ボトルケージの活用法
ボトルケージは、ロードバイクをはじめ、クロスバイクやマウンテンバイクにも一般的に取り付けられているアイテムです。
最近では、100円ショップでも取り扱われるようになりました。
では、ボトルケージはどういったシチュエーションで使用されるのでしょうか。
走行中の水分補給
ボトルケージ本来の活用法は、ドリンクボトルを手の届く範囲に置いておく目的です。
ロードレースでは、自転車に乗っている時間は3時間にもおよび、そのあいだは補給はもちろん、場合によっては排泄まで自転車に乗ったまま行うこともあります。
そのため、手の届く範囲にボトルを置いておくためにボトルケージを取り付ける必要があるのです。
趣味で乗っている場合は、どうしても走っている間に水分補給しなければいけないということはありません。
ですので、乗り心地は劣りますがリュックを背負ってボトルを入れておくという方も少なからずいます。
ただし、こだわらなければ高いものでもないので、ボトルゲージは取り付けておくことをおすすめします。
荷物の収納
もうひとつの目的が、荷物を収納する目的。
ロードバイクではサドルバッグを取り付けて、そこに小物や工具を入れておく方も多くいます。
しかし、意外と収納力がなく、財布や携帯電話でいっぱいになってしまうことも。
また、重たいサドルバッグを重心の高い位置に取り付けることで、乗り心地も損なわれます。
そこで最近人気なのが、ボトルケージに収納できるツールケースです。
一般的にはボトルケージは2つ取り付けられるので、ひとつをボトルに、もうひとつを収納スペースとして使う方法です。
工具類をツールケースに入れてボトルケージに入れておけば、複数の自転車で工具を使いまわすときにも載せ替えが楽になります。
また、サドルバッグに手回り品を入れておくこともできます。
専用品もありますが、サングラス用の大きいメガネケースでも代用できますよ。
ウインドブレーカーや輪行袋もなどを丸めておけば、同じくボトルケージに収納しておくことも可能です。
ボトルケージはどのように選ぶのか
プロのロードレースでは、基本的に専用のドリンクボトルを前提に設計されたボトルケージを使用します。
しかし、趣味の世界では用途はそれに限らないので、さまざまな種類のボトルケージがあります。
じつは、用途を間違えると使い物にならないという場合もあるので、注意して選ぶようにしましょう。
ドリンクボトル用
プロのロードレーサーも使うドリンクボトルでは、ボトルのクビレに爪をひっかける形で保持するボトルケージを使用します。
基本的にプラスチックやカーボンなどでできたシンプルなつくりなので、軽量というメリットもありますね。
ただし、ドリンクボトル用のボトルケージは、クビレのないツールケースやペットボトルを保持する目的には適していません。
ボトルケージをフレームに2つ取り付けられる場合は、ひとつだけドリンクボトル用のボトルケージにしておくといいでしょう。
ペットボトル・ツールケース用
趣味で乗る場合、ボトルケージにはペットボトルやツールケースを置く役割もあります。
これらはドリンクボトルを保持する場合とは違い、挟み込んで保持します。
金属製でテンションで挟み込むものや、プラスチック製でアジャスター付きのボトルケージを選びましょう。
こういったものは太く重いドリンクボトルを保持する力は弱く、段差を走ったときにボトルが飛び出てしまうこともあるので注意が必要です。
ボトルケージの取り付け方法
一般的にロードバイクには、ボトルケージ取り付け用のボルトが取り付けてあります。
しかし、一部取り付け穴がない場合や、エアロロードでは1ヶ所にしかない場合もあります。
それぞれの取り付け方法が異なるので、購入前にお持ちのロードバイクはどういう取り付け方法になるのか確認しておきましょう。
ボルトで取り付けられる場合
ほとんどのロードバイクには、フレームのシートチューブ(サドルからクランクに伸びるパイプ)と、ダウンチューブ(ハンドルからクランクに伸びるパイプ)に取り付け用のボルトがあります。
場合によっては、ディレイラー(変速機)などに干渉しないようスペーサーも標準装備されていることもあります。
ビスは基本的に、そのままボトルケージ取り付け用に使用しても問題ありません。
アーレンキーでビスをはずし、ボトルケージを取り付けましょう。
重いボトルを入れると意外に負担の大きい部分になるので、ボトルケージが割れない程度にしっかり締めこんでおきましょう。
ボルト穴がない場合
ボルトの穴がない場合、通常のボトルケージは取り付けることができません。
一部、ベルトなどで取り付けるタイプのボトルケージがあるので、そういったものを選んで取り付けましょう。
ベルトタイプであればシートポストなどにも取り付けられるので、フレームにすでに2つ取り付けてしまったが、もうひとつボトルケージがほしいと言う場合にもおすすめです。
また、フレームではなくサドルに取り付けるボトルケージもあります。
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Greenfield編集部
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