タオ島のダイビング
タオ島は1日に1度しか潮の干満がないという他には類のない特殊な環境と1年中暖かな水温、そして何よりも圧倒的な魚の数を誇るダイビングスポットです。
海はソフトコーラルの色合いがとても多彩で、写真好きのダイバーには絶好のロケーションになっています。
そして、タオ島のダイビングで一番人気なのが、ダイバー憧れのジンベイザメです。
タオ島のダイビングは、3月頃から10月頃までがベストシーズンとなりますが、ジンベイザメを狙うならゴールデンウィーク頃がもっとも高確率です。
タオ島なら、魚影、カラフルな海、ユニークな生態、見るものすべてが斬新かつ面白いダイビングを楽しめるはずです。
タオ島のダイビングスタイル
タオ島ではダイビングポイントが近いので午前2ダイブ、午後2ダイブの1日4ダイブが基本になります。
ポイントによってはランチ付きのデイトリップになる場合もありますが、ほとんどの場合、午前のみで昼は島に戻ってランチを食べて、午後また出かけるといったスタイルです。
また、お店にもよりますが、タオ島はガイディングも超ていねいなうえ殿様ダイビングのようなサービスが受けられます。
そんな楽ちんダイビングができるのもタオ島の魅力のひとつです。
タオ島のトラベル情報
タオ島への行き方は、まずはタイの首都バンコクへ向かい、国内線でサムイ島に飛んだらフェリーでタオ島に渡ります。
日本からバンコクまでの国際線はフライト数も多く、国内の主要空港からさまざまな航空会社の便が運航しているのでアクセスは良好です。
また、バンコクからサムイ島へ国内線の所要時間は1時間強とあっという間ですが、サムイ島とタオ島間のフェリーはさほど便数が多くなく、フェリーは3つの会社から出ていてそれぞれ港が異なるので注意が必要です。
サムイ空港から車で15~30分はどの場所になる港に着いたら、タオ島までおよそ2時間の船旅ですが、途中でバンガン島に停泊するフェリーが多いので、間違えて降りないようにしましょう。
タオ島のパッケージツアーならサムイ島に前泊または後泊する旅行プランもあるので、自分にぴったりの旅行スタイルを選びましょう。
タオ島の宿泊事情
タオ島の港周辺や、車で10分足らずのサイリービーチ周辺にリゾートホテルやゲストハウス、ビーチコテージなどが集中しています。
また、島のあちこちにリゾートホテルが点在していますので、宿泊重視のダイバーも満足できるはずです。
ただし、できるだけダイビングサービスの近くの宿泊施設を選ぶのをおすすめします。
タオ島のアフターダイブ
潮が引くと美しい砂浜が現れるタオ島北部のナンユア島は、アフターダイブでぜひ訪れてみたい場所です。
現地のダイビングサービスに連れて行ってもらったり、自分たちでピックアップトラックのタクシーを呼んだりして出かけることもできます。
また、タイということもあり日本でもブームになったパクチーを思う存分食べられますし、世界三大スープのひとつトムヤンクンも本場の味が楽しめます。
タオ島にもパクチーの入ったタイ料理のお店はたくさんありますが、苦手な人はパクチー抜きのオーダーできるので安心です。
タオ島のおすすめ3大ダイビングスポット
タオ島のダイビングスポットは島の周りにずらりと点在しており、ほとんどのポイントはボートで20分以内とアクセスの良さが特徴です。
いずれのポイントも比較的風に強いのですが、11月~1月頃の雨季は海況が荒れやすくなるので注意しましょう。
そんなタオ島の3大ダイビングスポットを見てみましょう。
チュンポンピナクル
チュンポンピナクルは水深-30mから立ち上がる細長い根が魚たちの大きな漁礁になっているポイントです。
ヤイトハタ、キンセンフエダイの大群に、バラクーダやヨロイアジの仲間などの大型回遊魚が多く見られます。
ここは人気No.1のジンベイザメもよく現れるポイントです。
セイルロック
タオ島からサムイ島方面へ約2時間ボートを走らせた大海原に忽然と姿を現す岩がセイルロックです。
岩の周囲は恰好の漁礁になっていて、ギンガメアジ、ツムブリ、メアジの仲間、ツバメウオの群れなどが豊富に見られます。
サウスウエストピナクル
サイリービーチから1時間ほど南西に向かった大海原から立ち上がる根がサウスウエストピナクルです。
根が見えなくなるほどのテルメアジとキンセンフエダイが根付いており、それを狙ったヨコシマサワラなどが突進してくる姿など、ダイナミックなダイビングが楽しめます。