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見ると幸せになるといわれる星、「カノープス」をご存知ですか?キャンプの夜は焚火や温かな食事が醍醐味ですが、都会では味わえない広い空で、天体観測をするのもおすすめです。しかし、カノープスはどこでも見られるわけではありません。そこで今回は、カノープスが見える可能性が高いキャンプ場をご紹介します。

カノープスとは?

カノープスが見えるキャンプ場 全国厳選

まずは、カノープスとはどのような星なのか、チェックしてみましょう。

見ると幸せになるといわれている星

カノープスを見ると、「長生きができる」「幸せになれる」といわれています。古代中国では、『南極老人星』とも呼ばれていますよ。

カノープスは見られるチャンスが少ないため、ラッキーな星とされていると考えられます。詳しくは後述しますが、観測するには場所や時間が限られる星です。

冬に南からあらわれる星

カノープスが見られる季節は冬で、方角は南の空の地平線近くです。地平線に近いと大気を吸収するため、少し暗く赤色に輝いています。

おおいぬ座のシリウスに次いで2番目に明るい星なので、一度見つければ、見逃すことはないでしょう。

観測できる場所が限られる星

出会える場所が限られているのも、カノープスの特徴です。日本では、東北より北では見られません。北限は福島県いわき市あたりまでです。沖縄県は南中高度が高いので、見えやすいでしょう。

カノープスを観測できる地域でも、南の空を見渡せる場所で探すようにしてくださいね。周辺にあまり明かりがない暗い場所や、できるだけ高い場所での観測がおすすめです。

カノープスが見えるかも?星がきれいなキャンプ場5選

カノープスが見えるキャンプ場 全国厳選

カノープスが観測できる可能性が高いキャンプ場をご紹介しましょう。

①【東京都】都立多幸湾公園ファミリーキャンプ場

カノープスが見えるキャンプ場 全国厳選

東京湾に浮かぶ離島、神津島の天上山のふもとにあるキャンプ場です。東京から高速ジェット船で約3時間20分。都会の喧騒から離れ、大自然のなかで思い切りキャンプを楽しみたい方におすすめですよ。

天候に恵まれれば、夜は空一面に星空が広がります。キャンプ場から歩いて約45分の場所にある「三浦湾展望台」は、星空を観察するのに絶好の場所。南の方角に水平線があるので、冬は「カノープス」を観測できるのだとか。

また、キャンプ場から海水浴場までは、徒歩5分くらいで行けます。冬のカノープス観測だけでなく、夏は海でも楽しめるでしょう。

住所 東京都神津島村字榎木が沢2
電話番号 04992-8-0661
※電話受付時間 8:30~17:00
公式サイト 都立多幸湾公園ファミリーキャンプ場

②【山梨県】富士ヶ嶺 おいしいキャンプ場

カノープスが見えるキャンプ場 全国厳選

富士山のふもとにあるキャンプ場です。自然豊かな環境のなか、富士山を一望できます。

キャンプ経験に応じたサイトが用意されているのも魅力です。ウッドデッキ付きや電源付きサイト、ソロサイトなどがありますよ。

また、キャンプ場で育てた野菜や肉を購入できます。新鮮な食材を現地で調達できる、まさに「おいしい」キャンプ場です。

なお、キャンプ場の南東方向に富士山があります。カノープスを観測するためには、近くの富士ヶ嶺公園のほうなどに移動してみてくださいね。もしカノープスが見られなくても、富士山の上に広がる満天の星は、一見の価値ありですよ。

住所 山梨県南都留郡富士河口湖町富士ヶ嶺696
電話番号 050-8007-1120
公式サイト 富士ヶ嶺 おいしいキャンプ場

③【和歌山】潮岬望楼の芝キャンプ場

カノープスが見えるキャンプ場 全国厳選

日本最南端の地、和歌山県南紀にあるキャンプ場。海が近いので、釣りをしたり波の音を聞いたり、のんびりと過ごせるスポットです。

注意点としては、予約制ではなく、先着順であること。車やバイクの乗り入れはできませんが、芝生の広場に設営できます。炊事場がないので、調理の必要がない食べ物を持参するとよいでしょう。周辺にはスーパーや温泉がありますよ。

星空を観測するためには、キャンプ場の近くにある潮岬観光タワーに行ってみてください。タワーからは水平線がくっきりと見え、地球が丸いことを実感できるかもしれません。天気がよければ、カノープスを見つけやすいでしょう。

住所 和歌山県東牟婁郡串本町
電話番号 0735-62-0555(串本町役場)
公式サイト 潮岬望楼の芝キャンプ場

 

④【三重県】志摩オートキャンプ場

カノープスが見えるキャンプ場 全国厳選

三重県の志摩半島の先端に位置するキャンプ場です。電源のあるオートサイト・バンガロー・キャンピングハウスなどから、人数や好みに応じて選べます。

海まで歩いて約3分の立地。魚釣りやサイクリングを楽しめるだけでなく、近くには金比羅山ハイキングコースもあります。観光スポットも豊富なので、キャンプのついでに、伊勢神宮や志摩スペイン村、鳥羽水族館に足を延ばすのもよいでしょう。

キャンプ場のすぐ前の「あづり浜」では、2月ごろにカノープスの観察会が開催されます。焚火やBBQをしながら、星空観察を楽しめますよ。

住所 三重県志摩市志摩町越賀2279
電話番号 0599-85-6500
公式サイト 志摩オートキャンプ場

⑤【香川県】大川山(だいせんざん)キャンプ場

標高約1,042mにあるキャンプ場です。県立自然公園のなかにあり、香川県内でも自然を満喫できる場所。キャンプ場は町営と県営のエリアに分かれていますが、町営のほうが整備されていて、駐車場にも近いですよ。

キャンプ場のすぐ近くには、「まんのう天文台」があります。大川山のほぼ頂上にあるため、カノープスの観測にぴったり。ただし、天文台を利用できるのは、観望会のあるときだけです。事前に予約して、訪れるようにしましょう。

詳しくはまんのう町の公式サイトをご覧ください。

住所 香川県まんのう町中通1156-163番地
電話番号 0877-84-2165
参考サイト エピアみかど「大川山キャンプ場」

※この記事の情報は2023年3月時点のものです。内容が変更される場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPでご確認ください。

カノープスは冬の時期、南の地平線近くに見える星です。観測できる地域は、日本では福島県いわき市より南になります。住んでいるところでカノープスを見られなくても、キャンプ場ならチャンスがあるかもしれません。見ると幸せになるといわれている星だけに、大切な家族や友人と一緒に観測したいですよね。ぜひ今回ご紹介した情報を参考に、カノープスを見つけにキャンプに出かけてみませんか。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。