティングするといいですね。
焚き火にあたりながら食器や椅子を近づけることができ、さらにステキな時間となるはずです。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。