ピコグリルについて
ピコグリルは、1983年にスイスで創業したSTC(スノートレッカーカンパニー)社の焚き火台です。
ピコグリルの構造はいたってシンプルで、シェルと呼ばれる薪などを燃やす火床板とフレームのみ。組み立ても数分で完了してしまいます。
ピコグリルは、シンプルで丈夫なので、さまざまなアウトドアのシーンで大活躍してくれますよ。
ピコグリルの5つの特徴とは
コンパクト
ピコグリルの最大の特徴は、コンパクトで持ち運びにとても便利なところです。
代表的なモデル「ピコグリル398」の重さは約450g、折りたたんだときの大きさは、A4サイズの紙用紙(22×31cm)程度です。
おおよそ倍の大きさがある「ピコグリル760」の場合でも、重さ約750g、折りたたんだときの大きさは、A3サイズ(45×30cm)程度というから驚きです。
特筆すべきは、折りたたんだときの薄さ。専用収納ケースにしまったときの厚みは約1㎝ほどなので、ザックなどに入れてどこにでも持ち運べます。
設営が簡単
ピコグリルは、シェルとフレームだけというとてもシンプルな構造をしているので、説明書を見なくても簡単に組み立てることができます。
シェルと呼ばれるステンレス製の火床板を、くの字形に開き、フレームと組み合わせるだけ。わずか数分で組み立て完了です。
キャンプ場で販売している薪をそのまま燃やせる
キャンプ場で販売されている薪の長さは、約30㎝から40㎝程度が多いです。
ピコグリルなら、多少大きい薪もステンレス製の火床板にどんと置いて、そのまま燃やすことができます。
薪が大きすぎて切ったことがある人ならわかると思いますが、薪を切るのはかなりの重労働。
ピコグリルだったら、薪をノコギリで切る労力が不要です。
燃焼効率が良い
シェルと呼ばれるステンレス製の火床板にスリットが入っているため、換気性が良く火がよく燃えます。大きな薪も驚くほどよく燃えてくれますよ。
調理がしやすい
フレームがしっかりしているので、上に鍋やケトル、フライパンなどを載せて調理しやすい構造をしています。
市販の網や鉄板を載せると、焼きものやバーベキューなども楽しめますよ。
ピコグリルの使い方
出典:youtube動画:ヒロシちゃんねる
ピコグリルの使い方についてご紹介します。
ピコグリルは、解説書を見なくても、すぐに組み立てて薪が燃やせるシンプルな構造です。
以下に、ポイントをわかりやすくまとめました。
設営から火起こしまで
【組み立て】
フレームを開いて立体にし、シェルと呼ばれるステンレス製の火床板を開いて、くの字形にします。
あとは、シェルに4カ所あるはめ込みをフレームに固定したら組み立て完了です。
【火起こし】
シェルの上に丸めた新聞紙などを置き、その上によく乾いた細い枝を置いて、新聞紙に火をつけます。
新聞紙から枝に火が移ったら、枝を徐々に太くしていき、最終的に薪が燃えるように火力を強めていきます。
撤収
ピコグリルで焚火を楽しんだら、マナーをしっかり守って後片付けをするようにしましょう。
燃えカスや灰などの処理は、火消し壺(ステンレス製の密閉できる容器)があると便利です。
火消し壺がない場合は、しっかり水をかけて、火の気がないことを確認してから、ごみ袋などに入れて持ち帰ってください。
できるだけ、焚火をした後が残らないように、潔く撤収しましょう。
おすすめのピコグリルと便利アイテムをご紹介
ピコグリルは、Amazonなどのインターネット通販で、手軽に購入することができます。
ピコグリル398
ピコグリルの中でもっとも売れているメジャータイプです。
折りたたんだときの正確な大きさは、33.5cm×23.5cm、厚み1cm(重さ約450g)。
とてもコンパクトなため、どこにでも持ち運べて、すぐに焚き火が楽しめます。
ピコグリルがもっと楽しくなる便利アイテム
ピコグリルをより有効活用できる周辺アイテムをご紹介します。
BUNDOK(バンドック) バーベキュー 焼き網
ピコグリルとセットで網もそろえておくと、バーベキューや串焼きに便利ですよ。
フライパンや鍋を使う際にも、安定して調理がしやすくなります。
SOTO ステンレスダッチオーブン
新潟県燕三条で造られている、とても頑丈なダッチオーブン。
アウトドアのさまざまなシーンで大活躍してくれます。
大きさは、幅35×高さ16cm×奥行28、分厚いステンレス製のためお手入れも楽です。
キャプテンスタッグ バーベキュー用 火消しつぼ
焚き火の後片づけが、グンと楽になる火消し壺です。
燃えカスや灰を、そのまま火消し壺に入れて持ち帰るだけ。
しっかり密閉して空気を遮断するので、燃え残りがあった場合でも自然に消えます。