パラオのダイビングツアー
パラオはミクロネシア諸島に位置し、大小500以上の島々からなる自然豊かなリゾートアイランドです。
ダイビングはもちろんですが、世界遺産に登録されていた「ロックアイランド」や乳白色の海「ミルキーウェイ」、潮が引いた時だけ表れる「ロングビーチ」などなど、観光スポットとしても人気のエリアです。
パラオに行くにはグアム経由が一般的ですが、季節によって直行便もあるので、日本から約5時間程度で行くことができます。
年平均気温は26~27℃と海洋性気候のため夏服で大丈夫ですが、ホテルの冷房が強いので羽織れるものがあると便利です。
また、パラオは親日国としても有名で、パラオ共和国の国旗は日本の日の丸を模倣したデザインだったり、パラオ人の名前や言葉にも日本語が使われていたりと、日本と深いつながりがある国なのです。
国名 | パラオ共和国 |
ビザ・パスポート | 30日以内であればビザ不要。パスポートは6カ月以上の残存期間が必要。 |
時差 | なし |
言語 | パラオ語と英語。ホテルやダイビングサービスには日本人スタッフも多く言葉の心配はありません。 |
通貨 | USドル。ホテルなどではトラベラーズチェックの使用可。 |
電圧 | 日本の家電製品はそのまま使えます。ただし、長時間使用には変圧器が必要。 |
パラオのダイビングスタイル
パラオへダイビングツアーに行くなら、カジキやハンマーヘッドなどの大物遭遇率が高くなる乾季(12~5月)がベストシーズンです。
ダイビングスタイルは、コロールの港からダイビングボートでポイントに移動して、午前中に2ダイブ、無人島などでランチを済ませた後に3ダイブというのが一般的です。
また、大型のダイビングクルーズ船に宿泊しながらショートトリップに出たり、カープ島などの離島にステイしてリゾートダイビングを楽しむなど、さまざまなダイビングスタイルもあります。
パラオのダイビングポイント7選
パラオのダイビングツアーに行ったら、絶対に潜りたいダイビングポイントをご紹介します。
ブルーコーナー
パラオを代表するダイビングポイントが、大物遭遇率NO,1と称えられる「ブルーコーナー」です。
V字型に張り出している根の先端は水深130mまで落ちるドリップオフで、グレイリーフシャーク、ナポレオン、マダラトビエイ、ギンガメアジやバラクーダの群れ、ロウニンアジ、ウミガミなどの大物が、次々とやってきます。
パラオで最も人気のあるダイビングポイントです。
ジャーマンチャネル
パラオでマンタに逢いたいなら「ジャーマンチャネル」がおすすめです。
外海と内海を結ぶチャネル付近にある砂地がマンタのクリーニングステーションになっており、高確率でマンタに逢うことができます。
ほかにもギンガメアジの群れやサメ、砂地にはジョーフィッシュやガーデンイールなども多く、マンタ待ちの時間も退屈しないでしょう。
ブルーホール
パラオで一度は潜ってみたいポイントのひとつが「ブルーホール」です。
根のうえに4つの縦穴があり、すべての穴が下のドーム状の大きな空間が繋がっています。
太陽が頭上にくる時間帯に合わせて潜ると、縦穴から差し込む幻想的な光のカーテンを楽しむことができます。
ニュードロップオフ
魚影の濃さではブルーコーナーにも引けをとらないと言われるポイントが「ニュードロップオフ」です。
ドロップオフの先端付近ではギンガメアジやロウニンアジ、サメ、カスミチョウチョウウオやクマザサハナムロの群れが見られます。
ウーロンチャネル
ドリフトダイビングを楽しみたい人には「ウーロンチャネル」がおすすめです。
サンゴやソフトコーラルがびっしりの水路(チャネル)をドリフトしていくダイビングスタイルで、流れに身を委ねているだけで景観を楽しむことができます。
チャネルの入り口ではギンガメアジやグレイリーフシャークなどに逢うことができます。
ペリリューコーナー
経験を積んだダイバーしか潜ることのできない上級者向けのポイントが「ぺリリューコーナー」です。
とくに流れが強い時は、レギュレーターが水圧に押されてフローしたり、自分の吐いたエアが横に流れるほどです。
魚影が濃く、カジキやハンマーヘッドなどの大物を狙えるポイントです。
シャンデリアケーブ
ダイバーしか入ることのできない海中鍾乳洞が「シャンデリアケーブ」です。
水中にある洞窟を進むと3つのエアドームがあり、浮上すれば天井から釣り下がるシャンデリアのような鍾乳石を見ることができます。
深度が浅いため、3本目に潜ることの多いポイントです。
その他
パラオには現在でも太平洋戦争の遺跡が多く残っており、海底に沈む戦闘機や沈船などのレックポイントが多数あります。
コロール港から遠くない浅瀬のリーフのうえに沈むゼロ戦は、ダイビングポイントへの移動の途中などにスノーケリングで見ることができるので、パラオの歴史を知るうえでも一度は訪れておきたい場所です。
また、戦争遺跡をむやみに傷つけたり、持ち帰ったりすることは絶対に止めましょう。
安全装備を忘れずに!
パラオでダイビングをするときは、安全のためシグナルフロートの携行が法律で定められています。
できれば、緊急アラートやカレントフックなどの安全装備も忘れずに準備しておいたほうが良いでしょう。
また、ダイビング器材やセーフティーグッズはレンタルも可能ですが、上級者向けのダイビングポイントが多いため、使い慣れた自分の器材を持参することをおすすめします。