※このページにはアフィリエイトリンクが含まれています。
ナイトダイビングや洞窟ダイビング、沈船ダイビングなどには水中ライトが欠かせません。そのためにも水中ライトの正しいつかい方と注意点を知っておく必要があるでしょう。ナイトダイビングにもつかえるおすすめの水中ライトをご紹介します。
 

水中ライトはダイビングの必需品

ナイトダイビング 水中ライト

 

水中ライトはナイトダイビングをはじめ、洞窟(カバーン)ダイビング、沈船(レック)ダイビングなどで使用する器材と思っている人がいるかもしれません。

しかし、昼間のダイビングでも岩の割れ目を覗いたり、深いところで自然の色を再現したりと、さまざまなシーンで水中ライトがつかわれています。

また、ナイト、カバーン、レックなどの特別なダイビングでは、少なくとも2本の水中ライトを携行することが推奨されています。

そのうち大型のものをメインライトとして使用し、メインライトが故障した時のバックアップとして補助ライトを携行します。

さらに、ストロボライトや使い捨てのケミカルライトを、タンクバルブやスノーケルなどに付けて使用することもあります。

視界の悪い場所でストロボライトやケミカルライトをつかうことで、容易にダイバーの位置を確認することができ、かりにメインとバックアップのライトが共に故障してしまった場合でも、真っ暗になることだけは避けられます。

このように水中ライトにはさまざまなつかい方があり、幅広いダイビングのシーンで利用されているのです。

 

水中ライトの種類

ナイトダイビング 水中ライト

 

水中ライトには、大きく分けて充電式と電池式の2種類があります。

充電式の水中ライトのほうが一般的により強力ですが、持続時間が短く限界に近づくと急激に力を失うという特性があります。

一方、電池式の水中ライトは充電式に比べてバッテリーの持ちは良く、力の落ち方もゆっくりとしているが特徴です。

当然ながら、充電式の水中ライトは使用の前に充電が必要ですが、充電に要する時間は4~12時間、あるいはそれ以上の長い時間を要するバッテリーもあるため、すぐに水中ライトをつかいたいのなら電池式のものが良いでしょう。

また、充電式の水中ライトにつかわれているニッカド乾電池は、取り扱いを誤ると故障を起こしやすく注意が必要です。

普段からわずかに放電させて、すぐに短時間の充填をするといったつかい方をしてきたバッテリーには部分充電のメモリ(記憶)と呼ばれる性質が変化し、短時間しか使用できないバッテリーになってしまいます。

そのため、充電式水中ライトを使う際には、できるだけ頻繁に使用し、ダイビング後は決められた時間を正しく充電するなど、正しいメンテナンスを心がけましょう。

 

水中ライトの使い方と注意点

ナイトダイビング 水中ライト

 

いくら水中ライトといえど、モジュール内部に海水が侵入すれば壊れてつかえなくなってしまいます。

しかし、水の侵入はすべてOリングと呼ばれるゴムパーツが防いでいます。

そのため水中ライトを使用する前は、Oリングに傷や破損がないかしっかり確認し、専用のグリスを薄く塗っておくことが重要です。

このとき、グリスを塗り過ぎるとOリングが溝から浮いたり、ホコリや髪の毛などが付いたりして水没の原因となることがあるので十分に注意しましょう。

水中ライト使用時のルール

ナイトダイビング 水中ライト

 

ナイトダイビングで水中ライトを使用する時は、次のルールを守り、注意深く取り扱うように心がけましょう。

 

メインライトは常灯が基本

ナイトダイビングでは、エントリーする前からメインライトを点灯し、エキジットするまでつけっぱなしが基本です。

 

ライトをバディの顔に向けない

ライトの強い光を直視すると、一時的に目が見えなくなることがあるので、バディの顔に向けてライトを向けないように注意しましょう。

 

水面をライトで照らさない

水面近くには、口先の尖ったダツという魚がいて、水中ライトの光に反応して突っ込んでくることがあります。

そのためナイトダイビングでは水面にライトを当てないように注意しましょう。

 

水中ライトを使ったサインを覚えておく

水中ライトをつかったサインの方法を覚えておきましょう。

バディのライトが照らす先で、円を描くように回すと「OK」、ライトを激しく振ると「NO」の意味があります。

また、 ハンドシグナルをつかうときは、自分の手にライトを当ててバディに知らせるようにしましょう。

 

ナイトダイビングに使えるおすすめ水中ライト

ナイトダイビング 水中ライト

 

ナイトダイビングに使えるおすすめの水中ライトをご紹介します。

 

メインライトに使える大光量のLED水中ライト

ナイトダイビングのメインライトにつかうなら大型のレンズをもった、1,000ルーメン以上の光量があり継続時間の長い水中ライトのおすすめです。

大型の水中ライトには、水中で保持しやすいようにピストル型またはランタン型のグリップがついており、ライトが手から離れても失わないようにするリストランヤードが付属しいています。

また、このクラスの水中ライトはほとんどが充電式バッテリーとなるため、長い目で見てコスパも良いでしょう。

RGBlue(アールジーブルー)System01
RGBlue(アールジーブルー)System01

 

水中カメラにも使えるコンパクトLED水中ライト

水中ライトの進化は著しく、ハロゲンやHIDは過去のものとなり、現在はLEDを使った水中ライトが主流になっています。

さらに、コンパクトで大光量の水中ライトも多数開発されるようになり、ナイトダイビングのメインライトとしてはもちろん、水中カメラに取り付けてターゲットライトとしてつかえる水中ライトもあります。

Wurkkos ダイビングライト DL70
Wurkkos ダイビングライト DL70

BCのポケットに収まる小型の補助ライト

ナイトダイビングのサブライトとしてつかうなら、単2電池またはさらに小型の乾電池を使用する水中ライトがおすすめです。

小型の電池をする使用するため、コンパクトな設計になっており、BCDのポケットに入れても邪魔になりません。

持ち運びにも便利なため、アウトドア用の防水型ライトとしても使用することができます。

Underwater Kinetics SL4 eLED MK2 ダイビングライト
Underwater Kinetics SL4 eLED MK2 ダイビングライト

ナイトダイビング中の目印になるケミカルライト

ケミカルライトには、つかい捨てタイプと電池で発光するタイプがあります。

ケミカルライトの光はごく弱いものですが、水中で全く何も見えないといった状況から救ってくれ、ブイや潜降ライン、水域の目印としても役に立ちます。

ルミカライト 大閃光アーク 25本入り オレンジ
ルミカライト 大閃光アーク 25本入り オレンジ
 
水中ライトのつかい方や注意点、おすすめの水中ライトをご紹介してきました。水中ライトはあればナイトダイビングや洞窟、沈船などのダイビングはもちろん、昼間のダイビングでもつかえるシーンがたくさんあります。水中ライトの正しいつかい方と注意点を知って、ダイビングの楽しみ方を広げてみてはいかがでしょうか。

ライター

Greenfield編集部

自然と向き合い、環境に配慮しながらアウトドアスポーツを楽しむ人に向け、自分や周囲のウェルビーイングの向上につながる情報をお届けします。