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冬キャンプで気をつけたいのは、食材が凍ってしまうことです。凍結を防ぐには、断熱材が使われた保温ボックスがおすすめですが、クーラーボックスでもOKです。今回は冬キャンプで保温するためにおすすめのクーラーボックス6選と選び方を紹介します。

 

冬キャンプで使う保温ボックスとは

冬キャンプ 保温ボックス

冬キャンプでは、気温が0度を下回って食材が凍結するおそれがあるので、保温する必要があります。発泡スチロールや発泡ウレタンなどの断熱材が使われたクーラーボックスなら、保温にピッタリです。

クーラーボックスは、外気をシャットアウトし、庫内の温度を保つもの。気温が0度を下回っていても、ボックス内は0度以上をキープして、食材の凍結を防げます。夏場に活躍したクーラーボックスが、素材によっては、保温ボックスとしても使用可能です。

 

保温ボックス選びのポイント

冬キャンプ 保温ボックス

冬キャンプの保温ボックスはどのように選べばいいのか、ポイントを紹介します。

①外装の素材で選ぶ

保温ボックスとなるクーラーボックスは、ハードタイプとソフトタイプの2種類にわけられます。

ハードタイプ

ハードタイプのクーラーボックスは、硬質な外装の内部に断熱材が詰まっており、外気をシャットアウトしやすいのが特長です。ソフトタイプよりも断熱性能の高いものが多いので、食材をよりたくさん、かつ長く保温したい大人数や連泊での冬キャンプにおすすめです。

折りたためず、ソフトタイプよりも重くて持ち運びづらいのが弱点といえます。

ソフトタイプ

ソフトタイプのクーラーボックスは、やわらかい素材でできていて、使わないときには折りたたんでコンパクトになります。軽量なものが多いので、持ち運びにはとても便利です。

しかし、ハードタイプと比較すると保温力に劣るものが多く、食材の少ないソロキャンプや、保温する時間の短いデイキャンプにおすすめです。

②断熱材の素材で選ぶ

保温ボックスとなるクーラーボックスは、断熱材の種類によって保温力が異なります。

発泡スチロール

発泡スチロールは、クーラーボックスの断熱材のなかで最も安価な素材で、軽量です。保温力は、真空断熱パネルや発泡ウレタンと比べると劣るので、長時間保温する必要のないデイキャンプにおすすめです。

1万円以下の安価なクーラーボックスは、その多くが発泡スチロールの断熱材を使用しています。購入前に素材を確認してみましょう。

発泡ウレタン

発泡ウレタンは、発泡スチロールよりもやや高い断熱性能をもっており、ソロキャンプや1泊2日程度のグループキャンプに最適です。

断熱性能・軽さ・価格のバランスに優れています。保温ボックスとしてはもちろん、夏場の保冷ボックスや、釣りやBBQなどのアウトドア全般で使いやすいといえるでしょう。

真空断熱パネル

真空断熱パネルは、真空層を断熱材としており、発泡スチロールの約10倍という高い断熱性能をもっています。

その分、高価なものが多いのと、重さが弱点となります。断熱性能が高いため、2泊以上の連泊や大人数でのグループキャンプにおすすめです。

冬キャンプにおすすめの保温ボックス6選

冬キャンプ 保温ボックス

冬キャンプにおすすめの保温ボックスを6種類紹介します。購入時の参考にしてみてください。

①キャプテンスタッグ「シエロ クーラーボックス14」

断熱材に発泡スチロールが使われた、ハードタイプのクーラーボックスです。耐熱温度が約80℃で、カイロや温かいペットボトルなどを入れておくことで保温力が向上します。

14Lの小さめサイズはコンパクトで持ち運びに便利です。食材があまり多くないソロキャンプや、少人数でのデイキャンプにおすすめです。

キャプテンスタッグ  シエロ クーラーボックス14
キャプテンスタッグ  シエロ クーラーボックス14

②シマノ「アブソリュートフリーズ ベイシス 40L」

断熱材に発泡ウレタンが使われており、密閉性の高い開閉機構になっています。保冷力・保温力とも高い、ハードタイプのクーラーボックスです。レバーを下げることで蓋が本体に圧着されるので、冷たい外気をシャットアウトし、食材をまもります。

40Lの容量でたくさんの食材を入れられます。約70時間の保冷力が実証されているだけあり、2泊以上の連泊やグループでの冬キャンプに最適です。

シマノ  アブソリュートフリーズ ベイシス 40L
シマノ  アブソリュートフリーズ ベイシス 40L

③ダイワ「ライトトランクα ZSS2,400」

釣具メーカー「ダイワ」の商品のなかでも、断熱性能が最も高い6面真空断熱パネルが使われた、ハードタイプのクーラーボックスです。

24Lサイズは、氷が約98時間も持続する断熱性能となっており、冬キャンプでの保温ボックスとしてはもちろん、真夏のキャンプなど、オールシーズン活躍してくれます。

500mlのペットボトルが縦置きできるサイズに設計されている点が魅力的です。軽いけれどしっかりしたボディは、座る目的での使用もOK。椅子と兼用して荷物を減らしたい人や、大人数でのキャンプの際に重宝するでしょう。

ダイワ  クーラーボックス ライトトランクα
ダイワ  クーラーボックス ライトトランクα

④サーモス「ソフトクーラー RFD-005」

5層の断熱構造によって、高い保温力を実現したソフトタイプのクーラーボックスです。5Lの容量は、ジュースやお酒などの缶飲料やペットボトルの凍結を防ぐのに最適なサイズです。

使わないときにはコンパクトに折りたためるため、バイクや自転車でのツーリングキャンプや、身軽に楽しみたいソロキャンプにピッタリです。

サーモス ソフトクーラー 5L 
サーモス ソフトクーラー 5L 

⑤コールマン「アルティメイトクーラーⅡ 35L」

高い断熱性能の35Lサイズのソフトクーラーボックスです。耐水圧25,000mmと防水性も高く、急な雨や雪からも食材を保護します。

2Lのペットボトルが12本と、たっぷり収納可能なので、連泊する人や、大人数で楽しみたい人にぴったりのアイテムです。

コールマン アルティメイトアイスクーラーⅡ 35L
コールマン アルティメイトアイスクーラーⅡ 35L

⑥ダイワ「ソフトクールEX 4500」

発泡ポリエチレンと発泡ウレタンを組み合わせた7層の断熱構造によって、約78時間の氷持続を実現したソフトクーラーボックスです。PVC素材のインナーは外せるので、汚れてしまっても簡単に洗い流せます。

45Lのサイズはソフトクーラーとしては珍しい大容量で、連泊やパーティーキャンプに活躍するでしょう。

ダイワ  ソフトクールEX 4500
ダイワ  ソフトクールEX 4500
 
食材の凍結を防げる保温ボックスは、気温が0度を下回る環境での冬キャンプにおいて欠かせないアイテムです。庫内の温度を保てるクーラーボックスなら、保温ボックスとして使うのにピッタリで、夏場の保冷にも使えるため1つは持っておくと便利でしょう。保温ボックスとして使うときは、温かいペットボトルを入れておくのもおすすめです。冬キャンプのおともに、使いやすい保温ボックスを探してみてください。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。